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20/06/07

資産運用・経済

「IPO株は儲かる」は本当なのか

IPOは「お宝株」といわれるほど儲かる確率が高く、個人投資家に人気の投資法です。
その勝率は過去5年をみても8割を超え、2019年は3分の1以上の銘柄の初値(上場して初めてついた値段)が公開価格(株を発行した値段)の2倍以上となっています。しかし、2020年はそんなIPO市場に変調がーー。
そこで、今回は、IPOは本当に儲かるのか、IPOの最新事情も交えて解説します。

IPOって何?

IPOとは、未上場の企業が株式市場に上場することです。一般の投資家に株を売り出し、資金の調達を行います。

IPO株を入手するには、事前に証券会社に申し込みを行う必要があります。しかし、IPO 株は人気が高く、ほとんどの場合抽選になります。その当選確率はなんと1〜2%!とも言われます。

上場前に投資家がその株を手に入れて、上場後に初めてついた値段で売却することを「初値売り」といいます。2019年の新規上場は86社。そのうち、初値が公開価格を上回ったのは76社(88%)で、8割を超える高い勝率となりました。つまり、2019年のIPO株をもしすべて初値売りしたら、88%は利益が出たということになります。

「当たればデカイが、当選確率は天文学的に低い」宝くじのように、IPO株が「お宝株」と言われるのも、頷けますね。

2019年の初値上昇額トップ10

そのような2019年のIPO市場で、投資家に利益をもたらした上位10社をご紹介します。
こちらは、初値で売却した場合の(公開価格と初値との差額)利益額ランキングです。

●2019年の初値上昇額トップ10

(筆者作成)

1位のサーバーワークス<4434>はアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の導入支援や運用自動化サービスなどを請け負う企業です。アマゾン関連企業としての注目度の高さから、公開価格が4780円に対して初値は約3.7倍の18000円、100株を保有していた場合478000円投資して、そのリターンは132万円となりました。

その他、ランキング入りした企業の顔ぶれをみても、「クラウド」関連や「IT×異業種」関連の企業など新時代の新しいサービスがずらりと並んでいるのが分かります。

特に利益額(儲けた金額)は、IPOが個人投資家に人気なのも頷ける好成績となっています。

IPOが儲かる(負けにくい)のはなぜ?

IPOが儲かりやすいのは、一つには公開価格が理論値より低めに設定されるためです。
IPOの公開価格は証券会社が決めますが、IPOは企業の大事な株式市場へのデビューの場。
株式市場で華々しく上場させるために、また売れ残りが出ないように、企業の業績や成長性、同業他社比較などから算出した理論値よりも低めに設定されます。

さらに上場となると、注目の期待の新人であればあるほど、投資家の期待は膨らみ、株価は本来の価値を飛び越えて、2倍、3倍と値段が高騰します。
特に新興市場の創業間もない若い企業のIPOとなると、成長の勢いを感じさせるため、人気化しやすく、初値も高騰しやすくなります。

もともとがディスカウント価格であること、投資家の期待が膨らみやすいことから、IPOは負けにくく儲かりやすい投資法となっているのです。

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IPOでも儲からない場合も

運良く当選し値上がり期待したIPO株でも、公募割れしてしまい損をすることがあります。
事実、2019年も、全体の1割程度のIPO株は初値が公開価格を下回る「公募割れ」をしています。

公募割れの要因は様々ありますが、例えば東証1部・2部の老舗企業や知名度の低い企業、新鮮味に欠ける再上場企業などは、人気化しにくく、初値にはマイナスとなります。また外部環境や需給関係も大きく影響します。
抽選に当選したとしても、飛び付かずに、「全体の1割は損をすることもある」、ことを念頭に置いて冷静に投資することが大切です。

2020年のIPOは中止が続出も…

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2020年のIPOは上場する企業の上場延期・中止が相次ぐなど市場環境が急激に悪化しています。相次ぐ公募割れや4月には上場を予定していた企業のうち9割が中止となりました。
市場の混乱により、投資家の需要が見込まれず想定価格で売れない、上場してもその後の株価下落懸念が強い、企業価値の算定が難しいなど、様々な理由があります。

コロナ禍の中、IPO市場は当面厳しい環境が続くと予想されます。
しかしそんな逆風の中でも2020年3月にマザーズに上場したサイバーセキュリティクラウド<4493>は初値が公開価格の2.5倍になるなど結果を出している企業もあります。

IPOで利益を上げるには、その銘柄に投資家が求めるテーマ性や成長性はあるのか、需給関係はどうなのか、などしっかりと見極めることが、より一層求められそうです。

LINE証券


*本記事で紹介する個別の銘柄・企業名については、あくまでも参考として申し述べたものであり、その銘柄又は企業の株式等の売買を推奨するものではありません。購入する場合は自己責任でお願い致します。

岡田 禎子 「投資は面白い」がモットーなFP日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、ファイナンシャル・プランナー(CFP)

証券会社、資産運用会社を経て、ファイナンシャル・プランナーとして独立。資産運用の観点から「投資は面白い」をモットーに、投資の素晴しさ、楽しさを一人でも多くの方に伝えていけるよう、執筆とセミナーなどで活動中。
TVドラマ「インベスターZ」の脚本協力なども行なっています。

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