24/07/26
「富の最大化」ではなく「幸福の最大化」を目指す、『60歳からの新・投資術』【Money&YouTV】
「富の最大化」ではなく「幸福の最大化」を目指す、『60歳からの新・投資術』
「60歳から投資を始めるなんて遅い」という意識が多くの人の中にあるようです。しかし、お金の常識は都度変わっていきます。
物価が下がるデフレ時代とは異なり、物価が上がるインフレ時代では、預貯金だけでお金を貯めていると、お金の価値が少しずつ減っていきます。
60歳で定年を迎え、90歳まで生きるとしたら30年間あります。
30年かけて預貯金を取り崩していく場合、額面の減り以上に目減りしていくことを意味します。
こうしたインフレから資産を守るためにも、投資・資産運用は必須の時代を迎えています。
見方を変えれば、投資・運用できる期間も、定年の60歳から数えて30年あるということです。人生100年なら40年です。
30年、40年と投資・運用できる時間があるならば、元本割れせずにお金を増やせる可能性も、お金を増やしながら使うことで資産寿命を延ばせる可能性も非常に高くなります。
「60歳から投資を始めるなんて遅い」ということは決してありません。
ただ、やみくもに資産形成をしても意味はないでしょう。
お金は使うために存在し、使ってこそ価値があるからです。
1000万円の資産があれば、1000万円分の経験・思い出を得ることができます。
しかし、死んだときに1000万円が残っていたら、1000万円で得られたはずの経験・思い出を得られなかったとも考えられます。
どんな経験にも「それが一生できなくなってしまう」タイミングがあります。
経験・思い出のためにお金を使う方が、人生の幸福度は増しますよね。
とはいえ、自分の寿命がわからない中、資産残高が減っていくのを見るのは、なんだか不安にもなるものです。「心の安定=お金の安定」という背景によって成立する一面があるからです。
そこで検討したいのが、資産の一部を、高配当株・債券・REITといったキャッシュフローを生む資産に替えて死ぬまで保有することです。
不労所得があれば、心理的な負担も減り、いざとなれば売却できるオプションもあります。
キャッシュフローを生む資産はあくまでも資産の一部として保有し、残りの資産は運用しながら取り崩していき、人生を豊かにするためのお金として使っていきます。
著書「60歳からの新・投資術」では、60歳からの資産形成の話で終わらず、自分の寿命に向けて、心の安定も得ながら、資産をうまく使い切っていく実践方法を解説しています。「富の最大化」ではなく、「幸福の最大化」を目指しましょう。
今回は著書「60歳からの新・投資術」のなかから、
①「幸福の最大化」を目指す、60歳以降の投資戦略
②資産寿命を延ばしつつ100歳でゼロを目指す出口戦略
③資産取り崩し期に知っておきたいリスクの対処法
の3点をピックアップしてアニメーション動画で解説します。
出演:よりより(頼藤太希)
制作:株式会社Money&You(編集:畠山憲一)
『60歳からの新・投資術』 頼藤太希 著
『60歳からの新・投資術』 頼藤太希 著
(青春出版社)
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Money&You マネーアンドユー
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