17/02/24
夫と義父母からの連絡に怯える日々
子供とふたりの新生活を必死で立て直している間にも、頭から離れないのは夫や義父母のこと。
夫に断ることなしに家出をしてきた私は、海外と日本という距離があるにも関わらずいつ夫に怒鳴られるのかとビクビクしていました。
追いかけてくるのではないかと怯え、居場所を知られてはならないと思い必死で様々な対応をしました。
別居後の予想外な夫の反応
別居前、もし妻と子が家出をしたと夫が知ったら、すぐに電話やメールをしてくるに違いない、もしくはほんの短い休暇でも日本に飛んで帰ってくるのではないかと予想していました。
家出当日、無事に飛行機に搭乗し逃げ切った私は、深夜便にも関わらずほとんど眠れなかったのです。
それは、夫から私の日本の携帯電話宛に怒りのメールや着信がたくさん入っているのではないか思ったからです。
ところが、成田空港に到着して携帯を確認するも全くメールも着信も無し。
日本に追いかけてくるどころか、家出後の2週間何の反応もなかったのです。
こうやって書くと私は夫の反応を待っていたかのようだが、期待していたのではなく怯えていたのでした。
ついに送られてきたメールは、「勝手に連れて出て行ったけど、子供はあなた一人のものではない。なぜ実家を出たんだ?」と言う内容の短い文章でした。
謝るわけでも、なぜ家出をしたのかと問うわけでもなく。
恐らく夫は、妻が家出したということをただ実家に帰っただけと捉えていたのでしょう。
そのため、帰国後2週間で実家を離れたと知り、驚いてようやくメールをしてきたようでした。
最も厄介な義父母と実家の両親の関係
実家を離れたことをどうやって夫が知ったのかというと、私の両親が義父母と連絡を取り合っていたからです。
両親は私を理解することもなく、味方にもなってくれず、終始夫と義父母の肩を持っていました。
さらにその後も数ヶ月間毎日のように、義母から私の携帯電話に電話もメールもきました。
もちろん私が電話に反応することは皆無。
今までのしがらみを振り切り、自分の心を守ることに必死でした。
こうして、私は夫だけでなく義父母や両親からも脅かされる日々を過ごしました。
居場所を知られずに安心して生きるために出来ること
自分と子供と新しい生活を守るためにしたことは、以下になります。
・夫、義父母、両親のメールや電話に反応しない。
・着信拒否の設定にする。
・メールは見ない、もしくは見ないためのフォルダに振り分ける。
・携帯の電源をオフにする。
・新しい携帯電話を契約する。
・知られている番号の携帯を解約する。
・SNSのアカウントを削除。
・両親に引っ越し先も新しい携帯電話番号も教えない、連絡しない、会わない。
結婚生活の間の自分と夫や義父母、両親との関係を思うとこれらのことを実行するにはなかなか勇気がいりました。
相手がどう感じているだろうと思うと、急に恐ろしくなることもありました。
でも思い切って関係を断ち切ることによって、守られたことがたくさんあります。
いちいち彼らの強引な意見や感情に反応しても私にとってはマイナスに働くだけだったと今では思えます。
徹底して守りきった現在、自分の幸せのためには必要な対応だったと言えます。
むしろそこまでしないと新生活が始められなかったのでした。
次回は、女性センターに相談することについてお伝えします。
【駐在マダム、モラハラ夫からの逃亡記】の連載記事
全バックナンバーはこちら
・#6「いよいよ家出当日! モラハラ夫と一生のお別れ」
・#7「モラハラ夫から逃れられた反面 厳しい現実に直面」
・#8「別居後に整える孤独な新生活」
・#9「夫と義父母からの連絡に怯える日々」
・#10「勇気を出して女性相談センターに電話をする」
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Key キー
孤独な海外生活の中、夫のモラハラに気がつき何とかしてこの状況を変えようと逃亡を計画。夫の留守中に置手紙をしてスーツケース3個とゴルフバックそして子供を抱えて日本に逃げ帰ってきました。現在、派遣で働きながら一人で子育てをしています。
ブログ「海外駐在マダムから築古アパート暮らしシングルマザーを選んだKeyのハッピー逃亡記」
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