23/10/13
お金のない人が無意識にやっている「貧乏習慣」6選
お金がなかなか貯まらない人、いつもお金がないという人は、決まって「別に贅沢しているわけではないのに…」といいますが、本当にそうでしょうか。もしかしたら、気づかないだけで、お金が貯まる人は絶対にやらない、ムダ遣いや浪費が隠れているかもしれません。今回は、お金がない人がついやってしまうNG習慣を6つ紹介します。
お金のない人がついやってしまう習慣1:小さい出費にこだわらない
お金持ちの多くは倹約家です。周囲からは「お金持ちのわりに、細かいことを言う」「ケチだ」と思われていることもしばしばあります。実際、自分がムダと思うものには1円でも出し渋るのがお金持ちです。
たとえば、自販機の飲み物代、銀行の振込みや引き出しのときにかかる手数料、送料を無料にするためのついで買いなど。自分にとって価値がないと思うものに対して、ムダな出費は一切しません。このような小銭へのこだわりは、お金のない人にとっては「ケチなこと」としか映らないかもしれません。しかし、お金が貯まる人にとっては、小さい出費が積もり積もれば大きな額になると知っています。ムダな出費には特に鋭く目を光らせるのです。
お金のない人がついやってしまう習慣2:固定費の節約をしない
お金が貯まる人は、「お金を増やす」ことに詳しいですが、さらに「余計なお金を使わない」ための方法を熟知しています。
たとえば、毎月の家計費には、固定費(家賃・保険料・通信料・光熱費など)と変動費(食費・被服費・美容代・日用品代など)があります。お金持ちは、毎月固定的に支払っている固定費を削ること・ムダをしないことが、家計費を抑えるには効率的であり、重要ということを知っています。そのため、お金持ちは保険の契約に余計な特約を付けません。また、通信費も必要ないのに容量の大きいプランを選びません。
継続的にかかるお金だからこそ、負担を軽くしておき、その分余ったお金をせっせと貯金に回します。
お金のない人がついやってしまう習慣3:給料日だからといってお金を使う
「お給料日が待ち遠しい!嬉しい!」のは誰もが同じでしょう。しかし、お金のない人は、嬉しいという気持ちが「ご褒美」にすり替わり、ついお金を使ってしまうようです。
「今日は給料日だから、贅沢に外食をしよう」「頑張ったご褒美に、○○を買おう」となるのです。
一方、お金持ちは、働いて得たお金は、生活費と将来の貯金。浮かれてムダな消費に走ることはしません。そのため、給料日でも淡々と過ごします。しかし、全く贅沢をしないかといえば、そうではなく、ボーナス時に定額貯蓄を抜いた残りや、家計費から少しずつ積立てたお金で、自分がしたいこと、欲しいものにお金を使います。しっかりと貯める分を確保したうえで、お金を使うのです。
お金のない人がついやってしまう習慣4:「お金がない」と愚痴る
お金のない人は、つい「給料が少ない…」「〇〇さんはお金があっていいな」など、お金に関する愚痴が多くなります。いつも頭の中に「お金がない」「あの人、お金持っていそう」といった独り言がループしているのかもしれません。しかし、このような人々は、お金がないわけではありません。収入に見合ったお金の使い方をせず使いすぎているため、残っていないのです。
一方、お金持ちは「お金がない」と愚痴ることはありません。それよりも「どうやったらお金を貯められるか」を常々考えています。消費に意識が向きがちな人の口ぐせは「お金がない」ですが、貯蓄に意識が向いている人の口ぐせは「お金を増やすには?」となるのです。
お金のない人がついやってしまう習慣5:迷ったら「中くらいもしくは高い方」を選ぶ
お金のない人は「自分自身、ものの価値がわかっている!」と思っているかもしれませんが、値段の高い・安いに左右されやすい傾向があります。
というのも、松・竹・梅というランクがあれば、つい「竹」を選んでしまう人が多いからです。
「松」は桁が1つ増える場合もあり、勇気が出ません。しかし「竹であれば、払えない金額ではない」と思うからです。もしかしたら「梅」の方が安くて、お得なのかもしれませんが…。値段が安ければ、ものの価値がない、もしくはサービスが悪いと感じるのかもしれません。また、もしかしたら「安いものを選ぶのは格好が悪い」と思っているからかもしれません。その場合も「値段」ばかりをフォーカスした主観的な判断に基づいたものであり、客観性に欠けます。
そのため、値段の差がわかる、ものの価値を冷静に判断しているとはいえないのではないでしょうか。
それよりは、値段の差、ものの価値が判断できないと感じたら、潔く「梅」にしておこうと決めておいた方がスッキリして、ムダなお金を使いません。
お金のない人がついやってしまう習慣6:派手・個性的なものを好む
お金持ちは持っているものすべてがブランド品、車は超高級車、家は豪邸と思いがちです。実際は意外に庶民的な身なりだったり、標準的なコンパクトカーを好んだりする方が多いです。
たとえば、服を選ぶときは、華美なもの、自己主張の強いもの、個性的なものを避けます。華美で個性的なものは、場所を選んだり、取り扱いも面倒だったりすることが多く、日常生活を送るには適しません。それよりも、シンプルで実用性が高く、長持ちするものの方が、日常着としては秀逸だからです。
一方、お金がない人は、実用的ではないブランド品や、派手、個性的なものに目が行きます。このような品は、流行が影響しているため、一つだけでは済みません。次々と新しいものが欲しくなってしまうでしょう。
何も考えず、欲望が刺激されるものを購入し続ければ、お金がどんどんなくなり、永遠に貯まることはないでしょう。お金持ちになりたければ、派手・個性的なものではなく、実用性が高く長く使えるものを選ぶようにしましょう。
ついやってしまう無意識の行動を振り返ろう
普段、ついやってしまう習慣がもとで、お金のない人になっているかもしれません。
もし「お金がない」という人であれば、無意識の行動を振り返ってみましょう。
「ついやってしまう」を失くすだけで、お金とのつきあい方がうまくなれるかもしれません。
【関連記事もチェック】
・「金持ち老後」と「貧乏老後」を分ける決定的な5つの違い
・お金のない人は見た目でわかる?貧乏を招く6つの共通点
・お金が貯まらない人が頻繁に訪れる4つの場所
・貧乏な人が自然としてしまう「貧乏を加速する」4つの習慣
・自己破産しても免除されない6つの支払い
舟本美子 ファイナンシャルプランナー
「大事なお金の価値観を見つけるサポーター」
会計事務所で10年、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として14年働いたのち、FPとして独立。あなたに合ったお金との付き合い方を伝え、心豊かに暮らすための情報を発信します。3匹の保護猫と暮らしています。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。FP Cafe登録パートナー
この記事が気に入ったら
いいね!しよう