19/01/04
年末年始の食べ過ぎによる、身体の不調を解消する食材はコレ
年末年始は、忘年会・クリスマス・新年会などで食べ過ぎてしまうことが多いですよね。このような日が続いて「体調がなんとなく悪い」という方もいるのではないでしょうか?
脂っこい食事やお酒の飲み過ぎが身体に悪いのはわかっていても、付き合いがあるので止められないこともあります。
そこで今回は、年末年始の体調不良の原因や、食べすぎ・飲み過ぎの解決方法についてご紹介していきます。
胃に溜まった水分が食べ過ぎ・飲み過ぎの原因に
食べ過ぎ・飲み過ぎになると、身体に水分が溜まりやすく、胃に負担をかけやすくなります。胃は冷たい水分が苦手なため、胃の動きが悪くなり、食欲がなくなったり、消化が悪くなったりします。例えば、身体がむくみやすい、身体が重くだるい、下痢、吐き気、めまい、お腹がちゃぷちゃぷするといった人は、要注意です。
胃の状態を判断するには、唇の色やツヤを見てみましょう。普段より色やツヤが悪い場合は要注意。食事が美味しくないと感じたり、味がわからなかったりする場合は、胃に原因があると考えられます。
甘味の食材が消化不良を整える
このように食べ過ぎ・飲み過ぎで身体の調子が悪くなる方には、甘味の食材がオススメです。甘味の食材とは、キャベツ・冬瓜・小豆・黒豆・鴨肉・ワカメなどです。
特に、キャベツに含まれるビタミンUには胃の粘膜を修復する成分が含まれており、市販薬にも入っています。その他にも、冬瓜・小豆・黒豆・鴨肉・ワカメなどは、身体の中にある余分な水分を取り除いてくれます。食べ過ぎ・飲み過ぎが続いた日は、これらの甘味の食材で身体の調子を整えていきましょう。
(参照:https://hc.kowa.co.jp/cabagin/)
私が食べ過ぎたときによく食べるのが、山査子(さんざし)のお菓子です。中華食材やドライフルーツを扱うお店で販売されています。食べ過ぎたときに食べると、胃の消化を助けてくれます。ただし、砂糖がたくさん使われているのでとりすぎに注意しましょう。
身体の冷え過ぎは食事や運動で解消!
食べ過ぎ・飲み過ぎによる胃の不調は、身体が冷え過ぎたことが原因の場合もあります。喉が渇いたら温かいウーロン茶や緑茶などの飲み物をとり、食事を減らすことが大切です。胃の負担の少ないおかゆやスープなどを時間をかけてゆっくり食べるのがいいでしょう。また、こんなときにはじんわりと汗をかくウォーキングやお風呂もオススメです。冷えすぎた身体を食事や運動で温めましょう。
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多田 有紀 漢方・薬膳ライター
医療機関・調剤薬局に医療事務として勤務中に、体調を崩したことがきっかけで漢方の魅力に引き込まれる。その後、漢方スクールに通い、日本漢方養生学協会の漢方スタイリストに合格。現在は、漢方薬局などで漢方専門の知識を活かした記事を執筆中。多くの方に漢方の魅力を伝えるべく活動している。
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