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19/03/31

家計・ライフ

将来の金持ちと貧乏を分ける「おこづかい」のあげ方

子どもが成長するまでに、親が教えておきたいことはいろいろあるのではないでしょうか。
お金のこともそのひとつ。わが子がオトナになってからお金のことで困らないよう、しっかりしつけをしておきたいですね。
ある程度の年齢になれば渡すおこづかいは、マネー教育をするいい機会です。では、どのようにすれば効果的にお金のことを学べるのでしょうか。

おこづかいのはじめの一歩は定額でも

マネー教育の目的は、自分でお金の管理ができるようになること。具体的には、支出の管理、予算の管理、収入アップまでを含みます。
親子の間でおこづかい制を取り入れたら、最初は定額のおこづかいを渡すのもよいでしょう。金額は、親が決めるのが現実的です。お友達とある程度そろえる必要も考えられますので、親同士の情報共有などもしながら、年齢にふさわしい金額にします。

子どものおこづかいは、放課後に友達と行くお店で買えるような、お菓子や文房具などに消えてしまうものではありますが、子どもにとっては親からの自立がさらに一歩進んだように感じていることでしょう。
欲しいものを好きなだけ買っていたら、おこづかいはすぐに無くなってしまいます。子どもなりにやりくりを考えて、限られたおこづかいを有意義に使うことに工夫をかさねることはいいことです。

親としては、何に使っているのか、どのように使うかを把握できるようにしておきたいですね。
おこづかい帳をつけさせて、つけていなければ翌月のおこづかいはあげない、などのルール作りも無理なく取り入れられます。支出を管理し、我慢も時には必要だと体験を通じて学べます。

ただし、定額制のおこづかいで学べるのはここまでです。つまり、支出の管理までしか身に付きません。

定額制のおこづかいでは、子どもは親が決めた金額には従うしかなく、そのなかで最大限の満足を得るために支出をコントロールします。
もちろん、支出のコントロールはマネー管理には必要なスキルです。
しかし、支出だけではなく、収入も自分が決められるようになれるとさらに成長します。

おこづかいを変動制にして、予算を見積もる力をつける

そこで、支出のコントロールが身に付いてきたら、進級や進学などのタイミングで、おこづかいを変動制にしてみてはどうでしょうか。子どもに、「おこづかいをいくら欲しいか」と聞いてみて、親子の話し合いで決めるのです。これによって、予算を見積もる力をつけるのが目的です。

子どもには子どもなりのおつきあいもあり、欲しいものもあるでしょうから、お金が不足しては本人が困るでしょう。親から、「今月はいくら欲しいか」と聞かれて子どもが何と答えるか、それは予算を見積もった上での金額なのか、しっかり見極める必要があります。もちろん、これをするには親もいくらまでなら出せるか見積もっておく必要があります。

子どもの言い値は法外な金額に思えるかもしれませんが、それもおこづかいでまかなう範囲によるでしょう。高校生にもなれば、ランチは学食で食べたりパンを買ったりすることもあります。それもおこづかいから払うとすれば、多少上乗せすることも必要でしょう(もっとも、早起きして自分でお弁当を作るなど、工夫をするかもしませんが)。

年齢があがれば出費も高額になってきます。友達同士で遊園地などに遊びにいけば、数千円ではすまないこともありますが、ゴールデンウィークや夏休みなどの休暇がある月でも他の月と同じ金額であれば少々気になりますね。
予算の見積もりが甘いのか、それとも一緒に遊びに行くような友達がいないのか、はたまた親に内緒でアルバイトでもしているのか…。

今月欲しい金額を聞く時に、なぜその金額なのか見積りも説明させるようにすれば、予算管理の力がついているかを確認できることと同時に、どのようなお友達づきあいをしているのかなどもうかがい知ることができて一石二鳥です。

おこづかいはもらうだけじゃない、収入アップにも目を向ける

収入と支出の管理ができれば、マネー教育は目的を達成できるのでしょうか。
これからの時代、できれば収入を増やす方法も身につけて欲しいと思います。

子どもができる収入アップと言えば、家のお手伝いをしてお駄賃をもらうとか、テストでいい点数をとったからボーナスがもらえるとかを思い浮かべるかもしれません。

しかし、このようなことには家庭によって方針の違いがあるでしょう。
家の仕事は家族であれば当たり前のことで、報酬との引き換えにするものではないという考え方もあります。また、テストでいい結果を出した誇らしい気持ちは、お金に換えられないという考え方もあります。

子どもでもできる、お金を増やす方法は他にもあります。
たとえば、もう使わなくなったおもちゃや本、着られなくなった服や靴を、フリーマーケットや中古品買い取り店で売るのもそのひとつです。
フリーマーケットでは、お客さんと直接交渉ができるのも楽しいものです。並べたおもちゃに触れた小さい子に、「これおもしろいよ、こう使うんだよ、本当は500円だけど400円にしておくよ」などと話すのを見るのも、親としては頼もしいものではないでしょうか。

あるいは、ジュニアNISAの制度を利用して、親子で資産運用をするのもいいですね。
ニュースを見ながら、今後の投資先はどんな業界がいいのかなど、親子で話し合って決めるのも有意義です。運用益が出れば、将来本人が受け取る金額が増えますが、ジュニアNISAであれば運用益は非課税です。
そのような、税金のしくみまで考えることができると、独立するのを安心して見守ることができるのではないでしょうか。

PayPay証券


おこづかいは、親が一方的に決めた定額制だけでは、支出の管理は上手になるかもしれませんが、収入の管理やお金を増やすセンスは身に付きません。
将来、子どもがお金に困らないよう、成長に合わせてできることを増やしていきたいですね。

タケイ 啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)

36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

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