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20/05/12

保険

収入ダウンで保険料を払えないときの3つの対処法

新型コロナウイルスの影響で自宅待機や入院をよぎなくされたり、仕事ができずに収入が減ったりして、家計のやりくりが大変になっている人も多いのではないでしょうか。固定費である保険料も家計を圧迫する支出のひとつですが、各保険会社ではこの非常事態に対応するための猶予制度や貸付制度を設けています。そこで今回は、保険料が払えなくて生活が苦しい! という事態を回避するための3つの対処法を紹介します。

保険料を払えないときの3つの対処法1:保険料の払込猶予制度(生命保険・損害保険)

通常、残高不足等で保険料の支払いができない場合、翌月末までに2カ月分まとめて支払わないと保険は失効してしまいます。新型コロナウイルスによって支払いができないという場合、失効する前に保険会社に連絡しましょう(いつまでにというルールは保険会社サイトに明示されていないようですが、早めに連絡するのがいいでしょう)。

今回の措置では、各保険会社によって異なりますが、払い込み猶予期間を最長6カ月間、2020年9月末まで延長しているところが多いようです。

ただし、払込猶予制度は支払いが免除になるわけではありません。猶予期間が終わったら、猶予期間分の保険料をまとめて支払う必要があります。一度に払う金額が大きくなると支払いが大変になるので、払えるタイミングで支払いましょう。

保険料を払えないときの3つの対処法2:保険の更新手続きの猶予制度(生命保険・損害保険)

生命保険のうち、加入時に決めた期間保障してもらう「定期保険」の場合、満期になると自動更新になる保険と、更新手続きをしなければ満期で終了する保険があります。
また、火災保険や自動車保険などの損害保険は1年、あるいは数年おきに満期があり更新手続きが必要です。更新手続きは、電話確認のみの場合もありますが、面談によって手続きが必要な場合もあります。

新型コロナウイルスの影響でこのような更新手続きができない場合、期限を猶予してもらえる場合もあります。期限を2020年9月30日まで延長とする保険会社が多いようです。

保険料を払えないときの3つの対処法3:契約者貸付制度

直近のお金が厳しいというときに利用できるのが契約者貸付制度です。
契約者貸付制度は、解約金や満期金がある商品でその時の解約金の一定割合まで(90%ほど)貸し付けを受けることができる制度です。保険を解約したくはないけれどお金が必要な場合、とても助かる仕組みといえます。利率はその保険商品の予定利率プラスアルファかかります。

現在、生命保険では、終身保険や養老保険、個人年金保険などが対象で契約者貸付制度は、多くの会社で金利ゼロとなっています。
損害保険では、積立傷害保険・積立傷害年金保険などが対象で特別措置として予定利率のみの利率で貸し付けを受けることができます。
(2020年4月25日現在。諸条件は今後の状況によって変わる可能性があります。)

感染者でなくても利用可能

これらの保険会社の猶予制度・契約者貸付制度を利用できるのは、次のような人たちです。

●対象者

・感染者本人
・濃厚接触者となり自宅待機をよぎなくされている人
・感染防止目的で代理店と対面することを希望しない人
・契約している代理店が休業・対面募集自粛しているなどの事情によって通常の手続きが困難となる人

新型コロナウイルスに感染したり、濃厚接触者になったりした場合だけでなく、新型コロナウイルスに間接的な影響を受けた場合も含まれます。したがって、少しでも「支払いが厳しい」「契約の更新が難しい」という場合には、まず契約先の保険会社に相談してみましょう。

まとめ

保険は解約・失効すると保障がなくなってしまいます。もちろん、再度加入することもできるのですが、そのときの健康状態によっては審査が通らなくなってしまう可能性があります。また、保険料も高くなってしまう可能性もあります。
新型コロナウイルスの影響で払込や更新手続きの猶予制度を利用したい場合、資金繰りに困ったら担当代理店や保険会社カスタマーセンターに確認してみてください。

なお、今後の状況によっては、制度に変更があることもあるので、具体的な事案は、ご加入の保険会社にお問い合わせください。

稲村 優貴子 ファイナンシャルプランナー(CFP︎︎®︎)、心理カウンセラー、ジュニア野菜ソムリエ

大手損害保険会社に事務職で入社後、お客様に直接会って人生にかかわるお金のサポートをする仕事がしたいとの想いから2002年にFP資格を取得し、独立。現在FP For You代表として相談・講演・執筆活動を行っている。日経ウーマン、北海道新聞などへの記事提供、テレビへの取材協力など各メディアでも活躍中。著書『年収の2割が勝手に貯まる家計整え術』河出書房新社。趣味は、旅行・ホットヨガ・食べ歩き・お得情報収集。FP Cafe登録パートナー

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