17/01/16
モラハラ夫からの逃亡 家出の際に持ち出すべき大切な物
モラハラ夫との生活から逃亡を思い立ったら、さて何を持ち出そうか?と考えました。今まで当たり前だった様々なモノに囲まれた生活。一旦家出をしたら決して取りに戻ることは出来ないし、今後自分で必要なものを買うことも難しい経済状況になることは予測が出来ていました。
かと言ってあれもこれもと持ち出し過ぎたら、モラハラ夫に怒られるのではないかとすっかり怯えていたのでした。
これだけは絶対持ち出そう! 貴重品関係
今後の生活費について心配しながら家出を計画することになると思います。
貴重品関係はできる限り持ち出すことをお勧めします。持ち出すべき貴重品は、現金、キャッシュカード、通帳、印鑑、パスポート、保険証、年金手帳等。
ここで私が非常に悩んだのは、夫名義のキャッシュカードや通帳を持ち出してもいいのかということです。
家に置いてあるようなキャッシュカードは重要なものではなくたいして残高もないであろうとは思っていましたが、念のために目に付いた通帳やキャッシュカードを印鑑と共に全て持ち出しました。
結局パスワードも分からないようなキャッシュカードは使い物にはならなく、たまに記帳しては夫の巨額の給料やボーナスを目にするも出金することが出来なく、ため息ばかりついていました。
読者のみなさんにお伝えしておきますと、妻が夫名義のものを持ち出したり口座から出金したりしても、夫婦共同財産であるので責められることも訴えられることもないので、心配せずに持ち出して大丈夫です。ただし離婚の際には返却すること。ただそれだけです。
給料明細を婚姻費用や養育費の計算のために持ち出そう
源泉徴収票、給料明細またはそれに代わる書類を必ず持ち出しましょう。
原本が無理であればコピーやスマホで写真を撮るのもいいでしょう。
それも無理な状況であれば、夫の給料が振り込まれる口座情報だけでもメモをとりましょう。
別居中も婚姻費用という名の生活費は請求することが出来ます。諦めないでください。
ただやはりそのためには何か書類がないとうまく話が進まないかもしれません。
源泉徴収票や給料明細などきちんと数字の載ったものを弁護士さんや裁判所の調停の場にて提出するとすぐに計算して夫側に請求してくれます。
婚姻費用や養育費がどのくらいもらえるのかは、裁判所のHPで確認して家出前にある程度の金額が分かっていると安心です。
捨てられないものと共に家を後にするだけ
夫が使うであろうものや大事にしているものは、そのまま置いてきました。
夫を困らせようとしたいわけではないし、持ち出しすぎて後で怒られることにも怯えていたからです。
あとは思い出の品。
一番心が痛むし、悩む部分だと思います。
私の場合は、基本的に夫が写っている写真や結婚式の写真は全てそのまま置いてきました。
持ち出したのは、子供の成長写真だけ。
最後に服や洗面道具、どうしても捨てられないものなどをスーツケースに詰められるだけ詰めました。
かわいそうだとは思ったけれど、子供のおもちゃはほとんど持ち出すことが出来ず、スーツケースの隙間にミニカーを入れただけでした。
有名ブランドの陶器の置物もエスプレッソマシーンも高級ステンレスのお鍋も。
屋内用ジャングルジムもおもちゃの電動バイクも大量の電車やレールも。
ここでお別れ。
モノは本当に欲しければ後からでも買うことができるのです。
貴重品や思い出の品と少しの身近なものを持ったら、あとはとにかく家を出るのみ。
モノでは測れない幸せが待っています!
次回は、家出当日の段取りについてお伝えします。
【駐在マダム、モラハラ夫からの逃亡記】の連載記事
全バックナンバーはこちら
・#2「幸せだと思い込んでいた海外生活 夫のモラハラに初めて気がついた時」
・#3「スマホが使えないってどういうこと!? モラハラ夫の呪縛」
・#4「モラハラ夫との生活に終止符! 家出の決意とその後の行動」
・#5「モラハラ夫からの逃亡 家出の際に持ち出すべき大切な物」
・#6「いよいよ家出当日! モラハラ夫と一生のお別れ」
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孤独な海外生活の中、夫のモラハラに気がつき何とかしてこの状況を変えようと逃亡を計画。夫の留守中に置手紙をしてスーツケース3個とゴルフバックそして子供を抱えて日本に逃げ帰ってきました。現在、派遣で働きながら一人で子育てをしています。
ブログ「海外駐在マダムから築古アパート暮らしシングルマザーを選んだKeyのハッピー逃亡記」
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