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22/01/26

トレンド

一流の人はなぜ茶道の虜になるのか~「世界のビジネスエリートが知っている 教養としての茶道」 

茶道はあまり日常的なものではないかもしれませんが、近年は国内外の著名なビジネスパーソンが熱心にたしなんでいると聞きます。世界のVIPはなぜ茶道に夢中なのでしょうか。
著者は世界30カ国で茶道や和の作法を伝えてきた裏千家の先生。茶道のお作法や海外の人々に人気がある理由が解説されています。

現代に生きる茶道の精神

茶道の基本精神は「和敬清寂(わけいせいじゃく)」。「和やかな心、敬い合う心、清らかな心、動じない心」を意味します。これを「素直な心」と解釈したパナソニック社創業者の松下幸之助氏は、茶道をたしなみながら謙虚な姿勢や物事にとらわれない強い精神力を鍛えました。

お茶を点てる一連の所作を通じて人の内面を整える茶道は「動く禅」とも言われます。禅は同じ動作の繰り返しから小さな変化を感じ取る直感力を養い、動じない心を身につけるもの。トップエリートたちは、茶道を通じて禅の精神修養につとめました。曹洞宗に傾倒したアップル社共同創業者のスティーブ・ジョブズ氏もその一人です。

千利休は「茶は服のよきように点て、炭は湯の沸くように置き、花は野にあるように、さて、夏は涼しく冬は温かに刻限は早めに、降らずとも傘の用意、相客に心せよ」という言葉を残しました。これは「利休七則(りきゅうしちそく)」と言われ、「心を込めること・本質を極めること・命を尊ぶこと・季節感を持つこと・心にゆとりを持つこと・柔らかい心を持つこと・互いに尊重し合うこと」の意味に置き換えられます。現代にも通じる利休七則は、今ではハーバード大学の教育研修や企業のビジネス研修に取り入れられています。

世界を魅了するおもてなしの心

以前、海外出張中に現地の人に「日本のチャノユ(茶の湯)で、お茶を3回に分けて飲むのはなぜ?」と聞かれたことがあります。茶道について質問されるとは思わなかったので驚きました。日本人でもなじみの薄い茶道に、遠い外国の人が興味を持っていることが不思議だったのです。

来日した外国人は、人々の細かな心遣いに感動するといいます。茶道にもそうしたおもてなしの心が感じられるために、海外の人に好まれるのだとか。たしかに茶会を催す人は、来客に合わせて茶室を整え、道具の取り合わせを考え、茶菓子を吟味します。小さな茶室で凝縮された時間を味わえるのは、時間をかけ心を込めてじっくりと準備されているからこそ。茶室には生け花や書が飾られ、香が焚かれ、主人と客人は和装で相対します。華道や書道、香道、着物といった、細やかな日本の美意識が盛り込まれている茶道は、究極のおもてなしの場といえるのです。

大切なON・OFFの切り替え

今や世界的な教養となっている茶道。昨今話題のマインドフルネスも、元はといえば禅の精神から発生したもので、茶道とも深く関連しています。
千利休が完成させた茶道は、戦国時代には武将のたしなみでした。戦に明け暮れ明日の命も知れぬ武将たちにとって、静かな茶室で自らと向き合い平常心を取り戻す、大切なON・OFFの切り替え儀式だったのです。凛とした空間でたてられた一服は、日々の煩雑さに振り回される私たちに心のゆとりを与えてくれます。「その日一日一日を大切に生きること」という茶道の教えはビジネス書で勧められているとともに、丁寧な暮らしや日常のシンプルライフにもつながる、誰にとっても生きていく上で必要な考え方です。

茶道が生まれた戦国時代から実に400年以上がたちましたが、現代社会という戦場で奮闘するビジネスマンや主婦、学生たちにとっても、茶道が与えてくれる気分転換は大きな効果を持つでしょう。コロナウイルスに脅かされ、未来が見えない混とんとした日々が続く中で、不安な世の中を生き抜くために私たちに必要なのは、乱れた心を整えること。こんな時だからこそ茶道で心を落ち着けて、茶道の精神や美意識に触れて世界に通用する教養を身に着けていきましょう。

小野寺 理香 おのでら りか

読書ブロガー。好きなジャンルは文学、歴史、アート。ふとしたきっかけで出会い、好きになったら長くつきあう……本との巡り合いは人と同じ。時に味わう〝がっかり〟も、読書のおもしろさのひとつです。ここでは、よりすぐりのすてきな本をお届けします。
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