20/08/14
ふるさと納税で生活費を賢く節約!おすすめ食品・日用品の返礼品ランキングベスト3
実質負担額2000円で寄付した自治体の返礼品がもらえて、所得税・住民税も節税できるお得な「ふるさと納税」。ふるさと納税の返礼品にはさまざまな種類があるため、返礼品選びに迷われている方もいるのではないでしょうか?
しかし、せっかく節税で浮いた費用ですから、生活費の節約につなげたほうがお得。というわけで、今回はふるさと納税の返礼品としておすすめの商品の特徴をご紹介したうえで、筆者が厳選したおすすめ返礼品ランキングBEST3をご紹介します。
ふるさと納税のおすすめ返礼品は「日々の生活で購入している食品や日用品」
ふるさと納税の返礼品には肉、魚介類、お酒、穀物、果物、お菓子、麺類、電化製品、工芸品など、実にさまざまなものがあります。
返礼品の中にはブランドの肉や魚介類などの高級食材もあり非常に人気です。しかし、生活費の節約の観点からいうと、そうした豪華な返礼品はおすすめしません。確かに、一時の満足感は得られるかもしれませんが、ふるさと納税がなかったら買わなかったようなものをもらうのは、無駄遣いと同じだからです。
ふるさと納税の返礼品としておすすめなのは、日々の生活で購入している食品や日用品。節税だけでなく、生活費の節約にも有効です。
食品を選ぶ場合は、日持ちするものをおすすめします。賞味期限が短い食品だと、すぐに消費しなければいけないからです。とくに一人暮らしの方は一度にたくさん消費することが難しいので、賞味期限には注意しましょう。
返礼品のなかには乾物や飲料など日持ちする食品も多くあります。日持ちのする食品であれば好きなタイミングで消費できますし、災害時などのストックとしても活用できるので便利です。
また、ふるさと納税の返礼品は、原則自宅に配送されます。そのためふだんスーパーやドラッグストアなどでまとめ買いしているような商品や重いものなど、持ち運びに手間がかかるものを返礼品として選ぶのも便利です。送料無料のふるさと納税サイトを選ぶとさらにお得ですよ。
ふるさと納税の食品・日用品おすすめランキングベスト3
前述したふるさと納税おすすめ返礼品の特徴をふまえて、筆者がおすすめする「ふるさと納税の食品・日用品ランキングBEST3」をそれぞれ発表します。
●ふるさと納税 食品おすすめランキングベスト3
〇【第3位】:調味料
家庭の食卓に欠かせない調味料。ふるさと納税の返礼品には、しょうゆ、味噌、みりん、だし、ドレッシングなどさまざまな調味料があります。料理をよくするご家庭では重宝しそうですね。
1万円前後の寄付でもらえる調味料は、しょうゆ1リットル6本や味噌4キロ程度、各種調味料詰め合わせなど。寄付金1万円でもらえる調味料が2000円相当*と仮定すると、年間4万円寄付した場合にもらえる調味料は8000円相当。これが自己負担2000円でもらえるので、6000円程度の節約が期待できます。
*味噌1パック(750g)400円なら5パック(3.75キロ)で2000円、しょうゆ1リットル350円なら6本で2100円
〇【第2位】:お米
ふるさと納税の返礼品にお米がもらえる自治体は多くあります。毎日お米を食べているご家庭なら食費の節約に有効。生鮮食品などよりも日持ちもするため、すぐに消費できなくても安心です。
お米の返礼品は1万円の寄付金なら、10キロ程度がもらえる自治体が多いようです。寄付金1万円でもらえるお米を4000円相当(5キロ≒2000円)と仮定すると、年間4万円寄付した場合にもらえるお米は40キロ程度で1万6000円相当。自己負担2000円を差し引くと、1万4000円程度の節約になります。
お米を毎日食べない方などで年間40キロ*が多すぎる場合は、ほかの返礼品と組み合わせてもよいでしょう。
* 2016年の年間1人あたりの米の消費量は54.4kg(農林水産省調べ)
〇【第1位】:水(ミネラルウォーター)
水も日々の生活には欠かせないものです。飲み水としてだけでなく、料理に使っている方や赤ちゃんのミルクに利用されているご家庭もあるでしょう。災害時のストックとしても活躍します。
1万円~1万5000円の寄付金なら、ペットボトル2Lで12本程度、500mlで24本程度もらえる自治体が多いようです。寄付金1万円でもらえる水が1600円相当*と仮定すると、年間4万円寄付した場合にもらえる水は6400円相当。これから自己負担額2000円を差し引いた4400円程度がお得になります。
*2Lで1本130円なら12本で1560円
●ふるさと納税 日用品おすすめランキングベスト3
〇【第3位】:ティッシュペーパー
日用品の定番商品ティッシュペーパー。とくに小さなお子様や花粉症の方などがいるご家庭にはうれしい返礼品ですね。1万円~1万5000円の寄付金なら、60箱程度(5箱入り×12セットなど)もらえる自治体が多いようです。
寄付金1万円でもらえるティッシュペーパーを4200円相当*とすると、年間4万円寄付した場合にもらえるティッシュペーパーは1万6800円相当。自己負担額2000円を引いた1万4800円程度がお得になります。
*5箱350円なら12セットで4200円
〇【第2位】:洗剤
日々のお洗濯や掃除に必要な洗剤も返礼品としておすすめ。数はそれほど多くはありませんが、衣料用洗剤ギフトセットや各種洗剤の詰め合わせなどがもらえる自治体もあります。
寄付金1万円でもらえる洗剤を3000円相当(衣料用洗剤ギフトセットの市場価格≒3000円)とすると、年間4万円寄付した場合にもらえる洗剤は1万2000円相当。これから自己負担額2000円を引いた1万円程度が節約できます。
〇【第1位】:トイレットペーパー
トイレットペーパーは家庭の必需品。かならず使うものなので、もらって損はありません。高級紙でなければ1万円程度の寄付金で100ロール前後(12ロール8パックなど)もらえる自治体が多いので、災害時などのストックとしてもおすすめです。
寄付金1万円でもらえるトイレットペーパーを2800円相当*と仮定すると、年間4万円寄付した場合にもらえるトイレットペーパーは1万1200円相当。自己負担額2000円を引くと、9200円程度の節約につながります。
*12ロール350円なら8パックで2800円
まとめ
筆者は以前ふるさと納税を利用した際に賞味期限の短い冷蔵食品を選んでしまい、発送時期が指定できなかったこともあり、急いで消費せざるを得なかった経験があります。せっかくお得に受け取れる返礼品なので、自分の都合のよいタイミングで有効活用したいものです。
ふるさと納税を最大限活用するために、ふだん購入している食品や日用品を返礼品として選び、税金だけでなく食費・生活費もお得に節約しましょう!
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鈴木靖子 ファイナンシャルプランナー(AFP)、2級DCプランナー(企業年金総合プランナー)
銀行の財務企画や金融機関向けコンサルティングサービスに10年以上従事。企業のお金に関する業務に携わるなか、その経験を個人の生活にも活かしたいという思いからFP資格を取得。現在は金融商品を売らない独立系FPとして執筆や相談業務を中心に活動中。
HP:https://yacco-labo.com
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