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19/04/30

相続・税金・年金

投資経験ゼロの人でも年8.4%で老後資金を増やす方法

投資経験のゼロの人がいきなり投資を始めるのはリスクが高い

老後資金について書かれた本やムック、それにネットの記事などの多くは、投資信託や株式、債券などを利用して資産寿命を延ばすことを提唱しています。 たしかに運用をすることで、老後資金の資金寿命は延ばすことができます。
年3%や4%で長期に運用することができれば、長い老後生活の大きな安心につながります。
しかし、投資の経験がゼロの人にとっては「絵に描いた餅」。そもそも、投資信託や株式など、損をする可能性もある商品になかなか手が出ないはずです。頑張って投資を始めても、思い通りに年3%で運用ができるという保証はありません。それどころか、運用に失敗をして損をするかも知れません。

ですから私は、老後資金の運用は勧めてはおりません。
むしろ投資経験のない人が、いきなり投資をするのは反対です。とくに老後資金の場合は毀損してしまうと取り返しがつかないからです。
投資経験のある人は、リスクも含めよく理解されているので、それはいいと思いますし、もちろん否定はしません。余裕資金のなかで運用をするのは賛成です。 ただ、投資経験の少ない人が、退職金などまとまった金額を運用するというのはダメです。やめた方が無難です。

なぜかというと、投資経験の少ない人は、やはり「誰か」に相談をしたくなるからです。「誰か」というのは、多くは銀行などの金融機関です。銀行にとって、投資経験の少ないあなたは、「カモ」だと言っていいでしょう。
銀行などでは、まず外貨建ての生命保険や投資信託などを勧められます。これらの商品は一見よさそうに見えるのですが、金融機関で支払う手数料が高く設定されており、買った時点で不利なものも少なくないのです。

そしてその結果、資金を減らしてしまいます。そういった事例は枚挙にいとまがありません。
これなら、まだ現金で持っていた方がマシです。

老後資金をもっとも効率のよい「投資先」に移し換える

そこで、私自身が老後資金をどうやって運用するか、考えてみました。

最初に考えたのは、投資信託で資産を分割して安全に運用する方法(ポートフォリオ運用)です。
まず、自分のポートフォリオを組んで、年利3〜4%での運用が可能か自問自答しました。しかし、運用する自信を持てませんでした。
私は運用の経験もあり、失敗も成功もしています。現在もプラスで運用ができているので、それなりに自信があります。しかし、この先何十年間も年利3〜4%を維持できるというかというと、そこまでの保証は持てなかったのです。私自身が自信を持てないものを、とても人には勧められません。

では、どうすればいいのかをさらに考えました。
その結果、「公的年金」があることに気がつきました。
年金は金融商品ではありませんが、これをあえて「金融商品」として考えれば、とても利回りのいい商品なのです。

通常年金は、65歳から受給します。これを66歳から、67歳から…と遅らせる(繰下げ受給する)と、1年あたり年利8.4%ずつ増えていきます。最大で70歳、42%増まで繰り下げができるのです。しかも、一生涯受け取ることができるので、資金が減ってしまうことはありません。そして、国が後ろ盾になっているので破綻することもありません。
年金がもし金融商品だとしたら、こんないいものは他にはありません。これを使って老後資金を運用すればいいのです。

しかし、運用すると言っても、「公的年金」は投資信託や株式のように購入することはできません。そこで、老後資金を生活費にあてて、公的年金を70歳まで繰り下げるのです。そうすると結果的に老後資金を「公的年金」に移し換えたことになります。

年金での運用は低リスク

仮に老後資金を投資信託や株式などで運用する場合でも、安全資産と運用資産に分けてポートフォリオを組むと思います。
たとえば、65歳以降で2000万円のポートフォリオを組んだ場合、さまざまな考え方があるとか思いますが、やはり全額を運用に回すというのは危険です。必ずリスクの少ない安全資産として、預貯金の枠をとると思います。
仮に50%を預貯金に組み込むと、運用資金は残りの50%ですから、リスクの高い商品で運用しないと、年利3〜4%を実現することは厳しくなると思います。

この点、老後資金を「公的年金」という金融商品を使って運用した場合を考えてみましょう。
年金の繰下げは年利8.4%で運用するのと同じ効果があります。年利8.4%、しかも固定金利というのは、魅力だと思いませんか。

もちろん早死にをすると払い損になりますが、死んだ人にはお金のリスクはありませんし、運用が失敗して元本割れをすることもありません。年金制度が崩壊することも考えられないので、リスクが少ないのです。もちろん緊急資金として、いくらかの預貯金は必要ですが、リスクが少ない分、繰下げ受給のために回すお金を多くできます。
つまり、年金の繰下げ受給は、投資信託などで運用するより、効率のよい運用だと考えられる、という発想です。


繰下げ受給の他にも、受け取れる年金額を増やす方法があります。
60歳以降も会社員として働くと厚生年金に加入することになりますので、受け取れる厚生年金受給額が増えます。また、自営業で働く人は、国民年金の支払いが40年に満たない場合には「任意加入」ができます。これによって節税をしながら、基礎年金の受給額を増やすことができます。さらに節税をしながら増やす「国民年金基金」という制度もあります。

投資経験がなくても、年金を増やすしくみは活用できるのではないでしょうか。ぜひ検討してみてください。

長尾 義弘 NEO企画代表

日本ファイナンシャルプランナー会員(AFP)
大学卒業後、出版社の編集部に勤務。何社かの出版社を渡り歩き、何冊かのベストセラーに携わる。その後、1977年にNEO企画を設立。2004年に2級FP技能士を修得。現在、日本ファイナンシャルプランナー会員(AFP)。出版プロデューサーとして数々のベストセラーを生み出す。若干オタクが入っているほど経済とアニメが好き。著書・監修は、「金持ち定年、貧乏定年」(実務教育出版)、「別冊宝島の年度版シリーズ『よい保険・悪い保険』」(宝島社)、『保険はこの5つから選びなさい』(河出書房新社)など多数。

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