22/01/24
楽天証券のiDeCo(イデコ)で買うなら…お金のプロが選ぶおすすめ商品ランキングベスト5
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楽天証券のiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)は口座管理手数料が安く、商品のラインナップも充実しています。そのうえ資料もわかりやすいので、安心して始められるでしょう。
しかし、実際に始めようとすると「どの商品を選べばいいかわからない」「どうやって組み合わせればいいかわからない」などと、悩みがでてくるものです。
今回は、iDeCoや投資信託選びの著書もあるマネーコンサルタント・頼藤太希さんが選んだ、楽天証券のiDeCoおすすめの商品をランキング形式で5本紹介します!楽天証券でiDeCoを始める方は、ぜひ参考にしてください。
●教えてくれたのは…
頼藤太希さん
Money&You代表取締役/マネーコンサルタント
慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生保にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に(株)Money&Youを創業し、現職へ。マネーコンサルタントとして、資産運用・税金・Fintech・キャッシュレスなどに関する執筆・監修、書籍、講演などを通して日本人のマネーリテラシー向上に注力している。『はじめての資産運用』(宝島社)『1日5分で、お金持ち』(クロスメディア・パブリッシング)『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂出版)など著書多数。日本証券アナリスト協会検定会員、ファイナンシャルプランナー(AFP)、日本アクチュアリー会研究会員。
楽天証券のiDeCo(イデコ)5つの特徴
楽天証券のiDeCoには、大きく次の5つの特徴があります。
● 楽天証券のiDeCoの特徴1:口座管理手数料が業界最安
iDeCoでは毎月、口座管理手数料がかかります。口座管理手数料の支払い先は、大きく次の3つに分かれます。
・国民年金基金連合会…月105円(税込)
・信託銀行…月66円(税込)
・金融機関(運営管理手数料)
国民年金基金連合会と信託銀行への手数料は、どの金融機関でも同じです。しかし、金融機関への運営管理手数料は、金融機関ごとに異なります。ですから、おすすめは運営管理手数料がなるべく少ない金融機関を選ぶことです。
その点、楽天証券は運営管理手数料が0円ですので、業界最安でiDeCoをスタートできるおすすめの金融機関だといえます。
「月数百円の運営管理手数料を取る金融機関が多い中で、無料はうれしいですね。手数料は少ないほど利益が出しやすくなります」(頼藤太希さん)
● 楽天証券のiDeCoの特徴2:低コストの商品が揃っている
楽天証券のiDeCoでは、全部で32本の商品を扱っています。
【楽天証券のiDeCoで購入できる商品】※()内は信託報酬(年率)の幅
・国内株式型 6本(0.176%〜1.705%)
・国内債券型 2本(0.154%・0.66%)
・国内REIT型 2本(0.275%・1.045%)
・外国株式型 5本(0.10989%〜1.463%)
・海外債券型 4本(0.187%〜1.54%)
・海外REIT型 1本(0.297%)
・国内外株式型 2本(0.212%・1.54%)
・バランス型 5本(0.163%〜1.292%)
・ターゲットイヤー型 3本(0.8575%〜0.8675%)
・その他 1本(0.895%)
・元本確保型 1本
元本確保型は定期預金の1本のみ。投資信託は国内・先進国を中心にさまざまな資産を幅広く揃えています。
「iDeCoは数十年にわたる投資になるため、信託報酬が安い投資信託を選ぶのが大切です。楽天証券の場合、信託報酬の幅は年0.10989%〜1.705%(税込)。0.1%台の商品も複数用意されています」(頼藤太希さん)
● 楽天証券のiDeCoの特徴3:パンフレットやセミナーなど、情報提供が充実
楽天証券のiDeCoのパンフレット「イマカラ」は、iDeCoの仕組みやメリット、年金受け取りまでの流れがコンパクトにまとまった一冊。きちんと説明しようとするとどうしても難解になりがちなiDeCoをわかりやすく説明してくれます。
また、iDeCoの制度や商品選びのポイント、情報の見方、さらには楽天証券の取扱商品まで、セミナーの動画が公開されています。見るだけで詳しくなれるでしょう。
「特にパンフレットがいいですね。他の金融機関が楽天証券のパンフレットを参考にしているといわれるほどです。ウェブサイトでも無料でダウンロードできます。ぜひチェックしてみてください」(頼藤太希さん)
●楽天証券のiDeCoの特徴4:AIチャットで問い合わせ可能
楽天証券のiDeCoのコールセンターには、専用ダイヤルが用意されています。コールセンターの受付時間は通常、平日の10時〜19時、土・日・祝日の9時〜17時となっています。
とはいえ、受付時間外に気になることがでてくることもあるかもしれません。そんなときには、24時間365日利用可能な「AIチャット」が便利です。質問を入力したり、画面の指示にしたがって操作したりするだけで、目的の回答にたどり着けるでしょう。
「土日でも電話で確認できたり、AIチャットで質問できたりするのは心強いですね」(頼藤太希さん)
●楽天証券のiDeCoの特徴5:サイトの運用画面がわかりやすい
楽天証券のiDeCoの資産は、証券口座のサイトで確認することもできます(楽天証券に口座開設する必要があります)。しかも、証券口座の資産とiDeCoの資産を同じIDで管理できるので、資産の状況が確認しやすくなります。
「長い付き合いになるからこそ、余計な手間はなるべくなくしたいものです。楽天証券ならば、ひとつのIDで資産を一元管理できますので、いちいちログインし直す手間が省けて便利です」(頼藤太希さん)
>>楽天証券のiDeCoはこちら
iDeCoの投資信託選び 6つの基準
iDeCoで投資信託を選ぶ場合の基準について、頼藤太希さんに教えてもらいました。以下その内容をかいつまんでまとめます。
●基準1:インデックス型・バランス型なら純資産総額は大きいほうがいい
・投資信託が効率よく運用をするには、ある程度以上の規模が必要
・純資産総額が大きくなると、手数料を引き下げてくれる投資信託もある
・純資産総額があまりにも低いままだと、途中で運用を中止する「繰上償還」が行われてしまう可能性も
・アクティブ型の場合は、純資産総額が適切なサイズであるかがポイント
●基準2:信託報酬は安いほどいい
・ほんのわずかの差でも、数十年にわたる運用を行うと、けっこうな差になることも考えられる
●基準3:指標は広く投資するものがいい
・日経平均株価の対象は225銘柄だが、TOPIX(東証株価指数)は東証1部の2000銘柄以上が対象。広く投資するもののほうが分散効果は高いと考えられる
●基準4:運用成績は中長期で順調に伸びているものがいい
・純資産総額に加えて、基準価額も右肩上がりが望ましい
●基準5:同ジャンル・同カテゴリではシャープレシオは高いほうがいい
・シャープレシオは「リスクに見合った利益が得られているか」を表す指標。値が大きいほど効率よく運用できていることを示す
・同ジャンル・同カテゴリの投資信託を比較する際にチェック
●基準6:インデックス型を選ぶ際、トラッキングエラーは小さいほどいい
・トラッキングエラーは、ベンチマークと投資信託の値動きの差を数値で表したもの。数字が小さいほど、ベンチマークと連動していることを表す
楽天証券のiDeCoおすすめ商品ランキングベスト5
頼藤太希さんに、楽天証券で購入可能なiDeCoの商品の中から、おすすめの商品をランキング形式で5本挙げてもらいました。なお、金額や手数料率は2022年1月24日時点のものです。
●5位:楽天・全米株式インデックス・ファンド
純資産総額:4433.33億円
基準価額:18,116円
信託報酬(税込):年0.162%
米国の資産運用会社、バンガード社のETF(上場投資信託)を通じて、「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」という、米国の小型株から大型株までほぼ100%網羅した指数に連動する投資成果を目指すインデックス型の投資信託です。為替ヘッジは原則として行いません。
バンガード社の人気も相まって資金が集まっており、純資産総額が堅調に伸びています。信託報酬も0.162%と低水準です。
●4位:セゾン・グローバルバランスファンド
純資産総額:2931.28億円
基準価額:18,797円
信託報酬(税込):年0.58%
株式や債券に投資する複数の投資信託に投資を行う「ファンド・オブ・ファンズ」方式の投資信託です。この1本だけでも世界中に分散投資できます。株式と債券の投資比率は原則として50:50。米国の資産が約5割、欧州が約3割、日本が約1割などとなっています。
5位の「楽天・全米株式インデックス・ファンド」と同様、バンガード社の投資信託を利用していることもあり人気。純資産総額も堅調です。
●3位:セゾン資産形成の達人ファンド
純資産総額:1810.09億円
基準価額:30,684円
信託報酬(税込):年1.54%
4位の「セゾン・グローバルバランスファンド」と同じ「ファンド・オブ・ファンズ」形式の投資信託。各地域に強みを持つ、安全性・長期的な収益力のある投資信託に投資を行います。こちらは主に海外と日本の株式に投資をするため、より積極的にリターンを狙う1本だといえるでしょう。
一般的なアクティブ型に比べて信託報酬は安め。10年リターンではベンチマークとなる指標を上回っています。
●2位:たわらノーロード先進国株式
純資産総額:1615.01億円
基準価額:19,968 円
信託報酬(税込):年0.10989%
MSCIコクサイ・インデックスという、日本を除く22の先進国の約1300銘柄の株価動向を示す指標に連動することを目指すインデックス型の投資信託です。人気のシリーズということもあり、純資産総額も大きくなっています。
信託報酬は楽天証券のiDeCoの中で最安水準の年0.10989%。先進国株を中心に、低コストで投資するのに向いています。
●1位:楽天・全世界株式インデックス・ファンド
純資産総額:1452.75億円
基準価額:15,407円
信託報酬(税込):年0.212%
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスという指標と連動する投資信託です。この指標は、日本を含む世界の大中小型株約9000銘柄もの値動きをもとにしています。これによって、世界の株式の時価総額の98%をカバーできるようになっています。世界全体の経済成長の力を借りて投資できる投資信託だといえるでしょう。
それでいて信託報酬も安く設定されています。中小型株も含めてこれ1本で全世界の株へ投資できるので、とても気軽です。
>>楽天証券のiDeCoはこちら
まとめ
楽天証券のiDeCoの特徴とおすすめ商品ランキングベスト5をご紹介してきました。楽天証券のiDeCoは口座維持手数料が安く、商品のラインナップも充実している、おすすめの証券会社です。
ぜひiDeCoをはじめて、老後資金づくりに取り組みましょう。
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畠山 憲一 Mocha編集長
1979年東京生まれ、埼玉育ち。大学卒業後、経済のことをまったく知らないままマネー本を扱う編集プロダクション・出版社に勤務。そこでゼロから学びつつ十余年にわたり書籍・ムック・雑誌記事などの作成に携わる。その経験を生かし、マネー初心者がわからないところ・つまずきやすいところをやさしく解説することを得意にしている。2018年より現職。ファイナンシャル・プランニング技能士2級。教員免許も保有。趣味はランニング。
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