25/02/04
【2025年最新情報】東京23区の平均年収ランキング!トップの区は1400万円
日本の首都である東京。東京23区には、多くの人や企業が集まっています。そんな東京23区のなかで、平均年収が高い区はどこなのか、気になったことはありませんか。今回は東京23区の平均年収ランキングトップ5をご紹介します。それぞれの区の特徴や生活環境も交えながら、どのような背景が高収入につながっているのか探ってみましょう。
第5位 目黒区 平均年収716.8万円
第5位にランクインしたのは目黒区です。目黒区は、落ち着いた住宅街が広がるエリアとして知られています。中でも、自由が丘や中目黒といったエリアはおしゃれなカフェやショップが多く、若者やファミリー層に人気の地域です。さらに、区内には質の高い教育機関が揃っており、子育て世代にとっても魅力的な環境が整っています。
目黒川沿いの桜並木や駒沢公園といったスポットは、住民の憩いの場として親しまれています。このような自然と都市が調和した環境が、目黒区の高い生活満足度を支えているため人気のあるエリアです。
第4位 中央区 平均年収780.9万円
第4位にランクインしたのは中央区です。中央区といえば、日本橋や銀座といった歴史ある商業エリアが有名です。中央区は、商業と住宅がバランスよく共存するエリアとしても知られています。銀座や日本橋といった高級ショッピングエリアがあり、高級ブランドショップや老舗の飲食店が軒を連ね、富裕層にとって魅力的な環境が整っています。また、中央区には金融機関や商社のオフィスも多く、高収入を得られる職種に就いている人が多いことも影響しています。
また、文化的な側面でも、中央区は多くの魅力を持っています。築地市場や日本橋の伝統的な風景は、観光客だけでなく地元住民にも愛されています。さらに、新しい高層マンションが建設され、若い世代のファミリー層からも注目を集めています。
第3位 渋谷区 平均年収1072.8万円
第3位にランクインしたのは、渋谷区です。渋谷区は若者文化の発信地として知られる一方で、IT企業やベンチャー企業が集まるエリアとしても注目を集めています。渋谷駅周辺は近年大規模な再開発が進み、最新のオフィスビルや商業施設が次々と誕生しています。
特に、渋谷区の南側に位置する広尾や松濤といった高級住宅地は、富裕層が多く住むエリアとして有名です。これらの地域に住む住民の収入の高さが、渋谷区全体の平均年収を押し上げています。また、渋谷区にはクリエイティブ産業やスタートアップ企業の拠点が多く、新しいビジネスの中心地としての役割も果たしています。
近年、渋谷区の再開発により、新たな公共空間や公園も整備されており、住民の生活環境が大幅に向上しています。これにより、子育て世代なども住みやすいエリアとなりつつあります。
第2位 千代田区 平均年収1121.5万円
第2位にランクインしたのは千代田区です。千代田区は、日本の政治・経済の中心地としての役割を担うエリアです。皇居を中心にとして、霞が関や永田町といった政府機関が集まっており、また丸の内や大手町など日本でも有数のオフィス街もあります。
千代田区に住む人々の平均年収が高い理由は、大企業の経営者や幹部職、さらには官僚など、高収入を得ている人々が多いことが背景にあります。
さらに、交通アクセスの利便性も千代田区の大きな魅力です。東京駅を中心に、新幹線や多くの鉄道路線が利用可能で、日本全国へのアクセスが抜群です。
これらの要素が相まって、千代田区は働くにも住むにも高いステータスを感じさせるエリアとなっています。
加えて、千代田区は教育環境の整備も進んでいます。名門校が集まり、子育て世代にも人気のエリアとなっています。このように、多方面からの魅力が千代田区のステータスを支えています。
第1位 港区 平均年収1397.1万円
不動の第1位は、港区です。港区といえば、高級マンションやオフィスビルが立ち並び、グローバル企業の本社や外資系企業が多く集まるエリアで日本を代表するビジネスの街として知られています。また、六本木や青山、麻布といったエリアは、高級住宅地としての顔も持っています。
なぜ、港区には高収入の人が集まっているのでしょうか。
その理由の一つに、生活の質の高さが挙げられます。洗練された飲食店や文化施設、国際色豊かな学校環境が整っており、海外からの駐在員にも人気です。また、東京タワーや芝公園など観光地としての魅力も兼ね備えており、住むだけでなく訪れる人々をも惹きつける魅力があります。さらに、港区にはスタートアップ企業の拠点も多く、ビジネスの成長が平均年収を押し上げていると考えられます。
まさに、住むにも働くにも理想的な環境が整っているエリアと言えるでしょう。
<東京23区平均年収ランキング>
総務省「課税標準額段階別令和5年度分所得割額等に関する調」より「課税対象所得÷納税義務者数」にて算出
上位の区の平均年収は日本の正社員の倍以上
東京23区の平均年収ランキング上位の区では、日本の正社員の平均給与約530万円(国税庁「民間給与実態統計調査」令和5年分)を大きく上回っています。
港区の平均年収は、日本の正社員の平均給与の約2.6倍にも相当します。千代田区や渋谷区もそれぞれ約2.1倍、約2倍の水準で、中央区や目黒区もそれぞれ約1.5倍、1.4倍上回っています。
各区に高収入層が集まる理由は、その区が持つ独自の特性と、都市としての魅力が複合的に作用している結果です。グローバルなビジネス環境、政治・経済の中心地としての役割、IT産業の成長など、それぞれの区が持つ強みが、高収入層を惹きつけています。また、高い生活水準や交通の利便性などが高収入層の求める居住環境として重要な要素となっています。こうしたエリアに住むには、やはり年収アップを目指す必要がありそうですね。
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黒須 かおり ファイナンシャルプランナー(CFP)
女性を中心に、一生涯を見守るFPとしてmoney&キャリアのコンサルティングを行う。幸せになるためのお金の知識など幅広い資金計画とライフプランのアドバイスを手がけている。金融機関にて資産形成のアドバイザーとしても活動中。FP Cafe登録パートナー
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