25/04/22
貧乏な人が頻繁に口にする7つの言葉

タダでお金持ちになれる方法があるのなら知りたいと思いませんか。それは、普段使う言葉を「プラスの言葉」に置き換えるだけです。お金持ちは、ポジティブな言葉を使うといいます。一方、貧乏な人は言葉を選ばず、貧乏になる言葉を意識せずに口にしています。
思いどおりにならない現実は自分自身がつくっている。こんなことを聞くと、「そんなはずはない」と反論したくなるでしょう。実は言葉のイメージとして強く潜在意識に刻みこまれたものは、考え方や行動に影響を与え、現実化しやすいといわれています。否定的な言葉なら、さらに嫌なものを引き寄せてしまうのです。
今回は、貧乏な人がよく口にする言葉をとおして、どんな心理を反映しているのか考え、お金持ちマインドになれるコツをつかんでいきましょう。
思考には顕在意識と潜在意識がある
私たちの思考には、普段から自分自身で気づくことができる「顕在意識」と自分が自覚できない「潜在意識」の2つから成り立っています。しかし、自分自身で考え行動しているつもりでも、実は95%を占める潜在意識にコントロールされて動いていることのほうが多いのです。自分の発する言葉は、ネガティブなことでもポジティブなことでも実現させる大きな力があるので、叶ってほしくない状況をイメージすればその現実が目の前に現れるのです。ですから叶ってほしいことだけ口にするようにしなければいけません。
しかし、私たちはともすれば、現実の厳しさのあまりネガティブな言葉を口にしてしまいます。これから紹介する7つの言葉をもし口にしているようならば要注意です。
貧乏な人の口ぐせ1:「お金がない」
「お金がない」という口ぐせは、「お金がない自分になりますように」とお願いしているようなものです。お金がないという言葉には、モノが買えない、自分には高すぎるという思いから、いまのお金の状況に対して制限を加えているのです。「お金がない」を連発していると、これから状況が変化することは不可能であることを深く刻みこんでしまうことになります。
しかし、これからお金持ちになろうと思う人は、手に入れることをイメージし、そのためにはどうしたらいいか策を考えます。もし「お金がない」と言いそうになったら、別のポジティブな言葉に置き換える練習をしましょう。
たとえば、「今はお金を貯めている最中だ」とか、「将来は億万長者になるのだから、気にしない」など、今の状況を嘆かない言葉に言い換えるテクニックを身につけると良いでしょう。
貧乏な人の口ぐせ2:「ムリ」「できない」
表面的にむずかしそうなことでも、可能性はゼロではないはずです。しかし、「それはムリ」と否定的な言葉を発した途端に目に見えないシャッターが下りてきて、可能性はシャットアウトされてしまいます。自分が欲しいものやなりたい状態を目指したいなら、できる解決策を見つけにいくはずです。「ムリ」か「できる」か、どちらの言葉を積み上げていくかで、将来は大きく変わります。
貧乏な人の口ぐせ3:「忙しい」「時間がない」
「忙しい」という言葉は、心を亡くすと書きます。心に余裕がなければ、小さなチャンスの芽にも気づけません。時間は誰にでも平等に24時間与えられています。その時間やエネルギーをどのように使うかで得られる結果は変わります。「時間がない」と言いつつ、ただ漫然と過ごしていては、どんなことも可能にすることはできません。
「忙しい」「時間がない」という言葉を使うことは、不満な現状があってもその状態にふたをしてしまい、自分のキャパシティの限界を宣言しているようなものです。
できない理由を「時間がない」と言っている人は、たとえ時間があったとしてやらないことが多いものです。
「時は金なり」とも言います。お金持ちは時間がないことを言い訳にせず、時間をムダにしないよう段取りを上手にします。
貧乏な人の口ぐせ4:「親のせい」「他人のせい」
貧乏な状況を親のせいや他人のせいにすることは、被害者意識の表れです。自分の責任を他人に押し付ければ、自分を守ることができ自分は悪くないことになります。こうすれば、自分を反省して改善することもなく、成長するチャンスを見逃すことになります。
お給料は多いに越したことはないのですが、お給料が少ないからお金が貯まらないと言っていませんか。支出は自分でコントロールできる部分です。
厳しいようですが、「貯金ができないのは自分のせい」だと思えば、「今すぐできることをやろう」と取り組むこともできます。自己責任で自分をコントロールできる人は、問題を解決し、お金を貯める努力をします。
貧乏な人の口ぐせ5:「どうせ変わらない」「やったってムダ!」
「どうせ変わらない」「やったってムダ!」と思えば、変わらない日常が繰り返されるだけです。未来や将来に対する希望が欠けていれば、現状を改善することもないでしょう。マイナスの言葉は封印してしまいましょう。なりたい状況をイメージして、こうなったらいいなと素直に願うと、不安もあきらめの気持ちもついてきません。そうすれば、変えていきたい思いがエネルギーとなって状況を動かし、望みの結果をもたらします。
貧乏な人の口ぐせ6:「だって」
収入は毎月同じでも、支出は毎月同じとは限りません。自動車の車検や税金の支払い、冠婚葬祭などの特別な支出があるものです。
家計が赤字になっている理由を「だって、たまたま先月は○○があったから」と正当化しているようであれば、いつまでも貧乏なままかもしれません。
たとえば、年単位の支払いや、特別支出、想定外の支出も先を見越して計画性を持ってお金を貯める習慣があれば、慌てないで済むでしょう。そもそもよく調べてみると、何年後には必要になると想定できる出費かもしれません。
貯まらない理由や赤字になる理由を積極的に考えるよりは、建設的な家計の見直しのほうが大切です。さまざまなハードルを克服することで、貯まる人になりましょう。
貧乏な人の口ぐせ7:「後で考えよう」
物事を変えるには、そこから一歩踏み出す必要があります。その場しのぎで問題を先送りしても、何も変わることがなく、同じことが繰り返されるだけです。迷うことや悩むことを繰り返しても、不安がつのるだけです。問題を先送りする言葉は、貧乏であることを望んでいるのと同じです。
お金持ちを見習うならば、即断・即決する習慣をまねしてみましょう。「できる」と思えば、いますぐに取り組めそうことがあるはずです。「とりあえず、できることをやってみよう」という言葉に変えれば、現状を打開する方法がいくつも見えてくるでしょう。
積み上げてきた言葉で行動や習慣が変わる
言葉には想像以上のパワーがあります。お金持ちや成功者といわれる人ほど、言葉を大切にして、言葉を選んでいるといいます。
成功したいなら、成功したときの達成のイメージングが大切です。オリンピックに出場する選手が、優勝するためにイメージトレーニングをするという話を耳にしたことがあるでしょう。将来はこうなると決め、自分の発する言葉に気を付けるようにすると、今までの考え方がよいものに変わっていきます。お金持ちと貧乏な人とはマインドセットが違うため、経済状況が違ってくるのです。お金持ちは直接お金に関することより、その人の在り方、考え方でお金持ちの状態になったといえるのです。
お金は勝手には貯まりません。言葉は思考を変え、行動を変えます。小さな積み重ねですが、お金持ちマインドになれるよう、今日から叶えたい言葉を口ぐせにしませんか。
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池田 幸代 株式会社ブリエ 代表取締役 本気の家計プロ®
証券会社に勤務後、結婚。長年の土地問題を解決したいという思いから、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー(AFP)を取得。不動産賃貸業経営。「お客様の夢と希望とともに」をキャッチフレーズに2016年に会社設立。福岡を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

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