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23/06/16

相続・税金・年金

【年金早見表】年収200万、300万、400万、500万、600万円の人がもらえる年金額はいくら?

【年金早見表】年収200万、300万、400万、500万、600万円の人がもらえる年金額はいくら?

自分の「年金額」を把握していますか?

日本の公的年金には国民年金と厚生年金があり、加入する人や保険料の納め方、もらえる金額が異なります。公的年金は、老後の収入の柱となるお金です。原則として65歳から亡くなるまで、一生涯もらえます。

著書「大きな文字でとにかくわかりやすい 定年後ずっと困らないお金の話」より

国民年金は、原則20歳から60歳まで40年保険料を納めた場合、満額もらえます。2023年度の満額は79万5000円(67歳以下)、79万2600円(68歳以上)です。この金額は、毎年改定されます。厚生年金の金額は、加入期間中の給与や賞与の金額も踏まえて計算されます。

老齢厚生年金の概算方法

老齢厚生年金は、「平均年収÷12×0.005481×加入月数」という式で大まかに計算できます。年収が高く、加入月数が多いほどもらえる年金額が増えることを意味します。

自分は年金いくらもらえるのか、便利な年金早見表を用意しましたので、ぜひチェックしてください。

著書「大きな文字でとにかくわかりやすい 定年後ずっと困らないお金の話」より

表の縦軸が「生涯の平均年収」、横軸が「厚生年金加入期間」です。各平均年収と厚生年金加入期間の交点の金額が、65歳からもらえる年金の年額(老齢基礎年金の満額79万5000円+老齢厚生年金の金額)となっています。

厚生年金に40年加入した場合、年収200万、300万、400万、500万、600万円の人が65歳からもらえる公的年金の年額は表より
・年収200万円:約124.2万円(月額約10.4万円)
・年収300万円:約147.9万円(月額約12.3万円)
・年収400万円:約168.9万円(月額約14.1万円)
・年収500万円:約187.4万円(月額約15.6万円)
・年収600万円:約211万円(月額約17.6万円)
とわかります。
みなさんも、年金早見表でいくら年金をもらえるのかをチェックしてみてくださいね。

公的年金の不足を補う4つの方法

年金額をチェックしてみて、「もう少し年金を上乗せしたい」と思った方は多いことでしょう。そこで、公的年金の不足を補う方法を4つ紹介します。

●公的年金の不足を補う方法1:長く働いて勤労収入を得る

定年は60歳、65歳と引き上げられ、今や企業には70歳まで働ける機会を確保することが努力義務となっています。60歳以降は再雇用などで年収が減る現実はありますが、働いて勤労収入を得ていれば、そのお金を生活費に回したり、老後のために貯めたりできます。
後述する「年金の繰り下げ受給」がしやすくなります。
それだけでなく、働くと健康促進につながりますし、社会との関わりを持つことでいきいきと生活できるでしょう。

●公的年金の不足を補う方法2:70歳まで厚生年金に加入する

厚生年金は70歳まで加入できます。厚生年金に加入しながら働くことで、受け取れる年金も増えます。
たとえば、年収300万円で60歳〜70歳までの間、10年間厚生年金に加入して働くと、公的年金が年16.4万円増える計算です。仮に70歳まで働いて年16.4万円年金が増えた場合、90歳までの20年間に受け取れる金額は328万円も多くなります。

●公的年金の不足を補う方法3:年金の繰り下げ受給をする

年金の受け取りは原則65歳からですが、66歳以降に遅らせることができます。これを年金の繰り下げ受給といいます。1か月受け取りを遅らせることで年金額は0.7%増額。75歳まで繰り下げることで最大で84%年金額が増えます。
仮に、65歳から月15万円受給できる人が75歳まで繰り下げ受給を行なった場合、受給できる年金額は月27.6万円に増える計算です。

●公的年金の不足を補う方法4:NISAやiDeCoなどで自分年金を準備する

NISAとiDeCoは、投資で得られた利益にかかる税金が非課税にできる制度です。本来かかる20.315%もの税金がゼロにできるのですから、その効果は大きいものがあります。
iDeCoは自分で出した掛金が全額所得控除できるため、毎年所得税や住民税を安くできる仕組みもあります。

なおNISAは2024年から神改正され、新しく生まれ変わります。主な変更点は、以下のとおりです。
①投資可能期間が恒久化された(いつ投資してもOK)
②非課税期間が無期限になった(いつまでも非課税)
③年間投資枠拡大(大幅拡大)
④生涯にわたる生涯投資枠が設定(1人当たり1800万円まで)
⑤売却枠の再利用が可能になった(売却した年の翌年に復活)

公的年金を増やす施策とともに、NISAやiDeCoを活用して自分年金をつくることもぜひ考えましょう。

『大きな文字でとにかくわかりやすい 定年後ずっと困らないお金の話』 頼藤太希 著

7.5万部のベストセラー文庫「定年後ずっと困らないお金の話」が大きな文字、最新情報で図解化。退職金の受け取り方、定年後の働き方、年金の受け取り方、NISA・iDeCo・変額保険など資産運用の出口戦略など、会社も役所も銀行も教えてくれない正解を徹底ガイド。

頼藤 太希 マネーコンサルタント

(株)Money&You代表取締役。中央大学商学部客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に現会社を創業し現職へ。ニュースメディア「Mocha(モカ)」、YouTube「Money&YouTV」、Podcast「マネラジ。」、Voicy「1日5分でお金持ちラジオ」、書籍、講演などを通じて鮮度の高いお金の情報を日々発信している。『はじめての新NISA&iDeCo』(成美堂出版)、『定年後ずっと困らないお金の話』(大和書房)、『マンガと図解 はじめての資産運用』(宝島社)、など書籍90冊、累計150万部超。日本証券アナリスト協会検定会員。宅地建物取引士。ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本アクチュアリー会研究会員。twitter→@yorifujitaiki

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