17/01/25
いよいよ家出当日! モラハラ夫と一生のお別れ
持ち出すモノの準備、これから逃げる場所の確保、自分の気持ちの整理。
これらが揃ったら、さぁいよいよ家出です。忘れ物はないか、思い残すことはないか、最終チェックです。家出を取り止めたいのなら、それも今日なら選ぶことができます。
実行するにしても止めるにしても、優先するのは自分の幸せ。気持ちを整理して落ち着いて行動しましょう。
今までの生活を振り返って、自分の気持ちを再確認
自分の人生で家出をすることになるとは、到底思わないことでしょう。
別れることを想定して結婚する人はいないと思います。
私にとって人生をかけた壮大な計画は、絶対に成功させたい!モラハラ夫から逃げ切りたい!という一心でした。
それでも逃げてはいけないのではないか、夫や夫の家族、自分の両親にどれだけ怒られるだろうかと怯えていました。
「制限ばかりの生活で一生を終えていいのか」「自分自身を押し殺して生きていく人生でいいのか」「お金さえあればいいのか」「好きなことを諦めていいのか」などと自問自答を繰り返しました。
結論はやはり「このままの人生では絶対にイヤ!」ということ。
不安も恐れも罪悪感も心いっぱいに埋め尽くされ、家出前夜は母子共に高熱が出ましたが、決意は変わりませんでした。
段取りチェックは前日までに! 当日はただ実行するのみ
前日までに持ち物を書き出し、夫に見つからない程度に荷物をまとめました。
航空券を予約したのは、家出の2日前。
その予約から、自分自身のお金から払うことを決め、支払いはクレジットカードを利用しました。
夫から渡されているクレジットカードもありましたが、この時から決して使用することはありません。
お金に余裕があったわけではないですが、モラハラ夫にカード履歴を見られたくないし後々でお金の揉め事にならないようにするためです。
家出を実行する日については相談相手である姉と、駐在先輩マダムひとりにだけ伝え、他の友人やお世話になった会社の上司の奥様方にも一切お知らせをしていません。今でもお礼が言えない方がいるのが心残りです。
これで心も荷物も準備万端。
あとは、当日ひっそりと実行するだけです。
モラハラ夫の背中に向かって一生のお別れ
さて、いよいよ家出当日。
私はとにかくいつも通りを装いました。
夫も、私が用意した朝食を不機嫌そうに食べ、顔も見ずに玄関へと向かって行きました。
玄関ホールに夫が消えたとき、「さようなら!もう一生会いません!」と心の中で叫んだのでした。
夫がマンションのエレベーターに乗ったタイミングで、家の内側から鍵をかけた時に安堵した反面、これから待ち受けている大冒険のために不安が襲ってきました。
子供はいつも通りプレスクールに預け、私は淡々と家出の準備。
スーツケース3つにゴルフバックとベビーカーを車に積んで、出発。
専属運転手は、突然の大荷物で驚いていました。
「私の父親が急病で」と嘘をついて子供のお迎えに。
運転手同士の繋がりも強いので、夫の耳に入るまでに何とか飛行機に乗りたい一心でした。
スクールの先生にも「急に帰ることになった、もうこの国に戻らないかも」と伝えて急いで空港に向かったのでした。
子供はまだ小さかったので「じじばばに会いに行こう」とだけ言って、何とか飛行機へ。
搭乗までに携帯電話に夫から連絡がくることもなく、無事に逃げ切りに成功することができました。
次回は、自分の足で歩き出す厳しい現実の始まりについてお伝えします。
【駐在マダム、モラハラ夫からの逃亡記】の連載記事
全バックナンバーはこちら
・#3「スマホが使えないってどういうこと!? モラハラ夫の呪縛」
・#4「モラハラ夫との生活に終止符! 家出の決意とその後の行動」
・#5「モラハラ夫からの逃亡 家出の際に持ち出すべき大切な物」
・#6「いよいよ家出当日! モラハラ夫と一生のお別れ」
・#7「モラハラ夫から逃れられた反面 厳しい現実に直面」
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Key キー
孤独な海外生活の中、夫のモラハラに気がつき何とかしてこの状況を変えようと逃亡を計画。夫の留守中に置手紙をしてスーツケース3個とゴルフバックそして子供を抱えて日本に逃げ帰ってきました。現在、派遣で働きながら一人で子育てをしています。
ブログ「海外駐在マダムから築古アパート暮らしシングルマザーを選んだKeyのハッピー逃亡記」
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