18/11/11
老後資金の上乗せを考える、50代のつみたてNISA(積立NISA)ポートフォリオ

この記事は『つみたてNISAでお金は勝手に増えていく!』(スタンダーズ)『つみたてNISAでお金は勝手に増えていく!』(スタンダーズ)からの内容を抜粋したものになります。
※以下、書籍より抜粋
50代からでも間に合う老後資金準備
Dさんは、現在50歳、メーカーに勤めながら子供を育てあげ、妻と二人で暮らしています。今や人生100年時代と言われ、50歳はまだまだこれからの年齢です。Dさんは、65歳以降も元気なうちは働き続けたいと思っています。
子供が独立した後は経済的余裕ができるので、人生最後のお金の貯め時と言われています。ゆとりある老後のために、どのような資産配分で積立投資を行えば良いのでしょうか。

守りに入らず、やや積極的な運用を目指すのがおすすめ
50代は、年齢から考えればリスク許容度は高くはありません。Dさんの場合、住宅ローンの返済は残っていますが、すでに子供が独立していて、さらに資産に余裕があります。そして、65歳までは安定的な収入が見込めます。なので、守りに入らず、やや積極的な運用を目指すのがおすすめです。
国内と先進国の株式型投資信託で構成したやや積極的な運用で利益を狙いましょう。分散投資を意識して、国内と海外のバランスは50 対50を目安に。
取り扱い金融機関が多く、信託報酬の低い「たわらノーロードシリーズ」を活用してポートフォリオを組むのがいいでしょう。

用語説明:人生100年時代構想会議
超高齢化社会を見据えて、幼児教育や大学教育の無償化、学び直しの機械の提供、高齢者雇用などについて話し合う会議。2017年9月、内閣府に事務局が設置された。
『つみたてNISAでお金は勝手に増えていく!』
頼藤太希・高山一恵 著

『つみたてNISAでお金は勝手に増えていく!』(スタンダーズ)
本書では、主にこれまで投資をしたことがないものの、お金を増やしたいと思っている方に、積み立て投資の基本やつみたてNISA(積立NISA)の制度を豊富な図版・商品データでわかりやすく解説。 著者オススメのつみたてNISA(積立NISA)商品ガイドや、年齢別のポートフォリオも網羅。 巻末には、つみたてNISA(積立NISA)で購入できる商品を一覧で掲載。
【つみたてNISA(積立NISA)でお金を増やすシリーズ】
・第1回「つみたてNISA(積立NISA)は、金融機関によって取扱いのある投資信託が違う」
・第2回「つみたてNISA(積立NISA)の金融機関選び、取扱商品以外の3つのポイント」
・第3回「つみたてNISA(積立NISA)口座開設までの流れ 〜ネット申し込みver〜」
・第4回「証券口座の開設、「特定口座」と「一般口座」どちらが得?」
・第5回「もっといい投資信託が出てきたら乗り換えるべき?」
・第6回「老後資金の上乗せを考える、50代のつみたてNISA(積立NISA)ポートフォリオ」
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頼藤 太希 (株)Money&You代表取締役/マネーコンサルタント
中央大学客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、アメリカンファミリー生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に6年間従事。2015年に(株)Money&Youを創業し、現職へ。女性向けWebメディア『FP Cafe』や『Mocha(モカ)』を運営。資産運用・税金・Fintech・キャッシュレスなどに関する執筆・監修、書籍、講演などを通して日本人のマネーリテラシー向上に注力している。『はじめてのお金の基本』(成美堂)、『はじめての資産運用』(宝島社)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂)など著書多数。日本証券アナリスト協会検定会員、ファイナンシャルプランナー(AFP)、日本アクチュアリー会研究会員。twitter→@yorifujitaiki

高山 一恵 (株)Money&You取締役/ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー(CFP®)、1級FP技能士
慶應義塾大学卒業。2005年に女性向けFPオフィス、(株)エフピーウーマンを設立。10年間取締役を務めたのち、現職へ。女性向けWebメディア『FP Cafe』『Mocha(モカ)』を運営すると同時に、全国で講演活動、多くのメディアで執筆活動、相談業務を行ない、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。明るく親しみやすい性格を活かした解説や講演には定評がある。著書は『はじめてのお金の基本』(成美堂)、『はじめての資産運用』(宝島社)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂)など多数。twitter→@takayamakazue

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