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24/12/02

資産運用・経済

年利20%の最強マネー術「iDeCo」をやらなきゃ絶対に損!プロおすすめ金融機関ランキング【銀行・証券会社】

年利20%の最強マネー術「iDeCo」をやらなきゃ絶対に損!プロおすすめ金融機関ランキング【銀行・証券会社】

※本記事ではアフィリエイト広告を利用しています。

日本の公的年金には、原則20歳以上のすべての人が加入する国民年金や、会社員・公務員が加入する厚生年金があります。しかし、これらの公的年金だけでは老後のお金は不足するといわれています。
不足する老後資金を補うために、ぜひおすすめしたいのがiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)です。iDeCoを使うだけで、年利20%の資産運用をするのと同様の税制優遇を受けながら、お得にお金を増やすことができます。

そこで今回は、『はじめての新NISA&iDeCo』をはじめとするiDeCoに関する本が多数あり、各地で講演も行なっているマネーコンサルタントの頼藤太希さんとファイナンシャルプランナーの高山一恵さんに、iDeCoのメリットや選び方のポイント、おすすめ金融機関(銀行・証券会社)をまとめて聞いてきました。金融機関はランキング形式でお伝えします。

●教えてくれたのは…

頼藤太希さん
マネーコンサルタント
(株)Money&You代表取締役。中央大学商学部客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に現会社を創業し現職へ。ニュースメディア「Mocha(モカ)」、YouTube「Money&YouTV」、Podcast「マネラジ。」、Voicy「1日5分でお金持ちラジオ」、書籍、講演などを通じて鮮度の高いお金の情報を日々発信している。『はじめての新NISA&iDeCo』(成美堂出版)、『定年後ずっと困らないお金の話』(大和書房)、『マンガと図解 はじめての資産運用 新NISA対応改訂版』(宝島社)など書籍100冊、著書累計170万部超。日本証券アナリスト協会検定会員。宅地建物取引士。ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本アクチュアリー会研究会員。X(旧twitter)→@yorifujitaiki

高山一恵さん
(株)Money&You取締役/ファイナンシャルプランナー
一般社団法人不動産投資コンサルティング協会理事。慶應義塾大学卒業。2005年に女性向けFPオフィス、(株)エフピーウーマンを設立。10年間取締役を務めたのち、現職へ。全国で講演活動、多くのメディアで執筆活動、相談業務を行ない、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。明るく親しみやすい性格を活かした解説や講演には定評がある。月400万PV超の女性向けWebメディア『Mocha(モカ)』やチャンネル登録者1万人超のYouTube「Money&YouTV」を運営。著書は『はじめての新NISA&iDeCo』(成美堂出版)、『11歳から親子で考えるお金の教科書』(日経BP)、『マンガと図解 定年前後のお金の教科書』(宝島社)など著書累計170万部超。ファイナンシャルプランナー(CFP®)。1級FP技能士。

iDeCoのメリットは3つの節税効果にあり

iDeCoは、自分で出した掛金を預金・保険・投資信託といった金融商品で運用し、その結果を60歳以降に受け取ることができる制度です。原則20歳以上60歳未満の方であれば誰でも加入可能。会社員・公務員など(国民年金第2号被保険者)や国民年金の任意加入者は65歳未満まで加入できます。

iDeCoのメリットは何といっても、3つの節税効果にあります。

●iDeCoの節税効果1:掛金が全額所得控除

iDeCoで出した掛金は、税金の計算のもとになる「所得」から差し引く(控除する)ことができます。それによって、所得税や住民税を安くできるのです。

「たとえば、所得税率10%(住民税は所得税率にかかわらず一律10%)の方が月1万円(年12万円)の掛金を出したら、所得税から年1万2000円、住民税から1万2000円、計2万4000円の税金が控除できます。これは、年利20%の資産運用をするのと同じ効果です。自分の老後のお金を貯めながら税金が減らせるなんて、おトクですよね」(高山一恵さん)

●iDeCoの節税効果2:運用で得た利益が非課税

通常、投資などで得た利益には20.315%の税金がかかりますが、iDeCoの場合すべて非課税になります。

「普通は、投資で100万円の利益がでても、そこから約20万円税金が引かれるので、手取りは約80万円になります。でも、iDeCoなら丸々100万円もらえます。利益が大きいほど、恩恵も大きくなります」(頼藤太希さん)

●iDeCoの節税効果3:受け取るときにも控除がある

iDeCoは年金形式か一時金形式で受け取ります。年金形式の場合は「公的年金等控除」、一時金形式の場合は「退職所得控除」の対象になるため、税金の負担を減らすことができます。

iDeCoの金融機関選び4つのポイント

iDeCoは、銀行・証券会社・保険会社などが扱っています。では、どこでもいいかというと、そうではありません。金融機関によって、商品の品揃え・手数料・サービスの質などが異なります。

「iDeCoは60歳まで資産が引き出せず、1人1つしか口座を持てません。後から変更もできなくはないのですが、手続きが面倒なので、最初が肝心です。一番いいと思える金融機関で口座開設をしましょう」(高山一恵さん)

iDeCoの金融機関は次の4つのポイントで選ぶといいそうです。

●iDeCoの金融機関選びのポイント1:運営管理手数料は安いか

iDeCoでは、口座を作るときに2829円(税込)、加入中(掛金拠出中)に「口座管理手数料」として毎月171円(税込)の手数料がかかります。これは、どの金融機関でも同じです。
しかし、金融機関の中には、口座管理手数料のなかに「運営管理手数料」を含めて、月数百円の手数料を取っているところがあります。この運営管理手数料は金融機関によって金額が違います。

「月数百円でも、何十年と運用すれば結構な金額になります。できるだけ安いところから選ぶべきでしょう。中には、運営管理手数料がかからない金融機関もあります」(頼藤太希さん)

●iDeCoの金融機関選びのポイント2:商品のラインナップはどうか

iDeCoでは、預金・保険・投資信託を利用して運用をします。このうち、元本保証はないものの、お金を増やせる可能性がある商品は投資信託です。
投資信託の投資先は商品によって違いますが、おおよそ日本・先進国・新興国の3地域、株式・債券・不動産の3資産に分類できます。

「地域・資産に投資できる商品がバランスよく選べるところを選びましょう。さまざまな資産に分散投資できると、価格の変動リスクを抑えながらお金を増やすことを目指せます」(高山一恵さん)

●iDeCoの金融機関選びのポイント3:投資信託のコストは安いか

投資信託には、買うときに「購入手数料」、持っている間に「信託報酬」、そして売るときに「信託財産留保額」という3つのコストがかかります。このなかで特に、信託報酬が安い投資信託が揃っていることが大切です。

「信託報酬は保有している間ずっとかかります。数十年などと長期間保有することになれば、その金額も大きくなりますので、なるべく安い商品が多いことが大切です」(頼藤太希さん)

●iDeCoの金融機関選びのポイント4:サービスが充実しているか

iDeCoの手続きや商品選びなどで迷ってしまうこともあるでしょう。そうしたときに、相談できる体制が整っていると安心です。

「平日はもちろん、遅い時間や土日にも相談ができたり、電話やメール、チャットなどで相談を受け付けてくれたりするとうれしいですよね。また、ウェブサイトがしっかりしていると安心感があります」(高山一恵さん)

iDeCoおすすめ金融機関(銀行・証券会社)ランキング

以上を踏まえて、iDeCoのおすすめ金融機関をランキング形式でご紹介。自分にあった会社をぜひ見つけてくださいね。なお、以下のデータは2024年12月2日時点のものです。

●iDeCoおすすめ金融機関ランキング第6位:りそな銀行

【運営管理手数料】
 無料(「りそなiDeCo(運営管理機関手数料無料型)」の場合)
【取扱商品本数】
 定期預金2本・投資信託27本
【商品の信託報酬】
 0.132%~1.65%
【サポート】
 「セブンデイズプラザ」で土日祝でも相談可能

大手銀行の一角、りそな銀行。一般的な銀行と違い、平日は窓口が17時まで開いています。また、「りそな確定拠出年金コールセンター」も、平日9時から21時、土日9時から17時で問い合わせを受け付けています(祝日・年末年始除く)。
注目は首都圏を中心に20店舗超ある「セブンデイズプラザ」です。セブンデイズプラザではiDeCoを含む資産運用の相談が可能。土日・祝日でも相談を受け付けてくれます(年末年始・ゴールデンウィークを除く)。相談の時間は事前に予約しておけば、待ち時間もなくスムーズですね。

ファイナンシャルプランナー 高山一恵

ウェブサイトのコンテンツも充実しているうえ、窓口で相談したり、セミナーに参加したりするとiDeCoや税制優遇に関する書籍がもらえることも。情報提供に積極的な金融機関だといえます。




●iDeCoおすすめ金融機関ランキング第5位:労働金庫(ろうきん)

【運営管理手数料】
 年間3720円(2025年3月末までは3120円)
【取扱商品本数】
 定期預金3本・投資信託15本
【商品の信託報酬】
 0.09889%~0.352%
【サポート】
 平日19時までコールセンター対応

「ろうきん」の愛称で知られる労働金庫。労働組合や生協などがお互いに助け合うためにできた組織です。iDeCoの取扱商品本数は定期預金3本・投資信託15本と、他の金融機関に比べて商品数は控えめですが、信託報酬の安い商品がきちんと用意されています。iDeCoに関するセミナーや運営管理手数料の割引などのキャンペーンもたびたび行われており、iDeCoの普及を積極的に進めている金融機関だということができるでしょう。

経済ジャーナリスト 頼藤太希

ろうきんで選べる投資信託は手数料が安く、堅実な運用をするものが多くなっています。何か不明点があっても、平日19時までコールセンターが対応してくれますし、もちろん店舗でも相談可能。仕事から帰ってきた後でも問い合わせることができます。




●iDeCoおすすめ金融機関ランキング第4位:イオン銀行

【運営管理手数料】
 無料
【取扱商品本数】
 定期預金1本・投資信託24本
【商品の信託報酬】
 0.09889%~1.683%
【サポート】
 365日店舗で相談可能。コールセンターも土日対応

イオン銀行は全国のイオンのショッピングモールの中にある銀行です。ふつう、銀行の営業日といえば平日のみですが、イオン銀行は土日祝日も営業しています。もちろんiDeCoのことも365日いつでも相談できるので安心です。
ウェブサイトでは質問に答えるだけでおすすめの商品がわかる「SMART FORIO」(ロボアドバイザー)を利用することもできます。

ファイナンシャルプランナー 高山一恵

担当者と直接iDeCoの相談ができるのはうれしいですね。休日でも、買い物のついでにちょっと立ち寄れそうです。それでいて、運営管理手数料が無料なのもお得感があります。




●iDeCoおすすめ金融機関ランキング第3位:マネックス証券

【運営管理手数料】
 無料
【取扱商品本数】
 定期預金1本・投資信託27本
【商品の信託報酬】
 0.05775%~1.98%
【サポート】
 平日20時・土曜17時までコールセンター対応

ネット証券のひとつ、マネックス証券の注目ポイントは、業界最安値水準の手数料の投資信託をiDeCoで扱えること。信託報酬が0.1%を切る「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は「オルカン」の愛称で個人投資家に人気の投資信託。「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は、米国の株式に広く投資できる投資信託です。コールセンターでは、iDeCoの専門スタッフが平日20時、土曜17時まで対応。わからないことがあっても詳しく説明してくれるでしょう。

経済ジャーナリスト 頼藤太希

銘柄選びに悩んだら「iDeCoポートフォリオ診断」がおすすめ。iDeCoポートフォリオ診断は、5つの質問に答えるだけで最適なポートフォリオ(資産配分)を教えてくれるサービスです。銘柄選びの参考になるでしょう。




●iDeCoおすすめ金融機関ランキング第2位:SBI証券

【運営管理手数料】
 無料
【取扱商品本数】
 定期預金1本・投資信託37本
【商品の信託報酬】
 0.05775%~2.124%
【サポート】
 平日・土日17時までコールセンター対応(土日は新規加入の問い合わせのみ受付)

SBI証券には、すでに15年を超える確定拠出年金の運営実績があります。口座数も100万口座を突破しています。
ウェブサイトでは、対象商品を投資先・投資地域・手数料など、さまざまな条件で銘柄を探しやすくなっています。また、SBI証券のiDeCo加入者サイトとSBI証券の証券口座の「アカウント連携」もスタート。アカウント連携をすると、SBI証券の証券口座にログインすることでiDeCo加入者サイトにもログインできるようになるため、何度もIDやパスワードを入力する手間が省けます。

【確定拠出年金(iDeCo)専用】SBI証券
ファイナンシャルプランナー 高山一恵

ウェブサイトには「DC Doctor」というロボアドバイザーが用意されています。簡単な質問に答えるだけで、リスク許容度を判定しておすすめの投資信託・ポートフォリオを示してくれます。




●iDeCoおすすめ金融機関ランキング第1位:楽天証券

【運営管理手数料】
 無料
【取扱商品本数】
 定期預金1本・投資信託35本
【商品の信託報酬】
 0.0561%~1.705%
【サポート】
 平日19時・土日祝17時までコールセンター対応

楽天証券はこれからiDeCoを始める方向けの情報が充実しています。オンラインセミナーの動画では、iDeCoの概要や疑問、iDeCoの取扱商品について丁寧に解説しています。また、楽天証券のiDeCoのガイドブック「イマカラ」も非常によくまとまっています。さらに、不明点はLINEを用いた「AIチャット」で、24時間いつでも質問ができます。サイトの設計もわかりやすくなっています。
口座開設キャンペーンなどもたびたび開催。楽天ポイントなどがもらえます。

経済ジャーナリスト 頼藤太希

「他の金融機関が楽天証券のパンフレットを参考にしている」といわれるほど、とにかくパンフレットがよくできています。ウェブサイトでも無料でダウンロードできますので、ぜひ見てみてください。運営管理手数料が無料なのはもちろん、手数料の安い投資信託を幅広くラインナップしています。

iDeCoは口座開設に時間がかかる!すぐ手続きしよう

iDeCoで掛金を出すことができるのは、最長で65歳未満まで(60歳以降は会社員・公務員、国民年金の任意加入者のみ)です。つまり、早く始めるほど長く節税できるようになり、お得になります。
iDeCoは口座開設に1か月程度の時間がかかりますので、まずはすぐ手続きをしておくことをおすすめします。老後の資金を貯めながら節税できるiDeCo、せっかくの制度ですからぜひ活用していきましょう!

畠山 憲一 Mocha編集長

1979年東京生まれ、埼玉育ち。大学卒業後、経済のことをまったく知らないままマネー本を扱う編集プロダクション・出版社に勤務。そこでゼロから学びつつ十余年にわたり書籍・ムック・雑誌記事などの作成に携わる。その経験を生かし、マネー初心者がわからないところ・つまずきやすいところをやさしく解説することを得意にしている。2018年より現職。ファイナンシャル・プランニング技能士2級。教員免許も保有。趣味はランニング。

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