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23/11/13

家計・ライフ

子どもの金銭感覚を狂わせる親のやってはいけない5つのNG事項

子どもの金銭感覚を狂わせる親のやってはいけない5つのNG事項

お金へのイメージや金銭感覚は、子どもの頃の親との関係から作られるといいます。かつては、農耕や魚の釣り方を教え、子どもに自立することを学ばせていました。しかし、今や給与収入が主になってくると、お金を上手に道具として使っていくことを教える必要があります。
今回は、親が子どもの金銭感覚を養うためにやってはいけない行動を取り上げていきます。

やってはいけない親のNG行動1:子どものおこづかいの使い道に口を出す

おこづかいをもらうと、子どもは自分の欲しいものを買うためにお金を使います。それが大人の目から見れば、お菓子のおまけが目的だったり、すぐに壊れてしまうものだったりすることもあるでしょう。そこで親はできるだけ有効なお金の使い方をしてほしいという思うあまり、おこづかいの使い方に口を出したくなります。

しかし、自分の判断でお金を使う経験を積まなければ、どういったものにお金を使うのが有効なのか、満足なのかという価値基準を身に着けることはできません。買って満足したという経験も、買って損したという経験もやってみて初めて得られるものなのです。親がお金の使い道を決めてしまうと、子どもに「どうせ受け入れてもらえない」という勘違いが生まれます。子どもといえどもお互いの違いを認め、尊重しあう気持ちが大切です。

やってはいけない親のNG行動2:おこづかいの前借りや追加支給を許す

子どもによっては、おこづかいをもらってすぐに使い切ってしまうケースや欲しい物が高額ですぐに買えない場合に、お金がもっとあったら…という場面に直面することがあります。お金を与えることは簡単ですが、子どもにとって、我慢する経験はとても重要なものです。それは、使えるお金は有限であることを感覚として身に着けることができるからです。

すぐにおもちゃやお菓子を買い与える環境では自制心や管理能力を育てることはできません。おこづかいの追加支給や物を買い与えることは簡単ですが、親はそこをぐっとこらえて、自分の力で手に入れる環境を意識的に作っていくようにしましょう。

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やってはいけない親のNG行動3:買い物でストレス発散する姿を見せる

ストレスがたまると、やけ食いをしたり、買い物でストレスを発散して不必要なものまで買ったりする人がいます。買い物をし過ぎてしまう人は、高揚感で買ってしまうことが多く、何かに依存する傾向がある人は、目の前の今だけよければいいと思う心が強いのです。

本来なら、今月使えるお金はこれだけだから我慢しようとなるはずです。しかし、親の思いつきやストレス解消のお金の使い方を見ていては、子どもたちに計画的にお金を使う見本を見せることはできません。買い物でストレスを発散する子どもにならないように、まずは自分のお金の使い方から見直してみましょう。

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やってはいけない親のNG行動4:理由のないお金を子どもに与える

金銭感覚を身に着けさせるお金の教育では、子どもを自立させることとお金の扱い方を学ぶことが中核になります。ですから、理由もなくお金を子どもに与えているようでは、金銭感覚は身に着きませんし、子どもも自立しません。

おこづかいを毎月定額制にして、その中でやりくりさせたり、お手伝いをして出来高制にしたりする試みはとてもよいでしょう。お金が働いて得られるものだという感覚になれば、将来の職業選択にも役立ちます。

また、お金を支出の面からだけではなく、収入面から考える機会を与えてみましょう。たとえば、親の仕事の話を通して、収入を得ることの大切や、お金を報酬の対価として受け取ることが理解できれば、そこから社会を知ることにもつながります。お金を子どもがねだるだけ与えるのではなく、理由があるお金を渡すことにしぼるとお金を大切に扱うことができます。

やってはいけない親のNG行動5:親が失敗を回避させてしまう

他人から教えてもらっても、自分が経験しなければ自分事として捉えることはできません。最近はネット環境が整備されて効率的にできることが多く、失敗したり、迷ったりする経験が減っています。どんな小さなことでも、自分でうまくできれば、達成感を味わうことができます。逆に親が過保護で失敗しないように先回りをすれば、生活力や自信を身に着けることができません。

もちろん、お金のトラブルやリスクを教えることは必要なことですが、失敗をしないようにばかりしていては、自分で選び行動しながらできることを増やしていく経験を摘んでいることと同じことになるのです。ときには失敗から学ばせることも大切です。

金融教育には強い覚悟が必要

お金持ちの家庭だからといって、何でも買い与えるのではなく、必要なものしか買わないという徹底した教育を実践しているという話も聞きます。金銭感覚がなくて困るのは子ども自身だとわかっているからでしょう。親はお金を通して何を子どもに伝えるのかを考え、だだをこねる子どもとの格闘にも負けない強い覚悟をもって金銭教育に臨むことが必要ではないでしょうか。

池田 幸代 株式会社ブリエ 代表取締役 本気の家計プロ®

証券会社に勤務後、結婚。長年の土地問題を解決したいという思いから、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー(AFP)を取得。不動産賃貸業経営。「お客様の夢と希望とともに」をキャッチフレーズに2016年に会社設立。福岡を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

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