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22/12/14

家計・ライフ

貯蓄ギリギリなのに楽観的な人の末路

貯蓄ギリギリでも楽観的な人のヤバイ末路

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[総世帯](令和3年:2021年)」によると、貯金なしの世帯の割合は25.8%、貯金があっても金額が100万円未満の世帯は10%となっています。つまり、3分の1以上の世帯は、貯金がない、あるいは100万円未満で生活をしていることになります。

貯蓄がギリギリにもかかわらず楽観的な人は、将来どうなる可能性があるのでしょうか。その末路と対策方法をご紹介します。

貯蓄ギリギリでも楽観的な人の末路1:まさかの事態が起きたらすぐに生活が苦しくなる

「貯蓄がなくても、今生活できているので大丈夫」と思っている人は要注意です。たとえば、地震や台風などの災害は毎年どこかで起こっています。また、ここ数年では新型コロナの影響で経済が低迷しています。経済が低迷すると、給料やボーナスが減り生活に支障をきたすかもしれません。
災害や事故に遭う可能性は誰にでもあります。「自分には起こらないはず」「今、生活できているから大丈夫」と過信しないようにしましょう。

●対策:できるものから少しずつ見直してみる

例えば、通信費・スマホ代の見直しは手をつけやすいでしょう。スマホの料金プランを実際の使用量に合うものに変えたり、キャリア携帯から格安SIMに乗り換えたりすれば、ひと月あたり数千円が節約できます。これだけで、1年で数万円を浮かせることができます。利用していない有料アプリなども解約しましょう。

貯蓄ギリギリでも楽観的な人の末路2:急な出費に対応できない

貯金がギリギリだと、突発的な大型出費に対応できません。たとえば、次のようなとき、途端に困ってしまいます。

●病気やケガをしたとき

急な病気やケガで入院したり手術を受けたりすると、多額の医療費がかかることがあります。
健康保険には高額療養費制度というものがあり、自己負担額が一定額以上になると超過分の医療費を払い戻してもらえます。しかし、払い戻しまで2ヵ月以上かかることもあります。「限度額適用認定証」を利用すれば、窓口での支払いが自己負担限度額までになりますが、貯蓄がギリギリだとその自己負担限度額さえも支払うのが苦しいかもしれません。

●引っ越しするとき

引っ越しするには引っ越し代のほか、賃貸なら敷金や礼金、仲介手数料などがかかります。また、せっかくの新居で家具を新調したいと思っても、お金がなければ諦めざるをえません。

●結婚や出産をするとき

結婚や出産をする場合も、貯金があると安心です。思い描いた結婚式や新婚旅行をするには、お金があれば叶えられます。出産についても、助成金や給付金などは制度としてありますが、給付までには時間がかかることもあります。手元に必要額があれば、安心して妊娠生活を送れます。

●慶弔関連

冠婚葬祭でご祝儀やご香典を渡す機会は突然訪れます。特に、周りの友人の結婚式に出席するような時期を過ぎると、仕事関係や親族などの不幸が訪れる機会も徐々にでてきます。

その他、急に家電が壊れて買い直さなければならなくなるなど、普段の生活費とは別に突発的な出費が必要になることも起こりえます。

●対策:保険を見直し、節約した保険料を貯蓄に回す

保険にはさまざまな種類があるので、ライフスタイルに合わせて見直しすることをおすすめします。見直ししたほうが、現在の保険料より低価格で満足のいく保障内容を受けられることが多いです。
十分な貯金があれば、医療保険は必要最低限の保障だけで済むので、その分保険料を安く抑えられます。保険料を節約した分、さらに多く貯金ができるという好循環も生まれます。

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貯蓄ギリギリでも楽観的な人の末路3:子どもの進路が制限される

教育費は、幼稚園から大学まで全て公国立に通ったとしても、少なくとも1,000万円以上の費用がかかるといわれています。貯金が十分にあれば、子どもが希望する進路のために資金を充てられます。しかし、貯金が少なければ、私立大に行きたいといっても行かせられない、進学をあきらめざるを得ない、などの状況も起こり得るでしょう。

●対策:「学資保険」に加入する

学資保険は、毎月保険料を支払い、将来満期を迎えたときに保険金を受け取ることができる保険で、積み立てと同じような感覚で教育資金を準備できるのが特徴です。
マイナス金利の影響で、昔に比べると返戻率は大きく下がっていますが、毎月自動的に保険料が引き落とされるので、決められた金額を確実に貯めることができます。また、親に万が一のことがあっても、のちの保険料の払い込みが免除され、保険金も満額受け取れます。貯蓄ギリギリでも楽観的な人には向いています。

貯蓄ギリギリでも楽観的な人の末路4:転職できない

転職したいと思っても、たった1カ月給料が入ってこないだけで生活ができなくなるような状態では、転職活動をしたいと思ってもできません。貯金がないと、自分のスキルアップやキャリアアップのチャンスをなくしてしまいます。当面の生活費として貯蓄があると安心できます。

●対策:数ヵ月分の生活費を貯金しておく

雇用保険に入っていれば、失業中は雇用保険が適用され給付金(失業手当)を受け取ることができますが、給付金はすぐにもらえるわけではありません。自己都合で退職した場合は、原則として2ヵ月の給付制限期間があります。やむを得ない事情がある場合を除き、転職するときは数ヵ月分の生活費を貯金してからにしましょう。

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貯蓄ギリギリでも楽観的な人の末路5:常にお金の心配や不安を抱えて生活することになる

貯金が少ないと、「もし何か起きたらどうしよう」という漠然とした不安の中で生活することになるでしょう。たとえば、災害に遭い生活が見通せなくなる、突然のリストラで収入がなくなる、といった金銭的な不安を常に抱えることになりかねません。

●対策:先取り貯金をする

先取り貯金とは、毎月の給料から余った分を貯金に回すのでなく、毎月一定額を先に貯金する方法です。お金があるとついつい使ってしまう人は、先に貯金分を引いてしまえば、確実にお金を貯めることができます。財形貯蓄や自動積立定期預金など、自動的・強制的に先取り貯金ができる方法を利用するといいでしょう。

貯蓄ギリギリでも楽観的な人の末路6:老後に困る(老後資金が用意できない)

老後のための貯金をしていないと、生活資金が不足し、思い描いた老後生活を送るのは難しくなります。年金はあくまで生活できるレベルのお金しかもらえないので、年金だけを頼りにしていると必然的に生活水準は下がります。年金をもらえる範囲内で暮らしていくしかありません。

●対策:iDeCoやNISAを利用する

iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)やNISAなどを利用して、老後資金を貯めましょう。
iDeCoは、自分で掛金を毎月積み立て、自分で選んだ方法で運用し、掛金とその運用益との合計額を年金または一時金で60歳以降に受け取ることができます。税制優遇を受けられるメリットがあります。
NISA(少額投資非課税制度)は、運用益や分配金に対して税金がかからないので、効率的に資産を貯めることができます。

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まとめ

貯金ができないのは年収が多いか少ないかとは関係がないといわれています。年収が多くても、お金があればあるだけ使ってしまう人はなかなかお金を貯められません。できることから少しずつでいいので取り組んでいきましょう。

目黒 桂 ファイナンシャルプランナー

税理士事務所勤務後、企業にて経理・経営企画業務に従事。その後、出版社に転職し雑誌編集に携わる。金融・税務関連の執筆を中心に雑誌やWEB媒体でも活動中。

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