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17/02/22

家計・ライフ

円満離婚弁護士原口未緒が語る、モラハラ離婚のアドバイス!

現在、Mocha(モカ)で大好評連載中の「駐在マダム、モラハラ夫からの逃亡記」。これに関連して、円満離婚弁護士として、モラハラ離婚のご相談に応じている私の立場から、ご夫婦間におけるモラハラについて書いていきたいと思います。

そもそもモラハラって何?

今でこそモラハラという言葉も一般化してきましたが、まだ、モラハラといわれても何のこと?と首をかしげる人も多いことでしょう。そもそもモラハラとは、モラル・ハラスメントの略で、夫婦間において行われる場合には、いわゆる「人格否定」を言います。「だからお前はダメなんだ」「誰のおかげで飯が食えているんだ」「お前に母親の資格はない」など、主に夫から妻に対して、いわゆる言葉の暴力で行われているケースがほとんどです。

それ以外にも、有無を言わせずに自分の支配下、コントロール下に置くために、妻に家計や財産の管理をさせない、生活費を十分に渡さないなどの経済的虐待、自由に外出をさせなかったり、心理的に外出できなくなるような状態にしたりするなど、妻の行動の管理や束縛、理詰めで言い負かして反論できないようにして全て自分の言いなりにさせ妻を服従させる、などがあります。

モラハラ夫の特徴とは

自分の夫は大丈夫かしら?と不安に思ってしまった人もいるかと思いますが、モラハラ夫になる男性の特徴を見てみましょう。モラハラ夫の特徴としては、一般的には、昔ながらの大企業の社員、公務員など、いわゆるお堅い、保守的なお仕事の方が多いように思います。

その理由としては、そもそもモラハラ自体が「○○すべきだ」「○○であるべきだ」と言った正論や倫理観に基づいたものであることが多いからではないかと思います。

保守的でいわゆるお堅いお仕事にお就きの男性の方は、常日頃、職場でも自分が「○○すべき」「○○であるべき」といった教育をされていますし、そのようにすることをいわば強要されています。当然、上司や取引先からもそのように怒られることも多いでしょうから、そのためか、妻に対しても、職場で自分が求められていることと同じレベルの厳しさを求めてしまいがちです。

しかも、いわゆるお堅いお仕事なので、理詰めで正論。筋が通っています。ですから、理詰めで筋を通されてしまうと、妻側は何も反論することができない。筋が通っているからこそ、何も言い返すことができなくなってしまうんですね。

しかし、モラハラの夫が妻に対して言うことを、例えば第三者である私などが聞いた場合には、とても筋が通っていないのです。一見、筋が通っているようにも聞こえるのですが、よく注意をしてみると、自分の正当性を主張したり、屁理屈をこねて自分の非を認めようとしないために、いつの間にか議論がすり替わっていたり、質問と答えが噛み合わなくなったりしてしまっていたりします。

それでも、妻は、自分が責められている立場ですし、交際当初は優しかった夫の急変した態度に戸惑ったり、離婚したくなかったり、家庭内の雰囲気を悪くしたくなかったり、反論したら何倍にもなって返ってきたりすることから、反論できないのです。そして、ついには、何度も夫から責められてきたことで、「自分が悪いのではないか」と自分で自分を責めるようになってしまいます。ここまでくると完全に夫のコントロール下に入ってしまい、夫婦の間で夫が上で妻が下、という上下関係が出来上がってしまいます。

いかがですか?モラハラにあっている妻は、セフルイメージが低い人が多いので、モラハラにあっていることに気がつきにくいのですが、少しでも「あれっ?当てはまっているかも?」と思ったら、冷静に自分の状況を考えてみましょう。

「駐在マダム、モラハラ夫からの逃亡記」の連載記事
全バックナンバーはこちら
#8「別居後に整える孤独な新生活」
#9「夫と義父母からの連絡に怯える日々」
#10「勇気を出して女性相談センターに電話をする」
#11「離婚において弁護士を雇う3つのメリット」
#12「要注意! 別居中の健康保険証の使用について」

原口 未緒 弁護士

1975年東京都生まれ。1998年学習院大学法学部卒業、2003年弁護士登録。都内法律事務所にて民事、商事、家事、刑事、倒産処理など多様な案件を扱う。2010年に独立し、未緒法律事務所を開所。夫婦・離婚案件を主に扱い、相談件数は350を超える。2013年より業務にコーチング・カウンセリング・セラピーなどの手法を取り入れ、「心もケアする弁護士」として奮闘中。著書は「こじらせない離婚ーこの結婚もうムリと思ったら読む本」(ダイヤモンド社)。FP Cafe登録パートナー

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