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25/07/09

家計・ライフ

定年後に後悔しがちな5つの契約

定年後に後悔しがちな5つの契約

定年後の退職金や相続で受け取った財産がある場合、気が大きくなりがちです。お金がある今だからと、老後の安心のために契約したり購入したりしたものの、かえって失敗してしまったということもあります。
今回は、定年後に後悔した契約の失敗談をとおして、手遅れになる前に知っておくべきことを確認していきましょう。

定年後に後悔しがちな契約1:お墓や納骨堂などの埋葬方法

定年後といえば、自分が亡くなったときのことも頭をよぎります。一般墓にするのか、樹木葬にするのかなど、どんな埋葬方法にするのかで悩むことが多いものです。特にお墓を立ててしまうと、管理がたいへんだということで、最近では子どもに迷惑をかけないように樹木葬や散骨など従来の形にとらわれない方法を選ぶ人も増えてきました。

死が近くなると、お墓やお葬式の話を持ち出すことが難しくなります。
ある人は、早めに動いておく方がいいだろうと思い、一般墓の区画を買い、管理料を毎年払い続けています。しかし、最近になって墓石の値段は高額なので、費用が安い納骨堂を検討したいと思うようになりました。あまりにも早くお墓の区画を購入したため、他の選択肢を選ぶことができなくなり、残念に感じています。

定年後に後悔しがちな契約2:大型車の購入

時間にゆとりが持てるようになると、現役時代にはできなかった「旅行」や「ドライブ」を楽しみたいと思っている人は多いでしょう。
ある人は、ディーラーに「今までできなかった遠出をしませんか」と話を持ち掛けられました。そして、「せっかくの定年退職記念価格ですし、コンパクトカーより大型車が好まれます」と言われ、キャンプをしてみたいという気持ちもあって、長年働いてきた「自分へのご褒美」として新車の大型車の購入を決めました。

しかし、購入はしたものの税金は高いし、維持費はかかるし、望みだったキャンプには行かずじまい。近所のスーパーで買い物に行くときに使うくらいだったため、大型車は2年も経たずに売ることになりました。自分の老後の生活をよく考えず、甘い言葉にのってしまったことを後悔しています。

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定年後に後悔しがちな契約3:住宅リフォーム

老後は自宅で過ごす時間が長くなるし、高断熱の設備にすると健康を維持できるのではないかと、思い切って自宅のリフォームをしました。工事費は高額でしたが、不動産は「一生モノですよ」という言葉に心が動いたのです。業者の勧めるまま工事を行い、体も元気だったので健常者向けの施工にし、スロープや段差の解消を考えませんでした。住宅内の設備は一新されましたが、退職金のほとんどを充てたため、生活はカツカツです。
この頃では足腰も弱ってきたので追加工事も必要な部分が出てきました。資金計画もさることながら、将来を見越した工事の必要性をつくづく感じています。

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定年後に後悔しがちな契約4:保険

常識では、生命保険は多く入れば入るほど安心できると思われています。今まで家族を支えてきたのですから、そう思っても仕方がないのかもしれません。しかし、子どもの独立後は一般的に大きな保障がいらなくなるケースがほとんどで、過剰な保障は不要です。

高齢になれば保険の掛金の高額になりますし、払込金額より受け取り金額が少ないという保険もあります。内容をよく理解せずに加入していたり、不要な保障内容だったりということもあるので、内容を確認してみるとよいでしょう。これくらいなら…という月々の金額でも積み重ねると数十万円、数百万円になることもあります。

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定年後に後悔しがちな契約5:理解ができない投資商品

低金利時代が長かっただけに、少しでもお金を増やしたいという老後の不安に付け込み、悪質な投資商品の被害にあう人や理解ができないまま株式や外国通貨、手数料の高いファンドなどを一括購入してしまうケースがよくあります。いくら金融機関が「あなただけにご紹介」と言っても、利益を約束しているわけではありません。

若いときの投資の失敗は、時間をかけて失敗を取り戻せますが、老後の投資の失敗は損を取り返すことができず、老後貧乏につながってしまいます。投資の王道は、「長期・分散・積立」です。老後に投資をしながら取り崩していく場合でも、ハイリスクな金融商品に手を出さず、リスクの低い投資を心掛けるべきです。いくら儲かりそうでも、理解ができない投資商品は購入しないことが賢明です。

安易な契約は後悔のもと

長い人生では何が起こるかは誰にもわかりません。老後の大きなお金が絡むことについて失敗すると取り返しがつかない状態になってしまいます。お金が手元にあるだけに、「自分へのご褒美」とか「一生モノ」という言葉に惑わされ、購入や契約をしてしまいます。そうして、後悔してしまうことになりかねないのです。

後悔しないようにするためには、どんな老後を送りたいかをイメージし、自分の年金額はいくらかなど、現実的な視点から振り返ることが大事。そのうえで、まとまったお金をどのように使っていくのか、計画を立てていきましょう。

池田 幸代 株式会社ブリエ 代表取締役 本気の家計プロ®

証券会社に勤務後、結婚。長年の土地問題を解決したいという思いから、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー(AFP)を取得。不動産賃貸業経営。「お客様の夢と希望とともに」をキャッチフレーズに2016年に会社設立。福岡を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

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