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21/10/12

家計・ライフ

海外で受けた治療費が戻る「海外療養費制度」、いくら戻ってくる? 海外の医療費相場は?

コロナ禍のニュースをきっかけに、海外の医療事情に関心を持った方も多いのではないでしょうか。どの国も、患者の生命・健康のために力を尽くしていますが、制度はさまざまです。国によっては医療費がとても高額だったり、医療機関が定められていたり、日本のように安価で医療を受けられ、病院を自由に選べる国ばかりではありません。

日本では、海外の医療機関で診療を受けたときに、海外での治療費を一部払い戻してもらえる「海外療養費制度」があります。どんな制度か、お伝えします。

海外療養費制度で医療費が戻る?! 

海外療養費制度は、旅行や出張などで海外にいるときに、急な病気やケガによって、やむを得ず現地の医療機関で診療等を受けた場合に、一部医療費の払い戻しが受けられる制度です。

海外で医療を受けたら、医療費は現地で払うことになりますが、その後医療を受けた人が申請することで、一部払い戻しが受けられます。海外療養費制度で払い戻される金額は、日本国内の医療機関で同じ病気・ケガの治療をした場合の医療費を基準にして計算します。

たとえば、海外旅行中にケガをして、現地の病院で治療したら15万円かかったとします。
しかし、日本で同様のケガをした場合なら医療費は10万円だとします。そうすると、自己負担割合が3割の場合、自己負担は3万円なので、差し引き7万円が払い戻しの対象になります。

●海外療養費制度で払い戻される金額

筆者作成

つまり、日本で治療した場合と同程度の保障をしてもらえる、ということです。

海外療養費制度のポイントは「やむを得ず」診療等を受けた場合ということ。渡航のそもそもの目的が医療を受けることだった場合には、制度の対象とはなりません。ですから、日本で保険診療の対象とならない医療(美容整形など)は対象外です。
また、海外の医療機関で払った全額が戻ってくるわけではないので注意が必要ですね。
しかも、海外の治療費は日本に比べて高額な場合が多いので、一部が払い戻しの対象外になる可能性があることにも要注意です。

海外療養費制度の手続きの時効は2年間!

海外療養費制度の申請の手続きは、医療を受けた人が帰国してから本人が行います。
必要なものは、主に以下のとおりです。

●療養費支給申請書

決まった書式があります。申請する際に記入して提出します。

●診療内容明細書(翻訳文を添付)

●領収明細書(翻訳文を添付)

どちらも決まった書式があります。帰国してから海外の医療機関とやりとりするのは、手間も時間もかかるので、現地で作成しておくといいでしょう。海外に行く時には念のため用紙を持って行くか、現地でインターネットから書式をダウンロード、プリントアウトして作成しておけば安心です。翻訳は帰国してからでも大丈夫ですが、翻訳アプリなどで現地にいる間に内容を確認しておくことをお勧めします。

●領収書の原本

医療費をいつ、どこに、いくら払ったのかを証明する大切な書類です。なくさないように十分気を付けてください。

●海外に渡航した事実が確認できる書類

一般的にはパスポートのコピーによって、海外で医療を受けた期間に現地にいたことを証明します。その他には、ビザのコピーや航空チケットのコピーでも証明できます。

●同意書

保険機関は、具体的な診療内容、日時や場所などについて、医療機関に照会する場合があります。医療機関が情報提供をすることに同意が必要になります。

その他、加入している保険によってさらに必要な書類もあります。
なお、海外療養費制度は2年を過ぎると時効となり申請できません。できるだけ早いタイミングで、必要書類の確認をしておきましょう。

海外の医療費事情はどうなっている?

海外で医療を受ける場合には、海外の保険に加入していなければ、基本的に医療機関が医療費を決める自由診療です。日本より高額な治療費となるだけではなく、お金の準備がないと治療を拒否されることもあります。ここで、海外の医療費事情を見てみましょう。

●アメリカ

アメリカの医療は先進的で病院のホスピタリティも抜群、との印象がありますが、医療費は高額になりがちです。初診料だけでも、日本では3000円程度で済むところが、アメリカロスアンゼルスでの初診料は1万5400円~1万6400円という調査結果があります(ジェイアイ傷害火災保険株式会社調べ、以下同じ)。
日本では救急車を呼んでも無料でかけつけてくれますが、緊急で救急車を呼べば、有料(12万3000円)であるうえに、医療機関は選べません。
外務省のホームページなどで、日本語で受診できる医師を確認しておくと安心です。

●フランス

フランスもまた、救急車は有料です。5900円~7300円に加えて、走行加算が1㎞あたり200円かかります。初診料は1万1500円~1万7200円です。
海外旅行傷害保険に加入している場合は、提携しているアシスタンス会社に電話すると全て日本語でサービスが受けられます。現地の言葉で日常会話は問題なくても、微妙なニュアンスを伝えるのは難しいものです。日本語サービスがあれば、優先して受けるといいと思います。

●中国(北京)

中国は大変広く、医療機関が多いところばかりではありませんが、北京には外国人専用外来を持つ中国系総合病院や、英語や日本語で医療が受けられる外資系クリニックがあります。
救急車は3100円~3万1100円と幅があります。初診料は6200円~1万8700円ですが、レントゲンや採血、超音波などの検査により医師の収入が増加するシステムのため、高額になりがちです。

●韓国

韓国の医療制度は日本と似ているので、比較的国内にいるのと同様に医療が受けられるのではないでしょうか。救急車は無料である点は日本と同様、初診料は5100円です。ただし、現地の医療制度に加入しているのでなければ、全額自費負担にはなります。
韓国では、保険診療と自由診療を同時に受けられる混合診療ができます。日本で保険診療と認められていない医療は、海外療養費制度の対象外ですので注意が必要です。

まとめ

海外で病気やケガになったら、大変心細いもの。いざという時のために、海外旅行傷害保険に加入したり、事前に現地の医療事情について調べたりすることが大切です。
海外旅行に行きたいと考えている方は、楽しい計画だけではなく、もしものための備えも、万全にしておきたいですね。

タケイ 啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)

36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

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