20/12/27
2020年Mocha(モカ)で読まれた記事ランキングベスト10
コロナ一色だった2020年ももう終わりますね。リモートワークやキャッシュレスが進み、仕事面でもお金面でも大きく変わった年でした。
今回は、2020年にMocha(モカ)で公開した記事のアクセスランキングを大公開。2020年1月1日から12月26日までの間で、もっとも読まれた記事ベスト10を公開します。
第10位:「老後破綻」するたった一つの悪習慣(長尾義弘:著)
「老後破綻」というのは、どういう状態かというと、老後資産もゼロ、年金額も少なく生活ができない状態です。年金額が少なくても、生活ができているのであれば、破綻はしていないことに。老後破綻になってしまって、さらにひどくなると、生活保護という事態にもなりかねません。では、なぜ老後破綻が起こってしまうのでしょうか?
●編集部コメント
「老後破綻」、センセーショナルな言葉です。現役時代に必死に頑張っても、老後には破綻が待っているとしたら、将来を悲観してしまいそうですね。記事で紹介している「収支のバランス」を保つ方法を考えておきましょう。
第9位:国民年金・厚生年金は実際いくらもらっている? 平均や分布はどうなっているのか(小野みゆき:著)
2019年の「2000万円問題」から、老後のお金に関心を持つ人が増えています。老後のお金で中心となるのは、生涯受け取ることができる公的年金です。「厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに年金額の実態を紹介しています。今からできる対策も併せて解説。
●編集部コメント
老後の収入としていちばん大きいのはやはり年金ですから、実際いくらもらえるのかは気になるものです。グラフで見ると、特に厚生年金は人によって大きく変わることがわかります。早いうちからの老後資金の準備、大切ですね。
第8位:生活保護と年金のダブル受給は可能なのか(前佛朋子:著)
生活が困窮してどうにもならなくなったとき、思い浮かぶのが生活保護です。でも、そのとき年金の受給資格があったら、ダブル受給はできるのでしょうか?
生活保護制度と年金制度の基本的な内容を見ていきながら、ダブル受給が可能かどうか解説しています。
●編集部コメント
年金だけでは老後資金が心許ない時代です。確かに生活保護とダブル受給できたら、使えるお金が増えそうです。そうした興味を持って記事をご覧になった方が多かったのではないでしょうか。
記事では、生活保護のメリット・デメリットについても紹介しています。「年金より生活保護のほうがいい」などという人もいますが、本当にそうでしょうか。やはり、年金の保険料は支払うべきでしょう。
第7位:60歳貯蓄ゼロ・退職金の残金ゼロの人が取るべき生存戦略はコレだ(長尾義弘:著)
60代は、10人に3人が200万円以下の貯蓄しかありません。定年退職を迎えて、老後資金のことを考えると暗い見通しです。60歳で貯蓄がなくて、老後はどうすればいいのでしょうか? 貯蓄ゼロ、退職金ゼロでも明るい老後を過ごせる方法を紹介しています。
●編集部コメント
老後資金が2000万円不足するといわれるなかであっても、貯蓄ゼロ・退職金の残金ゼロの人だってもちろん生きていかなければなりません。幸い、60代となっても働くことができる環境が整いつつあります。年金も増やす手立てがあります。老後資金が心配な方は、今から生存戦略を意識しておくべきでしょう。
第6位:宝くじ「高額当せん」に要注意!? 驚くほど税金がかかるケースも(黒須かおり:著)
年末が近くなると、テレビのCMでもよく耳にする「年末ジャンボ宝くじ」。2020年の年末ジャンボ宝くじは、1等前後賞合わせてなんと10億円です。1等は7億円で22本の当たりがあります。前後賞は1億5000万円で44本です。
宝くじの当せん金は非課税なので所得税も住民税もかかりませんが、それ以外では驚くほど税金がかかる場合も。
●編集部コメント
もし10億円当たったら何に使いますか? もしかしたら、使い切るのも大変な金額かもしれません。だからといって両親や親類などにお金を渡すと大変なことになりかねません。
記事では、宝くじを共同購入した場合に税金をかからなくする対策も紹介しています。今年こそ間違いなく当たるという方は、今からスタンバイしておいてくださいね(笑)
第5位:PayPay、LINE Pay、楽天ペイ、d払い…キャッシュレス決済を徹底比較! おすすめアプリや高還元率の組み合わせ技をプロが解説(頼藤太希:著)
スマホで利用できるキャッシュレス決済を総まとめ! QRコード決済と非接触IC決済の違い、主なQR決済サービス、非接触IC決済サービスの特徴、ポイント還元にいたるまで、こと細かに紹介しています。
●編集部コメント
2019年にMochaで最も読まれた記事が2020年は5位にランクイン。キャッシュレス決済はここ数年ですっかり身近になりました。みなさんも1つ、2つと利用しているのではないでしょうか。各社ポイント還元や割引など、現金を使ったのでは得られない特典がありますので、自分の生活圏で使いやすいものを選んで活用していきましょう。
第4位:年収300万円から2000万円まで年収が10万円増えるごとに手取り額はいくら増えるのかグラフ化してみた(頼藤太希:著)
年収が100万円増えたら、手取りも100万円増えてくれると嬉しいのですが、そんなことはありません。たとえ年収が2倍になっても、手取りは2倍にはなりません。なぜなら、年収が上がるごとに、税金や社会保険料の金額が増えるからです。
年収300万円から2000万円まで年収が10万円増えるごとに、手取り額がいくら増えるのかグラフ化しましたので、紹介しています。
●執筆者コメント
「年収が増えても手取りが思うように増えない中、手元にお金を残すには、税金を取り戻す自助努力が必要です。例えば、所得控除をフル活用しながら資産形成が1つの手です。
iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)を利用すれば「小規模企業共済等掛金控除」で、掛金を全額所得控除することができます。将来に備えてお金を積み立てているだけで、税金の負担まで軽くできる制度ですので、是非活用しましょう」(頼藤太希さん)
第3位:老後の明暗を分ける「211万円の壁」 1万円でも超えると手取りは6万円減る(小野みゆき:著)
年金には「211万円の壁」があります。65歳以上で公的年金だけを受給する夫婦世帯が、夫の年金が211万円である場合、212万円の世帯と比べて社会保険料の世帯負担が7万円以上減る、というものです。つまり「年金が1万円少ないだけで手取りが6万円増える」のです。その理由と、年金額を211万円以下にする方法を紹介しています。
●編集部コメント
年金が211万円か212万円か。1万円の違いで、負担が7万円変わります。どこかで線引きをする以上、こうした「壁」は出てきてしまいますが、それにしても大きな壁だといえるでしょう。とはいえ、記事にもありますが、年金が220万円以上になれば、その方が手取りが多くなります。老後の年金をできるだけ増やすことを考えたほうがいいでしょう。
第2位:貧乏な人がなぜか買っている、貧乏を加速する5つのモノ(小河由紀子:著)
そこそこの世帯収入があるにも関わらず、なぜか貯蓄額が少なく家計の収支はいつもギリギリ。あるいは赤字の状態が続いてしまっている…。そのような貧乏状態に陥ってしまっている人が買っているものの中には、実は貧乏を加速する商品があるのです。
貧乏な人がなぜか買っている、貧乏を加速する5つの商品を紹介しています。
●編集部コメント
誰しも得したいという気持ちはあるでしょう。お店の側もそのことはよくわかっていて、あの手この手で買わせようと考えています。もちろん、うまく使うことができればお得になるかもしれませんが、「安い」「お得」で飛びつくようでは、貧乏が加速してしまうかもしれませんね。
コロナによる影響で自粛ムードが漂い、緊急事態宣言前ともあって、関心が高かった内容の記事だったのではないでしょうか。
第1位:年金保険料未納を続けた人の悲惨な末路(森本由紀 著)
国民年金未納者になってしまうのは、自営業者やフリーランス(第1号被保険者)です。会社員(第2号被保険者)は給料から天引きされる厚生年金保険料に国民年金保険料も含まれているため、未納となることはありません。また、会社員の配偶者である専業主婦等(第3号被保険者)は、国民年金保険料を負担しなくてよいものとされています。
厚生労働省の「国民年金の加入・保険料納付状況」によると、令和元年度の公的年金加入者は約6,759万人で、このうち第1号被保険者は約1,453万人、第1号被保険者のうち未納者(24か月以上未納)は約125万人です。未納者の割合は、公的年金加入者全体でみれば1.8%、第1号被保険者のうちでは8.6%になります。
年金未納を続けると、どんな末路が待っているのでしょうか。
●編集部コメント
2020年のMochaでもっとも読まれた記事は、年金保険料の未納に関するものでした。実際、本来納付されるべき保険料の約2割が払われていないそうです。その末路は、決して明るいものではありません。
年金保険料の支払いが苦しい場合は、申請することで免除を受けることもできます。この場合の扱いは「未納」とは違いますので、該当する方はぜひ市区町村や年金事務所などに相談してみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。2020年は「年金」「老後」のキーワードが良く読まれていた印象です。2021年も役立つ、得する、損しないお金の情報をお届けしていきます。読んで得られた知識はぜひ行動に結びつけてくださいね。
行動が変われば、習慣が変わります。習慣が変われば人生が変わります。
2021年はどんな年になるのでしょうか。今からワクワクしますね。
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Mocha編集部 モカ編集部
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