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26/01/26

家計・ライフ

「定期預金を中途解約して高利率に預け替え」は得なのか

“「定期預金を中途解約して高利率に預け替え」は得なのか

金利の上昇局面を迎え、定期預金の金利チェックにも熱が入る今日この頃です。
大手都市銀行だけでなく、ネット銀行やキャンペーン金利など、選択肢も増えてきました。
特に1月は新年キャンペーンでおトクな金利をうたっている金融機関も少なくありません。

しばらく使う予定のないお金だから、少しでも有利にしておきたい、そんな思いで定期預金を選ぶ方も多いでしょう。
ただ、すでに資金を預けている定期預金より高い金利の定期預金を見つけたら、「いまの定期を解約して預け替えたほうがいいの?」と迷うかもしれませんね。

定期預金は元本保証で安心な一方、途中で引き出すと金利の扱いが変わるという特徴があります。金利が高いからといって、必ずしも預け替えが正解とは限りません。
今回は、定期預金の引き出し方・中途解約が損になるケース、トクになるケース・預け替えを考えるときの判断のポイントを、具体的に考えていきます。

定期預金を引き出す3つの手続き

定期預金を引き出す手続きには、大きく分けて次の3つがあります。

●定期預金を引き出す手続き1:中途解約

中途解約は、あらかじめ決められた満期を迎える前に資金を引き出す手続きです。
定期預金は、資金を一定期間は引き出さない代わりに、金利が高く設定されています。
ですから、もし満期までの一定期間が来る前に解約したら、当初の金利よりも低い利率になるケースがほとんどです。
とはいえ元本保証はされています。また、普通預金金利より低くなることはないとしている金融機関も多いので、解約されるまで普通預金に預けていたようなものと考えられるでしょう。

中途解約の手続きは、銀行の窓口、インターネットバンキングで行います。また、金融機関によってはATMで行うことも可能です。

●定期預金を引き出す手続き2:満期解約

満期解約は、定期預金が満期を迎えたタイミングで解約する手続きです。
定期預金を始めたときに、自動解約型で契約していたら、満期になると元本と利息分が指定した普通預金口座に入金されます。

金利は、当初の金利が適用されますが、税金分は差し引かれます。
解約時の手続きは特に必要ありません。

●定期預金を引き出す手続き3:解約予約

解約予約は、自動継続型になっている定期預金を満期日に解約する手続きです。

定期預金を始めたときに、自動継続型で契約していたら、満期になると同じ条件で新たに定期預金がスタートします。
満期のタイミングで解約する希望があるなら、事前に満期日に解約する予約をしておきます。

解約予約をすると、満期解約型になります。
手続きは、銀行の窓口、インターネットバンキング、金融機関によってはATMで行うことも可能です。

定期預金の預け替えはトク?

預け替える前の定期預金を、満期解約・解約予約によって解約する場合には、定期預金の高い金利が適用されています。
そのため、その定期預金のメリットはしっかり得ています。
そのうえで、さらに高い金利の定期預金に預けるのであれば、有利に運用できます。
満期解約・解約予約をする場合には、解約前に次の預け先を選んでおくことがポイント。
解約後、すぐに預け替えれば、運用する日数を無駄なく活用できます。

ただし、中途解約の場合には注意が必要です。
中途解約をしたら、それまでの預け入れ期間は普通預金金利と同程度しかつきません。
そのため、預け替え後の利率が高く、また預け入れ期間も状況に合っているのでなければ、かえって損をしてしまいます。

たとえば、100万円を金利0.5%の定期預金1年ものに預けたとします。
この定期預金で、1年後の満期に得られる利息は5000円です(税引前、以下同じ)。

100万円×0.5%=5000円

しかし、定期預金がスタートして半年後に金利0.7%の定期預金1年ものを見つけたので、0.5%の定期預金は中途解約して預け替えたとします。
最初に預けた定期預金では、中途解約では普通預金と同じ金利(0.2%)になるとしたら、受け取れる利息は1000円に減ってしまいます。

100万円×0.2%×(6カ月÷12カ月)=1000円

その後の半年は金利0.7%になったとはいえ、利息は半年で3500円です。
合計で4500円ですから、0.5%で1年間預けておいたほうがいい計算です。

【0.5%で1年間預けた場合】

100万円×0.5%=5000円

【上の例で預け替えた場合】

100万円×0.2%×(6カ月÷12カ月)=1000円
100万円×0.7%×(6カ月÷12カ月)=3500円
1000円+3500円=4500円

しかも、金利0.7%の定期預金が1年ものだった場合には、半年後で中途解約したら金利が下がりますので、さらに損が大きくなります。半年後に中途解約せず、1年間預けておけばもう3500円受け取れる計算ですが、金利上昇時代ですから、1年後にはもっと金利の高い定期預金が出ているかもしれません。

金利差が大きければトクになることも

資金の運用は、利率と期間でメリット・デメリットを考えます。
上の例で、もし半年後に見つけた定期預金が「1%の6カ月もの」だったら、預け替えたほうがトクになります。

はじめの半年は金利0.2%で再計算して、利息は1000円。
その後の半年は、金利1.0%で、利息は5000円。
合計で6000円ですから、0.5%で1年間預けておくよりも、1000円増やせます。

【上の例で預け替えた場合】

100万円×0.2%×(6カ月÷12カ月)=1000円
100万円×1.0%×(6カ月÷12カ月)=5000円
1000円+5000円=6000円

既に預けている定期預金があり、もっと高い金利の商品を見つけたら、まずはシミュレーションをしてみましょう。
損になってしまっては、本末転倒。高い金利の定期預金を見つけたからといって、すぐに中途解約して飛びつくのは、避けた方がよさそうです。

預け替えを考えるときの判断のポイント

では、預け替えを考え始めたとき、実際にどうするのかの判断に必要なポイントを見ていきましょう。

●(1)預け替えを考える前に、いつ使うお金かを確認する

定期預金の預け替えを考えるとき、どうしても金利が何%か、という点に目が行きがちです。
特に金利の上昇局面では、次から次に高金利商品が出てくるように思えてしまいます。

でも実は、金利より先に確認しておきたいことがあります。
それは、このお金をいつ使う予定なのか、という点です。

たとえば、数年後に使う予定が決まっているお金や、納税などのまとまった支払いに備えて置いているお金は、「確実にその時期に使えること」が何より大切です。

一方で、当面は使う予定がないお金や、使う時期は決まっていないお金であれば、考え方は少し変わってきます。定期預金の預け替えは、お金のゴールが決まっているかどうかによって、向き・不向きがあるのです。

●(2)ゴールが決まっている場合と、決まっていない場合の考え方

使う時期がはっきり決まっているお金の場合、途中で中途解約をすると当初想定していた利息が大きく変わってしまう可能性に要注意です。
多少高い金利の商品が出てきたとしても、満期まで持ちきること自体がメリットになるケースは珍しくないからです。

使う時期が決まっていないお金の場合は、金利の動きを見ながら、短めの期間で預けるという考え方もあります。金利が上昇している局面では、1年ものではなく、6か月ものや3か月ものを選び、次の選択肢を残しておく方法もあります。

このように、ゴールが決まっているお金は「確実性重視」、ゴールが決まっていないお金は「柔軟性重視」と考えると、預け替えの判断がしやすくなります。

●(3)金利だけで判断しないためのチェックポイント

預け替えを検討するときは、中途解約した場合の金利がどうなるのかをチェックしましょう。場合によっては、普通預金と同程度になってしまう場合もあります。
また、預け替え後の定期預金の期間が、今の生活や今後の予定に合っているかどうかも大切です。
さらに、別の金融機関に預け替える場合には、預金保険制度の範囲(元本1000万円とその利息)も意識しておきたいところです。

これらを確認したうえで、それでもメリットがあるかどうかを考えることが損をしないためのポイントになります。

●(4)金利が上がっている今だからこそ、落ち着いて考える

金利が上がってくると、「もっといい条件があるのでは?」「今のままでいいのだろうか?」と、気持ちが動きやすくなります。

ですが、定期預金はとてもシンプルな商品だからこそ、途中であれこれと手をくわえてしまうと、結果が分かりにくくなる面もあります。 迷ったときは、今回紹介したように、一度シミュレーションをしてみること。
それでも判断がつかない場合は、今の定期預金を続けるという選択も、十分に合理的です。

金利の高さに振り回されるのではなく、自分のお金の使い道に合った預け方を選ぶこと。
それが、定期預金と上手につき合うコツといえるでしょう。

タケイ 啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)

36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

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