18/11/19
ストレスで胃が痛いのは「胃熱」が原因!? 胃熱を抑える漢方による食材
仕事が忙しくなるとストレスがたまり、辛いものや脂っこいものばかり食べてしまうという方はいませんか?また、これから忘年会、お正月とさらに食べ過ぎ飲み過ぎが気になる方も多いでしょう。しかし、「身体によくないとわかっていても食べてしまう」「どれだけ食べても足りない」という方もいるのではないでしょうか?
今回は、このような症状の方のために、胃が痛くなる原因や食材をご紹介します。
ストレスで胃が痛いときは、胃に熱を持っている
仕事のストレスなどが原因で、暴飲暴食を繰り返していると胃に熱がこもり食欲が増すことがあります。この状態を漢方では「胃熱」といいます。この状態を放置すると、胃痛だけでなく、胸やけを起こしたり、口内炎ができたり、口臭がすることもあります。
また、冷たいものが飲みたくなる、尿の色が普段より濃いといった方も胃熱と考えます。胃が痛いのに、食欲が増えるといった矛盾した症状が胃熱の特徴です。
胃熱は、キャベツを使ったスープがおすすめ
胃熱を抑えるには、胃の熱を冷ます食材がおすすめです。例えば、キャベツは胃腸の熱を抑え、丈夫にする働きがあります。また、胃腸薬にはキャベツのしぼり汁からとったビタミンUという成分が入っているものもあります。できればキャベツは生で食べた方が効果はあります。しかし、この寒い時期にたくさん食べるのは結構つらいと感じる方も多いでしょう。
そこでおすすめなのが、キャベツを使ったスープです。また、寒い時期によく食べるお鍋にキャベツを入れるのもおすすめです。
【簡単にできるキャベツを使ったスープの作り方】
材料:キャベツ・玉ねぎ・ウインナー・塩コショウ・コンソメスープの素・水
1. キャベツと玉ねぎを食べやすい大きさに切ります。
2. 鍋に入れたお水が沸騰したら、キャベツ・玉ねぎ・ウインナーをいれます。
3. 5分ほど沸騰して材料に火が通ったら塩コショウ・コンソメスープの素を入れます。
身体が出しているサインに早く気が付くことが大切
「胃の調子が悪い」「食欲が止まらない」というのは、身体が出している不調のサインです。漢方では、このサインを早いうちに改善することで、未然に病気を予防できると考えています。胃の調子が悪い方は、決まった時間に食事を摂り、間食も控えるのがおすすめです。
また、胃が痛くなる原因は胃熱だけではありません。冷たいものの食べ過ぎでも胃痛を起こすことがあります。そのときの体調に合わせて、自分にあった食べものを選んでいきましょう。
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多田 有紀 漢方・薬膳ライター
医療機関・調剤薬局に医療事務として勤務中に、体調を崩したことがきっかけで漢方の魅力に引き込まれる。その後、漢方スクールに通い、日本漢方養生学協会の漢方スタイリストに合格。現在は、漢方薬局などで漢方専門の知識を活かした記事を執筆中。多くの方に漢方の魅力を伝えるべく活動している。
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