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21/10/31

家計・ライフ

60歳代の4人に1人は貯蓄100万円未満 60代の貯蓄実態

2021年に60歳になった人たちは、どのくらい貯蓄があるのでしょうか。
「2021年の還暦人に関する調査(PGF生命調べ)」によれば、貯蓄100万円未満の60歳は25%と、決して少なくありありません。しかも、おひとりさま世帯では32.9%にものぼります。
貯蓄が少ないままでは、お金の心配が尽きない老後になってしまいそうですね。
そこで今回は、60歳までにしておくべき5つのことをお伝えします。

60歳の貯蓄の現実

PGF生命の「2021年の還暦人に関する調査」は、2021年に還暦を迎える1961年生まれの男女にさまざまなアンケートをとり、結果を公表しています。そのなかから、まずは、60歳時点での貯蓄残高を金額別に見てみましょう。

●現段階の貯蓄金額(配偶者がいる場合は夫婦2人分)

PGF生命「2021年の還暦人に関する調査」より

現段階の貯蓄金額は、100万円未満の人がもっとも多く25.0%となっています。一方、1億円以上の人は9.0%など、人によって大きな差があります。そのため、平均貯蓄金額は3026万円。実態を表しているとは言えない数字になってしまいます。一部のお金持ちが平均金額を引き上げているため、4人に1人は貯蓄は100万円未満となっているのです。

また、貯蓄金額が100万円未満と回答した方の割合を世帯構成別に見ると、おひとりさま世帯が32.9%と、他の世帯に比べて高くなっています。

●現段階の貯蓄金額が「100万円未満」の割合

PGF生命「2021年の還暦人に関する調査」より

そして、今後の人生の不安の1位は収入の減少です。

●還暦以降(60歳以降)の人生で不安に思うこと(複数回答)

PGF生命「2021年の還暦人に関する調査」より

確かに、貯蓄が少ないうえに収入が減っては、老後の生活が不安になってしまいます。
そうしたことを考えてか、人生100年時代の備えとして行っていることの1位は「貯蓄・資産運用」、今後したいことでも2位が「貯蓄・資産運用」となっています。

では、60歳までに、どのようなことをしておけばいいのでしょうか。

お金の心配をなくすために今からすべきこと1:貯蓄・資産運用

まずは、貯蓄と資産運用です。
なかなか貯蓄ができない人には、先取り貯蓄がオススメです。収入があったら、まずは貯蓄分を生活費とは分けて、貯蓄用の口座に入金しておきます。そして、残ったお金で生活費をやりくりするようにすると、着実にお金を貯めることができます。

貯蓄が継続してできるようになったら、一部は資産運用として投資に回すようにしましょう。投資は元本保証ではありませんが、リスクをある程度とることで、預貯金よりも大きなリターンを期待できます。投資信託でコツコツ積立投資を行い、利益にかかる税金をなくすことができるつみたてNISA(積立ニーサ)は、投資初心者でも比較的安心して投資ができるのでオススメです。

お金の心配をなくすために今からすべきこと2:働き続けられる仕事探し

60歳時点で貯蓄が少なくても、働けば収入を得られるのでお金の不安は軽くなります。自分らしい暮らしを保ちつつ、マイペースで働き続けられる仕事を持てるといいですね。必要な資格を取っておいたり、人脈を作っておいたりする準備は、早いうちから始めておくと安心です。

還暦人に関する調査でも、65歳以降も働きたいと思う人は78.3%、70歳以降も働きたいと思う人は36.5%です。理由としては、年金だけでは心配、70歳以降の生活費を残したい、といった金銭面を挙げた人もいますが、やりがいや生きがいなど、いきいきとしたシニアライフを楽しみたいという声も多いようです。

お金の心配をなくすために今からすべきこと3:社会保障を知る

日本は、国民皆保険・皆年金です。また、収入が少なくなったり、介護が必要になったり、困った時には頼れる社会保障制度があります。
ただし、利用するためには自分から申請することが必要。つまり、制度を知らなければ利用もできないのです。

そのため、社会保障制度を知っておくことは、老後不安を軽くするためにも必要です。
自治体によっては、TwitterなどのSNSで発信しているなど、住民が情報を得やすい工夫をしているところもあります。積極的に利用するようにしましょう。

PayPay証券

お金の心配をなくすために今からすべきこと4:健康増進につとめる

健康のありがたさは、病気やケガに見舞われずとも、ぜひ普段から意識してほしいものです。
60歳以降に働くのも、健康でなければ難しいですね。健康状態がよければ、働き方の選択肢を広げることができます。また、病院に通うなどしなければ、医療費もかかりません。

持病があると、感染症のリスクが高くなったり、災害時に薬の入手が困難になったりと何かと大変です。普段からバランスの取れた食事や十分な休養など、健康の維持・増進に気を付けることは、お金の心配だけではなく、暮らし全般の不安を軽くしてくれるのではないでしょうか。

お金の心配をなくすために今からすべきこと5:信頼できる人との絆を持つ

そして最後に、信頼できる人との絆を大切にしていただきたいと思います。
何かあった時に、相談できる人、愚痴を言い合える人、困った時に助け合える人は人生の宝です。

信頼できる人がいないと、「お金だけが頼り」といった気持ちになりがちです。でも、お金は使えばなくなります。不安はキリがないので、○○円あれば十分、といったことにはなりません。
せっかく貯蓄して1億円貯めても、不安で仕方がないのではつまらないですよね。

暮らしに必要な老後資金を準備することと並行して、健康と人も大切に、老後に慌てるよりも、今から準備していきましょう。

タケイ 啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)

36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

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