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16/03/13

資産運用・経済

超初心者でもわかるお金の授業 「投資信託」ってなに?

超初心者でもわかるお金の授業「投資信託」ってなに?

 金融や経済のことが苦手だけど、「老後貧乏になりたくない」「将来に不安が」という思いで、この記事を開いた女性読者が多いことでしょう。そんなみなさんにできる限りやさしく「投資信託」について解説していきます。


「投資信託」は株式や債券などが入った詰め合わせ

 「投資信託」というのは、金融機関が投資家からお金を少しずつ集めてひとまとまりにし、そのまとまったお金を専門家である運用担当者が運用する、金融商品のことです。

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 投資信託は、株式や債券などが入った詰め合わせです。お菓子で言えばバラエティパックをイメージしてみてください。

 トヨタ自動車や三井物産といった日本企業の株式だけが入った詰め合わせもあれば、GoogleやAppleといった海外の先進国の企業の株式だけ入った投資信託もあります。また、国債(国が発行する債券)や社債(会社が発行する債券)といった債券が入っている投資信託、不動産が入っている投資信託もあります。さらに株式だけ、債券だけ、という1種類ではなく、「国内株式と国内債券」「国内株と海外債券と国内不動産」というように、複数の国内外の資産がまとめて入っている投資信託もあります。

 投資信託というのは単なる「カゴ」の役割を果たしていて、そのカゴの中に色々な資産を入れられるし、資産の中身によって投資信託の性格は変わってくるということです。

 資産運用を考えるときには、自分の資産全体の「ポートフォリオ」を考えることが大切。ポートフォリオとは、「資産の組み合わせ」のことを指します。資産運用の王道は「分散投資」ですが、これは、最悪なケースを避けつつ安定的に利回りを得るためには必要な考え方です。

 投資信託一つ一つがポートフォリオの役割を果たしていて、自分で株や債券の分散を行わなくて良いので、便利な商品と言えます。

 初心者の方は、この「分散投資」をすぐに実施することは難しいでしょうから、投資信託を活用してみてはいかがでしょうか?


投資信託にはどんな種類があるの?

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 投資信託全体の概要については、図のようになっていますが、株式型、債券型、不動産型に分けることができます。株式型は、文字通り株式に投資するタイプの投資信託です。債券型は、国が発行している国債や一般企業が発行している社債などに投資するタイプの投資信託です。そして不動産型は、文字通り不動産に投資するタイプの投資信託です。


投資信託の運用スタイルは「パッシブ型」と「アクティブ型」の2つ

 投資信託は運用の違いにより「パッシブ型」と「アクティブ型」に分かれます。「パッシブ型」の中に、「インデックス型」というものがありますが、「インデックス型」とは、日本株式のTOPIX(東証株価指数)、日経平均、米国株式のS&P500などのような代表的な指数と同じ値動きを目指す運用をしています。このような運用方法自体の名前を「パッシブ運用」と呼びますが、商品名は「パッシブ型」となっていますのでパッシブ型で覚えておきましょう。

 ちなみに「指数」とは、東京株式市場のようなまとまった市場全体の動きを反映している「モノサシ」のようなものだと考えてください。インデックス型は市場全体に分散投資できるというメリットがあります。銘柄選択も機械的であり、ファンドマネージャーの腕は気にする必要はありません。

 インデックスファンドなどの「パッシブ型」と反対の運用スタイルが「アクティブ型」です。先ほど説明したような指数の値動きを上回ることを目指して運用しています。市場全体に投資するインデックス型と異なり、運用担当者が個別の会社を分析したり、市場を分析したりして、有望な会社、業種や国などを選んで投資しています。

 安定的に高い利回りを確保できるアクティブ型であれば選んでも良いかもしれませんが、仮にそんなアクティブ型があったとしても、ファンドマネージャーの報酬などが要因で手数料が高いのが一般的です。

 手数料を含めるとインデックス型とリターン(利益)に大差がなかった、なんてことはざらにあります。過去データを見ると、長期的に目標とする指数を上回る成績を上げられているアクティブ型の投資信託はかなり少数です。

 過去データからもわかる通り、資産運用のプロであったとしてもインデックス型より高い利回りを出し続けることは難しいということです。さらに過去データが良くても将来も良いというの必ず約束されているわけではありません。パッシブ型とアクティブ型のどちらがいいのか迷ったら、パッシブ型が良いでしょう。その中でも手数料が低い、インデックス型を選ぶことを強くオススメします。


投資信託は通常3つのコストがある

 最後に、投資信託を購入した時にかかる一般的な3大コストを説明しておきます。1つめは「購入手数料」です。その名の通り、購入する時にかかる手数料ですが、最近ではこの手数料がかからない商品が増えてきました。2つめは「信託報酬」です。投資信託を保有している間、継続的にずっとかかってくるコストになりますが、これは、あなたの代わりに銘柄を選び運用してくれる見返りにあたります。3つめは「信託財産留保額」。名前からは何のことかわかりづらいですが、投資信託を解約する時にかかる手数料になります。このコストがかからない商品も増えてきました。

 以上、投資信託について説明してきました。知っているだけではもったいないので、ぜひ多くの方に、知識を活用し投資行動に移してもらえば幸いです。

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Profile yorifujitaiki

頼藤 太希 (株)Money&You代表取締役社長/マネーコンサルタント

日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、ファイナンシャルプランナー(AFP)
慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生保にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に(株)Money&Youを創業し、現職へ。執筆、書籍の出版・監修、講演などを通じて日本人のマネーリテラシー向上に努めている。著書は「マンガでわかる! iDeCoのはじめ方 ライバルはイデ子! ?」(きんざい)、「税金を減らしてお金持ちになるすごい!方法」(河出書房新社)など多数。
FP Cafe運営者

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