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20/02/19

家計・ライフ

老後資金は800万円だけでOK。そのための条件は?

「老後資金2000万円問題」が昨年大きな話題になりました。
老後資金は本当に2000万円で大丈夫なのでしょうか?

じつは、老後生活を豊かに過ごすためには、老後資金よりももっと重要なことがあります。
それは「収支のバランス」です。老後資金の金額よりも、収支のバランスが取れているかどうかで豊かな老後生活が過ごせるかどうかが決まるのです。もちろん、老後資金というのは多い方がいいに決まっていますが、収支のバランスが悪ければ、いくら老後資金があったとしても老後破綻になりかねないのです。

2000万円問題が話題になって以来、老後資金がいくら必要なのかという記事は多いのですが、収支のバランスという最も大事な事に言及している記事はあまりありません。今回は、老後資金でもっとも重要な収支のバランスについて解説します。

老後資金の必要額が簡単にわかる

老後生活では、収入の中心が年金という人が多いですね。
もし老後生活が65歳から95歳までだとして、毎月5万円が赤字だった場合、月額5万円×12カ月×30年=1800万円、つまり約1800万円が必要になります。
この月額5万円くらいの赤字がでる家庭が多いのではないかということで、「老後資金は約2000万円が必要」だということになっています。
なお、基礎年金だけという家庭では、収入が少ないので赤字額が多くなり、老後資金がもっと必要になります。

老後資金がいくら必要なのかという目安は、毎月の赤字額がわかれば、すぐにわかります。年間の赤字額に約30年を掛けた数字が、老後資金の必要額なのです。できれば、これにもしもの場合の余裕資金を足した金額を準備しておきたいところです。

収支のバランスが取れていたら、老後資金は800万円だけでOK

でも、もし収支のバランスが取れている場合、収入と支出が同じの場合には、赤字額は0円です。
つまり、老後資金に頼ることなく生活ができます。

しかし、ある程度の貯蓄は必要になります。
たとえば、介護が必要になった時などの費用です。
介護費用は、要介護度や介護期間などで必要な金額が違ってきます。平均的には、約800万円必要になるというデータがあります。
ですので、余裕資金として800万円を用意しておけば安心でしょう。

先ほどの毎月5万円赤字になる家庭も、+800万円の余裕資金を準備できれば安心です。つまり1800万円+800万円ですので、2600万円の老後資金を準備するのがいいでしょう。

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高所得者が老後破綻する理由とは

現役時代に高所得者だった人ほど、老後破綻しやすい傾向があります。
その理由は、老後生活の収支のバランスが極端に悪くなるからです。

たとえば、現役時代の年収が1000万円(平均月額にすると約83万円)を超えていた人が、年金生活になったとします。
年金月額が20万円で、毎月の支出額が50万円あったとしたら、毎月30万円の赤字です。
この場合、95歳までに必要な金額は、30万円×12カ月×30年=1億800万円です。
つまり、老後資金が1億円以上必要になります。

いままで贅沢な暮らしをしていた人が、突然生活レベルを落とすのは難しいかも知れません。しかし、この場合には、老後の生活をダウンサイジングしないと確実に老後破綻になってしまいます。
ですから、そうなる前に定年後の支出の見直しが必要なのです。

生活をダウンサイジングするには

では、老後生活の収支のバランスを取るのには、どうすればいいのでしょうか?

まずは支出を減らして、収入を増やす必要があります。
支出を減らす方法としては、大きな支出の固定費から見直すことです。支出の大きなところから見直すことで、効率よく節約することができます。

大きな支出として考えられるのが、生命保険です。子どもが独立した後は、それほどの保障は必要がなくなります。見直しには絶好の機会です。必要のない保障をやめれば、かなり保険料を節約することができるでしょう。
また、通信費(スマホ・携帯電話)も大きな固定費です。これも格安のものに変更することなどで節約ができます。
住宅ローンは、年金生活のなかで大きな負担になります。できるだけ早く返済を済ませておきたいです。繰り上げ返済または退職金で返済を完了させましょう。
旅行も、3回のところを2回にするなどで、節約ができます。

老後資金を増やす秘策は繰り下げ受給

収入を増やす方法は、長く働くことです。ちょっとガックリな答えですがもっとも効果的です。
少しでも収入があれば、それだけ資金寿命が延びますし、厚生年金に加入しながら働いていると、年金額が増えていきます。これが大きいのです。年金額が少しでも増えれば、収支のバランスが良くなります。

また、年金の受け取りを繰り下げることで、受給額を上げることができます。年金の受け取りを1カ月繰り下げると、受給額は0.7%アップ。1年間で8.4%上がります。70歳まで繰り下げることができれば42%の増額になります。こんないい金融商品は他にはありません。

これを利用することで、老後生活の収支はかなり改善するはずです。
ぜひ、検討してみてください。

長尾 義弘 NEO企画代表

ファイナンシャル・プランナー、AFP、日本年金学会会員。徳島県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務。1997年にNEO企画を設立。出版プロデューサーとして数々のベストセラーを生み出す。新聞・雑誌・Webなどで「お金」をテーマに幅広く執筆。著書に『コワ~い保険の話』(宝島社)、『こんな保険には入るな!』(廣済堂出版)『お金に困らなくなる黄金の法則』『最新版 保険はこの5つから選びなさい』『老後資金は貯めるな!』(河出書房新社)、『保険ぎらいは本当は正しい』(SBクリエイティブ)。監修には別冊宝島の年度版シリーズ『よい保険・悪い保険』など多数。

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