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19/02/19

家計・ライフ

4月から有休取得が義務化。上手に有休を取得するテクニック5選

有休がなかなか取れない職場も多いですよね。「取りづらい雰囲気の職場だから」「上司に悪く思われそうだから」など、理由はさまざまだと思います。
そんな風に思ってきた方に朗報です。2019年4月から「有休取得が義務化」されるのです。これで有休が取りやすくなるでしょう。
でも、有休が取りやすくなるとはいっても、気持ちよく休みたいですよね。
そこで今回は、上手に有休を取得するテクニックを5つお伝えします。

年5日休まないと罰則あり! 有休取得の義務化

日本は有休の取得率が低いといわれています。そのため政府は働き方改革の一環で、2019年4月から、有休が年10日以上ある人には、年5日以上取得させることを義務づけました。企業に対して罰則規定があるので、現在有休取得率が低い会社は、積極的に取得を推進する方法を考えると思います。

具体的な方法は、会社や職場によって違ってきますが、2019年3月までの「取りたい人だけがとればいい」という発想から「取ってもらわなければならない」と劇的に変わるので、有休が確実に取りやすくなることは間違いありません。

だからといって勝手なことをしてはいけません。周りの理解を得ることも大切です。

全部すぐできる! 上手に有休を取るテクニック

有休を取りやすくなる、取らなければいけないようになる……のなら、やっぱり上手に有休を取りたいですよね。そのためのテクニックを5つ紹介します。

● 罪悪感を取り払う

今まで有休をまったく取っていなかった人の中には、上司から悪く思われると困る、と思っている人もいるでしょう。でも、これからは有休をとらない人が困った人となります。自分で自分の仕事をコントロールできていて、周りとのコミュニケーションがしっかりできているから有休を積極的に取れるのだ、と自信を持って有休をとりましょう。

● 定期的に有休を取る

「偶数月の第二水曜日は有休を取る」など、有休を取る日を一定に決めると、「来月の10日は第二水曜日だから◯◯さんはお休みだな」、とスケジュールにも配慮してもらいやすくなり、上司や同僚だけでなく、取引先などにも迷惑がかからなくなります。そして何より自分自身が、有休を取ることに対する気持ちのハードルが下がります。

● 上司・同僚・取引先とのコミュニケーションを図っておく

会社が業務をしているときに休むことは、同じ仕事をしている仲間や取引先に、少なからず負担をかけることは間違いありません。自分が休むことによってフォローしてくれる上司や同僚などには、感謝の気持ちを伝えておきましょう。また、他の人が有休を取るときも事前に「何かフォローすることがあったら言ってね」と声をかけてあげたいですね。

● 有休の日に楽しい予定を入れておく

次の有休には、「家族と○○に行こう」とか、「見たかったあの映画を見よう」とか、とにかく自分がウキウキする予定を入れておきましょう。そうすると、「何とかそれまでにここまでやっておこう」と仕事の効率も上がりますし、周りの人も、楽しそうだなあといろんな面で協力的になってもらえます。フォローする同僚だって、どうせ休まれるのなら、気持ちよく休んでもらいたいと思うものです。

● 常日頃からまじめに仕事する

有休を取ることは当然の権利です。でもその権利を使うためには、まじめに仕事をしている、成果を上げている、という義務を果たせていることも当然必要です。常日頃から与えられた仕事をまじめにしっかりこなしていること、時間や期日を守ることなど、最低限のことができていてこそ、上手に有休が取れるのです。

まとめ

せっかくの有休を、一日無駄に過ごすことは一番避けたいですよね。趣味や娯楽に使ってリフレッシュしてもいいし、知りたかったことの勉強をする時間に充ててもいいでしょう。上手に有休を取って、有効に活用するために、ぜひ早めに計画を立て、人生がより豊かになるようにしたいですね。

小野 みゆき 中高年女性のお金のホームドクター

社会保険労務士・CFP®・1級DCプランナー
企業で労務、健康・厚生年金保険手続き業務を経験した後、司法書士事務所で不動産・法人・相続登記業務を経験。生命保険・損害保険の代理店と保険会社を経て2014年にレディゴ社会保険労務士・FP事務所を開業。セミナー講師、執筆などを中心に活躍中。

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