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19/03/14

家計・ライフ

夫婦のお金の価値観の違いでケンカ頻発! 夫婦円満になる3つのコツ

夫婦ゲンカは犬も食わぬ、とは昔から言われていることわざです。何でも食べるような犬でさえ、夫婦ゲンカは見向きもしない……つまり、夫婦ゲンカの原因は些細なことが多く、すぐに仲直りするものだから放っておけばよい、という意味で使われます。
しかし、原因がお金のこととなると、すぐに仲直りできる場合ばかりではありません。
今回は、男女のお金の価値観の違いと、家庭円満を保つ3つのコツをお伝えします。

おトクを割合でとらえる男性、金額で考える女性

実際のマネー相談では、夫婦そろってお話しする機会が多くあります。お金の問題は、夫婦それぞれに思うこともあるものですが、特にマネー相談に来る場合はなおさらです。
二人だけで話すと冷静になれない場合も少なくないため、FPをまじえて話し合う機会は、その後のためにも有意義だと思います。

話し合うなかで、男女によってお金の価値観が違うと感じることもしばしばです。そのなかでよく見られるのは、おトクかどうかを、男性は割合、女性は金額で判断することです。
たとえば、保険の見直しなどで、月3万円の保険料の支出を1万8000円に減らすことができた場合、男性は「60%安くできた」、女性は「1万2000円節約できた」と考えるのです。

保険料のように割合・金額どちらで考えても明らかなことでは揉めませんが、食費や日用品などの支出になると、価値観の違いが二人を対立させてしまいがちです。
たとえば、1パック400円のお肉が、3パックで1000円になっていたら、妻は200円のおトクだからと買うけれども、2割弱しか安くならないのに買いだめする理由がわからない、と夫が言ったりします。
妻は妻で、2つめが半額だったからと言ってゴルフクラブを2本買ってくる夫が理解できない、ということもあるのです。

こんな価値観の違い、どうやって乗り越えていけばいいのでしょうか。

【コツ1】人格否定はせずに、相手にはリスペクトを
自分が節約しているのに、相手が無駄遣いをしていると怒りがわくのは当たり前でしょう。
そんな時は、相手に伝えるのを我慢してもストレスがたまるだけなので、言ったほうがいいと思います。ただし、人格否定はやめましょう。

200円安いからお肉を買うのは、小さなお金も大切に考えているからではないでしょうか。
半額だから買うのは、いつもは高いからと買い控えていたからかもしれません。

家計から無駄な出費をなくしたいのは、夫婦とも同じはず。相手を攻撃するのではなく、自分の気持ちを伝えるとよいのではないでしょうか。

自分の城を持ちたい男性と、隠し事は許せない女性

夫婦ともお小遣い制にして、自分が買いたいものはそこから買う、というスタイルは多く見受けられます。しかし、その金額にお互いが納得しているとは限りません。

特に、夫はお小遣いを増やしてほしいと思っている人が多いようです。しかし、「ランチは1日〇〇円、飲み会が週1あるとして、月に〇〇万円で十分でしょう。そのほかに何買うの?」と妻に聞かれると困ってしまうようです。

男性には、自分の城=領域を持っていたい、そこには踏み込まれたくない、と思っている人が多いのではないでしょうか。決して後ろめたい出費ではなくても、こまごまと妻に報告することには抵抗があるように感じます。
一方妻のほうは、服は衣服費、友達との食事は交際費などとして家計から出費をしていたりしますが、それは妻のお小遣いで払うほうがスッキリするように思います。

【コツ2】家計も、公私は分けて考える
一般的に「公私」と言えば、公は社会、私は家庭です。しかし、家庭の中にも公私があります。家賃や光熱費など、家庭が使うお金は公的なものなので家計から出しますが、自分のために使うお金はお小遣いから出すべきでしょう。
そして、お小遣いを何に使ったかは、基本的に報告はしないほうが夫婦は平和です。

夫婦であっても、お互いに知らない部分があることはいけないことではありません。むしろ、必要なことなのかもしれません。
相手にオープンにすることと、知らせずにおくことのバランスは夫婦によって異なります。自分たちなりのベストバランスを見つけたいですね。

楽観的な男性と、心配性の女性

ライフプランの話になると、男性には「なんとかなるさ」と楽観的な人が少なくありません。

マネー相談では、キャッシュフロー表という、将来のお金の出入りをシミュレーションした表を作ります。今の収入と生活費などのデータをもとに、「この暮らしを続けた場合に60歳の時にはいくらの貯蓄ができているか」などの予想ができます。その貯蓄額を見て、足りなければ今の生活を見直すなど対策を立てることで、無理なく軌道修正ができるツールです。

同じキャッシュフロー表を見ているのに、夫は「これならなんとかなりそう、このままでも大丈夫だ」、という感想を持つのに対し、妻は「このままでは大変、もっと節約して、自分はもっと時給の高いパートを見つけなきゃ」などと思っていることも珍しくありません。
そして、お互いに「何言ってるの?」と険悪になることも。

【コツ3】二人のライフプランを数字で共有する
同じ事柄を違う目で見れば、異なった考えを持つことは当たり前のことです。
夫婦で別々の感覚を持つことで、お互いにバランスをとることができるのではないでしょうか。家計のためには、楽観的すぎるのは禁物ですが、心配をしすぎるのも精神的によくありません。


感覚は主観的なものですし、他から否定されるものではありません。そのため、将来のライフプランは、客観的な数字でとらえるといいと思います。
数字であれば感情的な部分を抑えて、夫婦で将来の目標が共有できるのではないでしょうか。

せっかく縁あって夫婦になったふたりです。
お互いを尊重しあいながら、幸せな家庭を築いて欲しいと願っています。

タケイ 啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)

36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

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