22/12/20
子供のマイナポイント第2弾のもらい方 公金受取口座の設定どうする?
2022年6月30日よりマイナポイント第2弾の申込み受付が本格的にスタート。すでに自分のマイナポイントをもらった方もいるでしょう。マイナポイントは、所定の手続きを済ませれば子供の分ももらえます。今回は、子供のマイナポイント第2弾のもらい方を紹介します。
子供の分のマイナポイントは保護者がもらえる
マイナポイントの対象になるのは、マイナンバーカードをお持ちの方です。マイナンバーカードの作成に年齢制限はありませんので、マイナンバーカードさえ作れば、子供でも赤ちゃんでもマイナポイントをもらえます。
とはいうものの、マイナポイントの申請を子供や赤ちゃんがするわけにもいきませんよね。そのため、15歳未満の未成年者のマイナポイントの申請は、本人の代わりに保護者など(法定代理人)ができるようになっています。
なお、15歳以上の未成年者の場合は、特段の理由がない限り本人が手続きを行う(保護者が手続きを行う場合も、本人同席で行う)となっています。
子供のマイナポイントをもらうのに必要なものは?
マイナポイントをもらうには、次の3つの条件を満たす必要があります。
●マイナポイントをもらうための3つの条件
①マイナンバーカードを新たに取得し、マイナポイントを申請する:最大5000円分
※マイナポイント第1弾をもらった方は対象外
②マイナンバーカードに健康保険証の利用登録を行う:7500円分
③マイナンバーカードに公金受取口座の登録を行う:7500円分
自分のマイナポイントをもらうときと同様、子供の分のマイナポイントをもらう場合にもこの3つの条件を満たす必要があります。
マイナポイントはキャッシュレス決済で利用できるポイントですから、マイナポイントをもらうには、マイナポイントに対応したキャッシュレス決済サービスが必要です。
マイナポイントは原則、本人名義のキャッシュレス決済でもらう必要があるのですが、未成年の場合は例外。保護者(法定代理人)名義のキャッシュレス決済でももらえます。
ただし、同じキャッシュレス決済で複数人のマイナポイントをもらうことはできないことに注意しましょう。たとえば「自分と3人の子供のマイナポイントをすべてもらう」という場合には、合わせて4つのキャッシュレス決済が必要になります。キャッシュレス決済を人数分用意するのは面倒かもしれませんが、ここは2万円分のためですから、用意しておきましょう。
また、公金受取口座の登録をするために、子供名義の銀行口座も必要です。公金受取口座は、国からの給付金などがある場合に、スムーズにもらえるよう登録しておく口座です。
マイナンバーカード所有者が利用できる「マイナポータル」によると、「公金受取口座は、ご本人名義(口座登録しようとするご本人のマイナンバーカードに記載されているお名前)の口座をご登録いただくこととなっております。大変お手数ですが、お子様名義の口座をご用意いただくようお願いします」とのこと。
子供の公金受取口座として親名義の銀行口座は登録できないので、マイナポイントの申請の前に銀行口座を開設しましょう。子供の銀行口座は銀行や郵便局など金融機関で簡単に作れますので、親子で本人確認書類や印鑑を持って窓口に行ってみましょう。
マイナンバーカードの保険証・公金受取口座登録
筆者も息子のマイナポイントをもらうために、スマホからマイナンバーカードの健康保険証の利用登録と公金受取口座の登録を行いました。それぞれの手順を簡単に解説します。
●マイナンバーカードの健康保険証の登録
①マイナポータルにアクセス
マイナポータルの「注目の情報」にある「マイナンバーカードの健康保険証利用申込」を選択します。
②保険証利用登録を行う
マイナンバーカードの利用者証明用電子証明書(4桁のパスワード)が聞かれるので、子供のマイナンバーカードのパスワードを入力し、子供のマイナンバーカードを読み取ります。読み取りが済んだら、すぐに保険証登録が完了しました。
●マイナンバーカードの公金受取口座の登録
①マイナポータルにログイン
健康保険証と同じくマイナポータルにアクセス。「注目の情報」にある「公金受取口座の登録・変更」を選択してマイナポータルにログインします。このときも、子供のマイナンバーカードの4桁のパスワードを入力し、子供のマイナンバーカードを読み込みます。
②口座情報を登録する
画面の指示に従って操作すると、「口座情報の登録状況」の画面が表示されます。「口座情報を登録する」を選択し、名前・メールアドレスを入力。さらに、続く画面で子供名義の銀行口座の金融機関名・支店名・口座種別・口座番号を入力します。入力内容の確認後、登録が完了しました。
ここまで登録したら、マイナポイントをもらう準備は完了です。あとは、マイナポイントのウェブサイトに行き、子供のマイナポイントの手続きをすれば、マイナポイントがもらえます。
総務省のマイナポイントのサイトにアクセスし「申込みをはじめる」から手続き開始。画面の指示に従って操作をすれば、迷うことはないでしょう。読み込むマイナンバーカードは子供のものにすること、キャッシュレス決済は自分のマイナポイントをもらったものとは別のものにすることにご注意ください。
まとめ
マイナポイントは1人最大2万円ですから、上で紹介した「自分+子供3人分」をフルにもらえば最大8万円分もらえます。家計の大きな足しになりますので、ぜひ申し込みましょう。
ただし、マイナポイントの対象となるマイナンバーカードの申請期限は2023年2月末まで。また、マイナポイントの申込期限は2023年5月末までとなっています。
この期限を過ぎると、マイナポイントはもらえなくなりますので、早めの手続きをおすすめします。
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畠山 憲一 Mocha編集長
1979年東京生まれ、埼玉育ち。大学卒業後、経済のことをまったく知らないままマネー本を扱う編集プロダクション・出版社に勤務。そこでゼロから学びつつ十余年にわたり書籍・ムック・雑誌記事などの作成に携わる。その経験を生かし、マネー初心者がわからないところ・つまずきやすいところをやさしく解説することを得意にしている。2018年より現職。ファイナンシャル・プランニング技能士2級。教員免許も保有。趣味はランニング。
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