25/08/11
貧乏に見えたほうが得?金持ちが貧乏のふりをする6つの理由

「お金持ち」と聞くと、ブランド品を身にまとい、高級車を乗り回すようなイメージを抱く方も多いのではないでしょうか?しかし実際には、いかにもお金持ちという感じはしないのに、実はお金持ちという人も少なくありません。むしろ、貧乏に見えた方が得と考え、あえて質素に見せているお金持ちもいるのです。
今回は、なぜお金持ちが貧乏のふりをするのか、その背景にある6つの理由をご紹介します。
金持ちが貧乏のふりをする理由1. 注目されずに静かに暮らしたい
お金を持っていることが知られると、投資詐欺や高額商品の営業、借金の依頼など、余計なリスクを背負ってしまいがちです。周囲から嫉妬されたり詮索されたりするのも、ストレスとなります。
お金持ちと知られることなく、静かに安心して暮らしたいと考えるお金持ちも珍しくありません。お金持ちは、家族を守る意味でも、目立たないほうが都合が良いと思っているのです。
金持ちが貧乏のふりをする理由2. 本当の豊かさを知っているので見栄を張る必要がない
経済的に余裕がある人ほど、他人にどう見られるかよりも「自分にとって価値あるものは何か」を大事にします。お金持ちは、ブランド品や高級車には関心を持たず、時間や自由、経験、健康に投資をするのです。
本当の豊かさを知っているお金持ちは、外見よりも人生の中身にこそ価値を見出しています。お金持ちは、自分が満たされていれば、周りに見せつける必要はありません。他人にどう思われるかよりも、自分が心地よく生きることを優先しているのです。
金持ちが貧乏のふりをする理由3. 人間関係を大切にしている
お金を持っていることがわかると、お金目当てで近寄って来る人が現れます。お金持ちの中には、自分に近づいて来る人がお金目当てなのかを見きわめるために、質素な生活をしている人もいます。
貧乏のふりをすれば、利害ではなく本音で付き合ってくれる人を選別できます。人間関係を大切にしたいお金持ちは、身なりや暮らしぶりを控え目にし、打算のないつながりを大切にしているのです。
金持ちが貧乏のふりをする理由4. 質素に暮らすことでお金を貯める
資産家と呼ばれる人の中には、質素な生活をしている人もたくさんいます。たくさん稼いでも、使わなければお金は残ります。日々の生活費を抑えることで、将来への備えや投資資金をしっかり確保しているのです。
倹約は一種の習慣であり、長期的な資産形成の土台となります。無駄遣いをせず、必要なところにだけお金を使うというお金持ちの姿勢こそが、経済的自由を手にする鍵なのです。
金持ちが貧乏のふりをする理由5. 子どもへの影響を考えている
普通の家庭の金銭感覚を子どもに身につけさせるために、裕福でも敢えて普通の家庭と同じような暮らしを体験させる家庭もあります。「うちはお金持ちだから何でも買ってもらえる」と子どもが思ってしまうと、お金の価値を見失いやすくなってしまうからです。
節度ある暮らしを通じて、努力して得ることの大切さや感謝の心などを学ばせたいと考えるお金持ちの親もたくさんいます。親としての教育的な配慮から、見た目の贅沢を避けている家庭も多いのです。
金持ちが貧乏のふりをする理由6. 親しみやすさを演出するため
お金持ちの中には、敢えて「庶民派」「素朴な人」というイメージを演出するために、地味な服装や生活を選ぶ人もいます。SNSやビジネスの場では、親しみやすさや共感が大きな武器になります。貧乏に見せることが、ブランディングになることもあるのです。
本当は裕福でも、それを出さずに「身近な存在」として愛される道を選ぶのは、お金持ちの一種の戦略とも言えるでしょう。
本当の豊かさは、見た目では測れない
「貧乏そうに見える人が実はお金持ちだった」という話は、珍しくありません。むしろ、無駄な見栄を張らず、自分の価値観で生きる人こそが、心の余裕を持っているのです。
目に見えるものだけで人を判断せず、自分自身も「見せるため」ではなく「満たすため」のお金の使い方を考えてみるのも、豊かさへの第一歩かもしれません。
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森本 由紀 ファイナンシャルプランナー(AFP)・行政書士・離婚カウンセラー
Yurako Office(行政書士ゆらこ事務所)代表。法律事務所でパラリーガルとして経験を積んだ後、2012年に独立。メイン業務の離婚カウンセリングでは、自らの離婚・シングルマザー経験を活かし、離婚してもお金に困らないマインド作りや生活設計のアドバイスに力を入れている。

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