21/11/28
マイナポイント第2弾!受け取らない方が良いのか?受け取るならどの決済手段が正解?
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マイナンバーカードを取得した人に付与される「マイナポイント」の第2弾が実施されます。第1弾は5000円分でしたが、第2弾は最大2万円分。家計の足しになりそうですね。とはいえ、マイナンバーカードを作り、情報を連携することに慎重な方もいます。そこで今回は、マイナポイントを受け取らない方がいいのか、また受け取るならどの決済手段がおすすめなのか、解説します。
マイナポイント第2弾は最大2万円分
マイナポイントは、電子マネー・QRコード決済・クレジットカードといったキャッシュレス決済で利用できるポイントです。マイナポイント第1弾では、マイナンバーカードを取得し、選んだキャッシュレス決済でチャージまたは買い物をする(最大2万円)ことで、5000円分のポイントを受け取ることができます。なお、マイナポイント第1弾が受け取れるのは、2021年4月末までにマイナンバーカードの申請をした人となっています。
マイナポイント第2弾では、
①マイナンバーカードを新たに取得し、マイナポイントを申請すると最大5000円相当
②マイナンバーカードに健康保険証の利用登録を行うと7500円相当
③マイナンバーカードに公金受取口座の登録を行うと7500円相当
以上最大2万ポイントが受け取れます。
ただし、①についてはマイナポイント第1弾を受け取った方は対象外ですので、最大1万5000ポイントになります。とはいえ、どなたでも第1弾よりもたくさんのポイントが受け取れる制度です。
マイナポイントは受け取らない方がいい?
マイナポイントは元々、マイナンバーカードやキャッシュレス決済の普及と消費活性化を一緒に行おうとする施策でした。マイナンバーカードを発行してもらい、キャッシュレス決済と紐づけることでポイントを付与し、買い物してもらうことで消費を活性化しよう、というわけです。
しかし、マイナンバーカードの普及率は2021年11月1日時点で39.1%。政府は2022年度末までにほぼすべての国民にマイナンバーカードを行き渡らせることを目標にしていますが、まだまだその達成は遠そうです。さらに、マイナポイント第1弾の予算は全国で5000万人分用意されていましたが、マイナポイントの予約者数はその半分の2500万人程度。意外と、利用されていない印象です。
マイナンバーカードには以前から、情報漏洩やセキュリティを懸念する声があるのは事実です。個人情報が国に一元管理されることで不利益を被るのではないか、マイナンバーカードを不正利用されてしまうのではないか、という心配を持っている方は、少なくないように感じます。今回のマイナポイント第2弾にしても、保険証や銀行口座などの情報を登録することでポイントがもらえるとなると、何か裏があるのではと勘繰ってしまう気持ちはわからないではありません。
しかし、マイナンバーカードを作ろうと作るまいと、マイナンバー制度自体は2016年から始まっていて、一人ひとりの情報はマイナンバーで管理されています。それに、健康保険証の情報は健康保険組合、銀行口座の情報は税務署といった国の機関が把握しています。これらがマイナンバーと結びついたからといって、大きなリスクはありません。
今回のマイナポイント第2弾は、2万円(1万5000円)分のポイントがお得に手に入るチャンスなのですから、ぜひ受け取ったほうがいいでしょう。
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マイナポイント、どんな決済で受け取るのが正解?
マイナポイント第2弾の付与の方法は本稿執筆時点(2021年11月26日)でまだ明らかになっていません。マイナンバーカード新規取得者に対する5000円分のマイナポイントは、第1弾と同様に対象のキャッシュレス決済でチャージ・買い物して受け取るようになると思われます。しかし、健康保険証の利用登録・公金受取口座の登録で受け取れる1万5000円分のポイントはどのように付与されるのかがまだわかりません(なお、登録することで直接付与されることはわかっています)。
仮に、キャッシュレス決済でマイナポイントを受け取るとした場合、どんな決済手段で受け取るのが正解なのでしょうか。決済手段を選ぶコツを5つ紹介します。
●決済手段を選ぶコツ1:おすすめは「チャージで付与」
マイナポイントは、選んだ決済手段でのチャージまたは買い物で付与されるしくみです。チャージで付与されるか買い物で付与されるかは、決済手段によって異なります。また、一部の決済手段では、どちらで付与するかを選ぶこともできます。
おすすめは「チャージで付与」です。チャージで付与されれば、付与されたポイントを次の買い物にすぐ使うことができますし、今すぐ買いたいものがない場合でもとりあえずチャージしてポイントを手に入れることができるからです。
買い物で付与の場合は、ポイントを手に入れるために、それほど必要でもないものを無理に購入してしまうかもしれません。無駄遣いを防ぐ意味でも、チャージで付与するといいでしょう。
●決済手段を選ぶコツ2:普段よく行くお店で共通して使える決済手段を選ぶ
キャッシュレス決済は、本当にさまざまなお店で使えるようになっています。しかし、お店によって使えるものに違いがある場合も。いくらメジャーな決済でも、自分が普段よく行くお店で使えないのでは意味がありません。よく行くお店で共通して使える決済手段を選ぶようにすれば、買い物もしやすいですし、ポイントも活用しやすいでしょう。
●決済手段を選ぶコツ3:「経済圏」を生かせる決済を選ぶ
PayPay経済圏、楽天経済圏、イオン経済圏、ドコモ経済圏、au経済圏など、複数のサービスを利用することでよりお得になる「経済圏」がたくさんあります。これらの経済圏を活用しているなら、その経済圏で使えるポイントが貯まる決済を選ぶのもひとつの方法。ポイントの利用の幅が広がります。
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●決済手段を選ぶコツ4:ポイントの有効期限に注意
マイナポイントでは、「マイナポイント」というポイントがもらえるのではなく、選んだ決済手段のポイントがもらえます。ポイントの有効期限は、決済手段によって異なります。有効期限のないポイントもありますが、中には「1年で失効」というポイントもあります。もちろん、失効してしまえば無駄になってしまいます。しばらくポイントを使う予定がないという場合には、なるべく有効期限のない(長い)決済を選びましょう。
●決済手段を選ぶコツ5:独自のキャンペーンがあるものを選ぶ
マイナポイント第1弾のときには、キャッシュレス決済各社が本来のマイナポイントに上乗せしてポイントを還元するキャンペーンを開催していました。マイナポイントを受け取ると誰でも上乗せのポイントが受け取れる決済や、ポイントが当たる抽選に参加できる決済がありました。今後、マイナポイント第2弾でもそうしたキャンペーンが行われるかもしれません。各社のキャンペーン内容が明らかになってから、そのなかでもっともお得なものを選べばいいでしょう。
おすすめの決済はこれ!
以上を踏まえて個人的におすすめしたいのがスマホ決済。「PayPay」「楽天ペイ」「d払い」といったスマホ決済でマイナポイントを受け取りつつ、支払い方法に対応のクレジットカードを利用すれば、ポイントを集中して貯めやすくなります。
PayPayなら銀行口座や「PayPayカード」を利用してチャージするだけでマイナポイントが受け取れますし、買い物で基本0.5%、最大1.5%のポイント還元が得られる「PayPayステップ」の対象にもなります。
楽天ペイのマイナポイントは買い物で付与されるタイプですが、「楽天カード」を利用してチャージして買い物することで、1.5%の楽天ポイントを受け取ることができます。楽天カードは楽天市場で利用と最低でも3%(通常還元率1%+楽天カード利用で2%)の還元が受けられるほか、楽天の各サービスを利用することでSPU(スーパーポイントアッププログラム)の条件を満たせば、さらに還元率がアップできます。
また、もし2021年4月末までにマイナンバーカードを申請したものの、まだマイナポイント第1弾を受け取っていないというのであれば、d払いで受け取るのもおすすめです。2021年12月31日までにd払いでマイナポイントの受け取りの設定を行い、2万円分のチャージまたは支払いをすると、通常のマイナポイント5000ポイントに1000ポイントが上乗せされて、合計6000ポイントがもらえます。また、普段の支払いにdカードを設定すれば、d払いでの買い物時に0.5%(ネットショップは1.0%)、dカードの利用代金支払い時に0.5%のdポイントが手に入ります。簡単にポイントの二重取りができるというわけですね。
今後のキャンペーン次第でおすすめが変わる可能性はありますが、できるだけお得な方法でマイナポイントを受け取ることを考えていきましょう。
まとめ
マイナポイント第2弾は、最大で2万円分のポイントが受け取れる制度。もちろん、受け取ったほうがいいことをご紹介しました。今後、詳細が明らかになってきますので、ぜひチェックして、できるだけお得な方法で受け取るようにしてくださいね。
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畠山 憲一 Mocha編集長
1979年東京生まれ、埼玉育ち。大学卒業後、経済のことをまったく知らないままマネー本を扱う編集プロダクション・出版社に勤務。そこでゼロから学びつつ十余年にわたり書籍・ムック・雑誌記事などの作成に携わる。その経験を生かし、マネー初心者がわからないところ・つまずきやすいところをやさしく解説することを得意にしている。2018年より現職。ファイナンシャル・プランニング技能士2級。教員免許も保有。趣味はランニング。
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