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16/10/20

相続・税金・年金

運用って何? 確定拠出年金の運用商品

FPでありDCプランナーでもある筆者が、確定拠出年金(DC)の「企業型」にフォーカスして、初歩からわかりやすく説明していきます。
この連載を読めば、企業型DCを上手に活用できるようになります。

今回は、確定拠出年金には欠かせない「運用」やDCの運用商品について解説します。

そもそも「運用」ってなに?

資産運用とは、働いて貯めるなどして得たお金を貯蓄や投資を行い、効率的に資産を増やしていくことをいいます。

貯蓄とは、安全性・確実性に重点を置いた商品、例えば預金や貯金、保険商品など元本が確保され、満期のときに受け取る額がわかっているものをいいます。

投資とは、安全性・確実性よりも、増やすことに重点をおいた商品で、株式や債券、投資信託などをいい、一定期間後にいくらになっているかわからないものをいいます。元本より減ったとしても、その責任は加入者にあります。

資産運用においては、貯蓄と投資のどちらかに片寄るのではなく、全体としてバランスよく分けることが大切です。

DCで選べる運用商品は確定拠出年金法に定められている

確定拠出年金法において、以下のように定められています。
・元本確保型の運用商品を1つ以上選定すること
・3つ以上のリスク・リターン特性の異なるものがあること
・個別社債、個別株式を選定するときは、それらとは別に3つ以上選定すること
・運用商品の提示の際に、その運用商品を選定した理由を加入者等に示すこと

リスク・リターン特性が異なるとは、プラスマイナスへのふれ幅と時期が異なることをいいます。
こちらの記事も参考にしてみてください。
資産運用の基本用語 「リスク」と「リターン」ってなに?

実際に選べる商品は?

実際のDC運用商品の主な商品は、次のようなものとなります。
【元本確保型商品】
・定期預金
・積立年金保険
・積立傷害保険

【元本変動型商品】
・投資信託
 国内株式型・外国株式型・国内債券型・外国債券型・REIT(不動産投資信託)
 それらの複合型として、バランス型やターゲットイヤー型

運営管理機関(金融機関)によって、商品内容や商品数には違いがあります。

なお、現在個別社債や個別株式を扱っている運営管理機関はごく少数となっています。なぜなら、DCは掛け金を割合で分けるので、1円単位で投資できない株式や債券は向かないからです。
与えられた商品ラインナップから、自分で、何にいくらずつ掛け金を振り分けるのかを決めます。

定期預金? 投資信託?

多くの方が、DCについて全く知らない中で、会社から急に期日を決められ、配分記入用紙を渡されて、商品名と金額を記入または入力しなさいと言われるケースがほとんどでしょう。運用について全くの未経験者なら、「元本確保型商品に全額が無難」だと思ってしまうのは無理もありません。
しかし、それではあまりにももったいない。なぜなら、DCの大きな特長である「運用益の非課税」のメリットを十分活用できないからです。

例えば、月2万円の掛け金を、全額定期預金1年商品(利率0.01%)に20年間拠出した場合の利息は、約4500円です。一般の定期預金なら約900円の税金がかかりますが、DCではかかりません。
しかし、同じ掛け金を年利3%の投資信託で運用した場合は、運用益が約165万円となり非課税のメリットは約33万円にもなります。

次回は、金融商品のコストや運用方法について説明します。


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小野 みゆき 中高年女性のお金のホームドクター

社会保険労務士・CFP®・1級DCプランナー
企業で労務、健康・厚生年金保険手続き業務を経験した後、司法書士事務所で不動産・法人・相続登記業務を経験。生命保険・損害保険の代理店と保険会社を経て2014年にレディゴ社会保険労務士・FP事務所を開業。セミナー講師、執筆などを中心に活躍中。

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