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18/12/08

家計・ライフ

1000万円貯めた人の預貯金の内訳、普通預金と定期預金の割合は?

日常的に使うお金の管理は、普通預金口座で行う人がほとんどでしょう。そして、貯蓄は定期預金口座を利用していることが多いと思います。
人によって普通預金と定期預金のバランスはさまざまです。
では、1000万円貯蓄がある人は、どのような資産配分にしているのでしょうか。

1000万円のうち預貯金は54.8% (普通預金:定期預金=6:4)

金融広報中央委員会の調べによれば、金融資産を保有している世帯の平均資産は1887万円です(2018年、家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査])。

資産全体のうち、預貯金にしているのは全体の54.8%。預貯金の約4割(全体の22.7%)は定期性預貯金となっていますので、預貯金のバランスとしては、定期預金よりは出入金のしやすい普通預金を利用しているようです。

2018年 種類別金融商品保有額(金融資産保有世帯)

生命保険・損害保険・個人年金保険の資産を合計すると、26.7%です。
最近の保険は予定利率が低くなっていて、資産運用としてはそれほど有利ではないケースが多いのですが、保険は必要があれば加入します。
保険の保障額が大きくなれば、資産としての価値も大きくなるので、資産全体の約4分の1を保険商品が占める状況になっています。

債券・株式・投資信託の投資資産は、合計で15.6%。なかでも株式の保有が多いようです。長引く低金利のため、定期預金や保険だけではせっかくの資産を生かすことが難しくなっていることで、積極的に投資をしている様子がうかがえます。
投資は元本保証ではありませんが、リスクを最小限に抑えて手堅く運用することで、少しでも資産を増やすことが可能です。

資産があるほど投資に興味あり

では、資産がある人はこれからどのような金融商品を持ちたいと思っているのでしょうか。同調査の2017年に、金融資産保有額と希望する金融商品の関係のデータがあります。

今後の金融商品の保有希望(金融資産保有額別)

主だった金融商品を比べてみると、資産があればあるほど株式や株式投資信託、外貨建金融商品、不動産投資信託といった投資商品に人気が高くなります。
逆に、保険商品はこれから希望する商品とは言えないようです。

資産配分のベストバランスは?

普通預金、定期預金の他、保険や株式など、資産をどのような配分にするのがベストなのでしょうか。
実は、誰にでも当てはまる「正解」というものはありません。資産配分は、目的(=何に使うか)と、期間(=いつ使うか)、そしてリスクの許容度によって決められるものだからです。

資産の配分を「アセットアロケーション」、具体的な運用商品の組合せを「ポートフォリオ」と言います。
アセットアロケーションでは、預貯金、保険、債券、株式、不動産などに、それぞれどのような割合で資産を配分するかを考えます。そして、目的に応じてポートフォリオを組むようにします。
老後資金であれば長期の運用に適した商品を、自動車の購入や教育資金など、数年後に使うことが決まっている資金なら、中期の運用で成果が出るような商品を選びます。

そして、自分のリスク許容度も大切なポイント。すでに貯蓄があったり、結婚していて共働きだったりすると、資産運用の過程で損失が出ても大きな痛手になりにくいので、リスク許容度は高いと言えます。多少のリスクをとってもより高いリターンを目指して、株式等の運用先を考えてもいいでしょう。
逆に、貯蓄が少なかったり、ローンを抱えていたりするとリスク許容度は低くなります。その場合はリスクを最小限に抑えられる、国債や保険などが安心です。

これから1000万円の貯蓄を目指すなら

これから貯蓄を始めようという人は、まずは普通預金に2、3カ月分の生活費をためましょう。なぜなら、普通預金に生活費の2、3カ月分があれば、何かのアクシデントで入金がなくても、当座の支払いと生活費が確保できるからです。
たとえば、1カ月の生活費が20万円なら、2.5カ月で50万円です。普通預金は入出金が多くありますが、常に50万円を下回らないようにして貯蓄分をキープします。

残高があるとどうしても使ってしまう、という人は、別の金融機関の口座にわけておけば大丈夫です。

生活費の2、3カ月分がたまったら、今後の予定や希望に応じて貯蓄を具体的に考えてみましょう。旅行や留学、マイホームの購入など、いつ頃にいくら必要なのかを考えて、そこから逆算で貯蓄額を決めていくと目標により早く到達できます。
特に予定がなければ年収分や、500万円、1000万円といった具体的な金額を目標にしてもいいですね。

貯蓄分は、まずは定期預金ですが、貯まってきたら債券や株式、投資信託などに投資をしてもいいのではないでしょうか。
金融資産を保有している世帯の、種類別金融商品を参考にすれば、投資額は貯蓄分の15%程度が目安になりそうです。

1000万円の貯蓄があったら、全額を低金利の普通預金に預けているということはないでしょう。さまざまな金融商品の特性を活かし、貯めたお金をさらに増やす工夫をしているのが、1000万円貯蓄する人のようです。

タケイ 啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)

36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

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