18/06/28
証券口座の開設、「特定口座」と「一般口座」どちらが得?

この記事は『つみたてNISAでお金は勝手に増えていく!』(standards)からの内容を抜粋したものになります。
※以下、書籍より抜粋
3種類ある証券口座・投資信託口座
つみたてNISA(積立NISA)口座開設時にありがちな疑問点のひとつに、同時開設する口座の種類選択があります。
つみたてNISA(積立NISA)口座を作るとき、証券会社ならば証券口座、銀行ならば投資信託口座を開設する必要があります。これらの口座には、「特定口座(源泉徴収あり)」「特定口座(源泉徴収なし)」「一般口座」の3種類があります。
通常、投資で得られた利益には税金がかかります。その税金の額を金融機関が計算してくれる口座が特定口座です。さらに、源泉徴収ありにすると、金融機関が税金を自動的に納めてくれるようになります。なお、一般口座にすると自分で税金を計算し、確定申告する必要が出てきます。
投資初心者の方で、これからもずっとつみたてNISA(積立NISA)でしか投資をしないならば、どれを選択してもそんなに困ることはありません。
しかし将来、株式などつみたてNISA(積立NISA)以外の投資もする可能性があるならば特定口座(源泉徴収あり)を選びましょう。確定申告の手間が省けます。
なお、特定口座でも一般口座でも、口座開設費用などはかかりません。

用語解説:特定口座(源泉徴収なし)
毎年納める税額を金融機関が計算するものの、源泉徴収は行わない口座。他の投資の利益と損失を相殺する損益通算をしたい場合は、こちらを選び、確定申告をする必要がある。
まとめ
つみたてNISA(積立NISA)口座のほかに証券口座・投資信託口座が必要。初心者は特定口座(源泉徴収あり)を選んでおけば、将来他の投資をしたくなったときにもスムーズ。
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【つみたてNISA(積立NISA)でお金を増やすシリーズ】
・第1回「つみたてNISA(積立NISA)は、金融機関によって取扱いのある投資信託が違う」
・第2回「つみたてNISA(積立NISA)の金融機関選び、取扱商品以外の3つのポイント」
・第3回「つみたてNISA(積立NISA)口座開設までの流れ 〜ネット申し込みver〜」
・第4回「証券口座の開設、「特定口座」と「一般口座」どちらが得?」
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頼藤 太希 マネーコンサルタント
(株)Money&You代表取締役。中央大学商学部客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に現会社を創業し現職へ。日テレ「カズレーザーと学ぶ。」、TBS「情報7daysニュースキャスター」などテレビ・ラジオ出演多数。ニュースメディア「Mocha」、YouTube「Money&YouTV」、Podcast「マネラジ。」、Voicy「1日5分でお金持ちラジオ」運営。「はじめての新NISA&iDeCo」(成美堂出版)、「定年後ずっと困らないお金の話」(大和書房)など書籍100冊、累計180万部超。日本年金学会会員。日本証券アナリスト協会検定会員。宅地建物取引士。ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本アクチュアリー会研究会員。X(旧Twitter)→@yorifujitaiki

高山 一恵 ファイナンシャルプランナー
(株)Money&You取締役。中央大学商学部客員講師。一般社団法人不動産投資コンサルティング協会理事。慶應義塾大学文学部卒業。NHK「日曜討論」「クローズアップ現代」などテレビ・ラジオ出演多数。ニュースメディア「Mocha(モカ)」、YouTube「Money&YouTV」、Podcast「マネラジ。」、Voicy「1日5分でお金持ちラジオ」運営。「はじめての新NISA&iDeCo」(成美堂出版)、「マンガと図解 はじめての資産運用」(宝島社)など書籍100冊、累計180万部超。ファイナンシャルプランナー(CFP®)。1級FP技能士。住宅ローンアドバイザー。X(旧Twitter)→@takayamakazue

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