17/06/02
離婚をするなら調停離婚! 調停を勧める3つの理由
いざ離婚をするとなっても簡単には別れることが出来ません。離婚までに決めなくてはならないことは山積み。そんな時に相手と一対一で話していてはまとまらない時、どちらかが不利を被る場合が出てくる可能性があります。
仲裁してもらうのは身内ではなく、冷静な赤の他人がお勧め。出来ることなら協議離婚ではなく、調停での離婚成立が好ましいです。
今回は、その理由を次に述べていきます。
【駐在マダム、モラハラ夫からの逃亡記】の連載記事
・#10「勇気を出して女性相談センターに電話をする」
・#11「離婚において弁護士を雇う3つのメリット」
・#12「婚姻費用とは? 別居時の安心を手に入れる方法」
・#13「要注意! 別居中の健康保険証の使用について」
・#14「離婚をするなら調停離婚! 調停を勧める3つの理由」
家庭裁判所ってこんなところ
まずは調停の場についてご説明いたします。
男女一人ずつの調停員が待機していて話し合いがとり行われる調停室と、待合室が二種類(申立人控え室と相手方控え室)あります。
それぞれが交互に調停室に入って話をします。裁判所って言っても怖い場所ではなく、役所の延長のような感じ。待合室で待っていて順番になると調停員が呼びに来てくれます。交互に入室する上、控え室も全く反対側にあるので、基本的には相手と鉢合わせすることは稀です。
しかし、どうしても会いたくなければ、なるべく大きな裁判所で行うと相手と会いづらいと思います。大きな裁判所であれば、必然的に鉢合わせする危険性が減り、控え室を離して設定してもらったりすることもできるからです。
また調停をする裁判所は、基本的には相手方の住所地の管轄の裁判所となりますが、必要に応じてお互いの合意で裁判所を決めることが出来ます。
調停離婚を勧める理由その1 相手の顔を見なくて済む
相手と顔を合わせなくて済むので、非常に気持ちが楽です。
これは離婚理由にもよりますが、絶対に会いたくない相手やDV夫であった場合には特に有効かと思います。
話し合いが可能な相手であったとしても面と向かって会わなくていい、と言うだけで離婚の精神的苦痛がだいぶ緩和されます。
調停離婚を勧める理由その2 お金の取り決めが公平に
なんだかんだ言っても、やはりお金。
離婚の際には様々なお金に関することを決めなくてはなりません。
代表的なものは、財産分与、養育費、慰謝料等。
その算定や根拠となる書類に関して、やはり専門家がついている方が断然平等に、尚且つすっきりと片付きます。調停員が事実だけを見て判断したり、算定表に当てはめたりします。これがもしも協議離婚であったなら、夫婦のうち強い方だけが取り分を多く持っていくことも考えられます。
その上、調停員は経験も豊富。
過去の経験から物事を判断したりアドバイスをくれたりすることもあります。
調停離婚を勧める理由その3 調停費用は数千円と安い
最後に3つ目は調停の費用。費用は数千円。
調停の申立人が支払いますが、非常に安いので、そう気構えることはありません。
相手と協議して疲れ切ってしまうくらいであれば、安い調停費用があなたを味方してくれるかも知れません。
ここで弁護士を雇うと、弁護士費用がかかってきます。数千円の調停費用で決着をつけるか、はたまた数十万円支払って弁護士にお願いするか。もちろん弁護士に依頼すると精神的にものすごく楽です。慣れない面倒な書類関係を代行してくれたり、自分の代わりに弁護士が出廷してくれたりすることもあります。
私の経験上、調停離婚を選択すると争いが少ないので離婚で疲れた心が早く浄化されたように感じます。
【ハッピーな未来のための3カ条】
一、一人で悩まず専門家に相談してみよう
二、調停での離婚成立を目指そう
三、恨みなし、さっぱりと気持ちよく離婚することを目指してみましょう
次回は、離婚とお金についてお伝えします。
【駐在マダム、モラハラ夫からの逃亡記】の連載記事
全バックナンバーはこちら
・#10「勇気を出して女性相談センターに電話をする」
・#11「離婚において弁護士を雇う3つのメリット」
・#12「婚姻費用とは? 別居時の安心を手に入れる方法」
・#13「要注意! 別居中の健康保険証の使用について」
・#14「離婚をするなら調停離婚! 調停を勧める3つの理由」
【関連記事もチェック】
・誰もが憧れる裕福な暮らしができる駐在妻 悩みは意外な〇〇
・結婚・離婚・死別… 知っておきたい!人生の転機にかかわる法律知識
・円満離婚弁護士原口未緒が語る、モラハラ離婚のアドバイス!
・女性社労士FPが教える! 離婚時の「年金分割制度」によくある勘違い・誤り
・配偶者との離婚・死別で利用できる所得控除とは?
Key キー
孤独な海外生活の中、夫のモラハラに気がつき何とかしてこの状況を変えようと逃亡を計画。夫の留守中に置手紙をしてスーツケース3個とゴルフバックそして子供を抱えて日本に逃げ帰ってきました。現在、派遣で働きながら一人で子育てをしています。
ブログ「海外駐在マダムから築古アパート暮らしシングルマザーを選んだKeyのハッピー逃亡記」
この記事が気に入ったら
いいね!しよう