お金が貯まらない人の家のエントランス・駐車場に決まってある5つのもの

お金が貯まらない人の特徴として「家が散らかっている」ことが挙げられます。自分や家族の状況を正確に把握できていない、ということの表れと考えて構いません。中には「大富豪だけど単に整理整頓が苦手なだけ」という例外に当たる人もいますが、だいたいリンクしているのでできるだけきれいに保ちましょう。今回は「エントランス・駐車場」の観点から、お金が貯まらない人の特徴を読み解いてみます。

お金が貯まらない人の家のエントランス・駐車場にあるもの1：未開封の郵便物

ポスト（郵便受け）から郵便物を引き取ってきたものの、必要なものと不要なものを区分せず、そのまま放置してしまう人はお金が貯まりづらい傾向にあります。郵便物を確認しないでいると、重要な情報を見逃したり、期限までに支払うのを忘れたりといったトラブルにも巻き込まれがちです。届いた郵便物はすぐに仕分けする、判断に迷うなら別のところにまとめておくなど、自分なりの片づけルールを作って整理しましょう。

後々必要にならないか心配で捨てられない場合は、写真を撮ったり、スキャナーで読み込んだりしてデータとして残したうえで捨てるのも効果的です。

お金が貯まらない人の家のエントランス・駐車場にあるもの2：大量のビニール傘

大量のビニール傘は「無意識に繰り返している浪費の象徴」ともいえます。ビニール傘は1,000円以下と安価であるため気軽に買える分、油断するとたまりがちになるため注意しなくてはいけません。

何より、ビニール傘が玄関やエントランスに大量にあると、手狭になるため非常に不便になります。ビニール傘は1～2本を残してすべて捨て、各自で折りたたみ傘を持ち歩くなど対策を講じましょう。エントランスや駐車場が片付くうえに、浪費もなくなります。

お金が貯まらない人の家のエントランス・駐車場にあるもの3：履かなくなった・履けなくなった靴

履かなくなった・履けなくなった靴をいつまでも取っておくのは、見た目も雑然とするうえに、管理があいまいになるため好ましくありません。「いつか履くから」と、ソール（底）が減った、ヒールが傷ついた靴をそのままにしておくのは無意味です。本当に履くつもりがあるなら、修理に出すなど現実的な行動を起こしましょう。

どうしても捨てる決心がつかないなら、古くなった靴を下取りしてくれる靴屋に持っていくのも効果的です。次に靴を買うときに利用できる割引クーポンをくれることもあります。靴に限らず、管理できない範囲のものを持ち続けるのはお金が貯まらない原因にもなるため気を付けましょう。

お金が貯まらない人の家のエントランス・駐車場にあるもの4：封を開けていない荷物

郵便物と同様、封を開けていない荷物がエントランス・駐車場にあるのも好ましくありません。特に、ネットショッピングで買ったものが届いたのに開けていないのは、買っただけで満足してしまい、その後使うことを何一つ意識していない状態と言えます。その買い物は、本当に必要だったのでしょうか？

買ったものは使わないともったいないうえに、管理できない範囲のものを持ち続けることにもなるため注意が必要です。本当に欲しい、必要と思えたものだけを買うとともに、買ったらしっかり使いましょう。

お金が貯まらない人の家のエントランス・駐車場にあるもの5：維持費だけがかかる車

車を持つこと自体は何ら悪いことではありませんが、ほとんど使っていない状態だった場合は要注意です。車を持ち続けるには、税金やガソリン代、保険料などの維持費がかかります。使う予定が乏しいのに維持費ばかりかかるのは、節約の観点から見て好ましいとは言えません。また「昔から憧れていた」「家族の思い出の車」などの理由がないのに分不相応に高価な車に乗るのも、お金が貯まらない原因になるため注意が必要です。

高価な車は排気量が大きく、自動車税も高額になる傾向があるため、相応の維持費が必要になります。「その車を持ち続けたい理由」や「車が必要である事情」がなければ、コンパクトカーなど小さく、維持費がかからない車に乗り換えるか、思い切って手放してレンタカーやカーシェアを使いましょう。

できることからコツコツと

片づけをするのはお金持ちになるためには重要なタスクと言えますが、苦手とする人は一定数います。そして、そのような人は「片づけをしたいけど、具体的に何をすれば良いのかわからない」という悩みを抱えているかもしれません。まずは一日5分でも良いので「不要なものを捨てる」「捨てるのに気が引けるなら下取りや寄付を検討する」など、具体的な取り組みをしてみましょう。自分では難しいという場合は、家事代行サービスやヘルパーを頼むなど、上手に人を頼るのも効果的です。まずは「できることからコツコツと」の精神で、少しずつ始めてみませんか？

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荒井美亜金融ライター／ファイナンシャル・プランナー

立教大学大学院経済学研究科を修了（会計学修士）。税理士事務所、一般企業等の経理を経験して現在は金融・マネー系の記事を主に手掛けるライターとして活動中。ゲームを通じて全国の高校生・大学生に金融教育を行うプロジェクト「Gトレ」の認定ファシリテーター（講師）として教壇にも立つ。取得資格はAFP（日本FP協会認定）、貸金業務取扱主任者（試験合格）、宅地建物取引士（試験合格）