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16/10/18

相続・税金・年金

パート主婦がiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)の恩恵を得つつ働くならば〇〇万円以上

2017年からiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)に専業主婦(夫)、公務員、すべての会社員が加入できるようになります。
iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)の一番のメリットは税金の優遇制度。中でも掛け金の全額が所得控除になって税金が安くなるのは大きなメリットですが、パートで働いている主婦(夫)の方は、所得控除のメリットの恩恵が受けらず、はたしてiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)をやる意味があるのか。
今回は、配偶者(特別)控除を踏まえ、世帯全体の視点でシミュレーションしてみます。



配偶者控除が適用される「103万円以下」

配偶者控除が適用されるラインが、いわゆる「103万円の壁」です。
通常、103万円以下で働くと、妻自身の所得税がかからないうえに、扶養者である夫も「配偶者控除」を受けられるというメリットがあります。
所得税の配偶者控除は38万円、住民税の配偶者控除は33万円です。
所得税率が10%の場合は3万8000円の税負担が減り、住民税と合わせると合計7万1000円減ります。大きな額ですよね。

収入が103万円を超えると所得税の支払いが発生

パート収入は、通常、給与所得となります。給与所得の金額は、年収から「給与所得控除額」を差し引いて求めます。給与所得控除額は最低65万円ですから、パートの収入金額が103万円以下(65万円+所得税の基礎控除額38万円)で、ほかに所得がなければ所得税はかかりません。
ところで、収入が100万円を超えると、住民税の支払いが発生します。

iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)の税金メリットを意識するならば150万円以上働こう

iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)の税金の優遇制度である、「掛け金全額が所得控除」という恩恵を得るために103万円を超えて働くことを考えた場合、いくらまで働くのが良いのでしょうか。
世帯全体の、額面増加分に対する手取り増加分の割合を見ると、30%を超えるラインが150万円。iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)に年間24万円の掛け金を拠出すると、所得税・住民税合わせて3万6000円の税負担が減ります。毎年、老後資産が24万円積み立てられ、毎年3万6000円の税金を確実に取り返せます。利回りで考えると年利15%です。
iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)に毎月2万円加入する場合、150万円以上働くのが一つの目安になりそうです。

©株式会社Money&You

【確定拠出年金(iDeCo)専用】SBI証券

配偶者控除は存続 ただし「103万円の壁」は引き上げ検討中

配偶者控除廃止に、夫婦控除の導入と、2016年は例年よりも話題となったニュースでしたが、終わってみれば、配偶者控除の廃止は見送りになりました。
ただし、その代わり置き土産として、政府は、女性の社会進出を推進するために、配偶者控除が適用になる年収要件を従来の年収103万円以下から150万円以下に引き上げることを検討している模様です。
150万円を意識した働き方には注目が集まりそうですね。

税金の優遇を意識した働き方は、経済的に大切ですが、仕事との向き合い方は別の話。自分自身がどのように働きたいのか、家庭にとってどんな働き方がベストなのかよく考えましょう。一生、続けたいという仕事に出会えると良いですね。



iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)おすすめ金融機関3選

iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)スタートにぴったりの金融機関をご紹介します。

● 楽天証券

ここがポイント!

・口座管理手数料が業界最安水準

取扱商品が豊富で低コストのラインナップ。

・専門家による投資情報が充実している

・LINEトークを利用すると24時間いつでも問い合わせできる

● SBI証券

ここがポイント!

・口座管理手数料が業界最安水準

取扱商品が豊富で低コストのラインナップ。

口座管理画面がシンプルで使いやすい

・いくつかの質問に答えるとオススメ商品を提案してくれる「SBI- iDeCoロボ」を利用できる

● マネックス証券

ここがポイント!

・口座管理手数料が業界最安水準

取扱商品が豊富で低コストのラインナップ。

チャットによる質問対応、パソコン出張サービスなどサポートが充実

アプリ・パソコンツールが豊富で使いやすさに定評

頼藤 太希 マネーコンサルタント

(株)Money&You代表取締役。中央大学商学部客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に現会社を創業し現職へ。ニュースメディア「Mocha(モカ)」、YouTube「Money&YouTV」、Podcast「マネラジ。」、Voicy「1日5分でお金持ちラジオ」、書籍、講演などを通じて鮮度の高いお金の情報を日々発信している。『はじめての新NISA&iDeCo』(成美堂出版)、『定年後ずっと困らないお金の話』(大和書房)、『マンガと図解 はじめての資産運用』(宝島社)、など書籍90冊、累計150万部超。日本証券アナリスト協会検定会員。宅地建物取引士。ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本アクチュアリー会研究会員。twitter→@yorifujitaiki

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年齢:夫 48歳、私 37歳
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貯金:夫(彼) 約4000万円、私 約2500万円
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年齢:私 53歳、妻 37歳 娘 小学校6年生
住居:私 賃貸マンション暮らし
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