19/05/06
お金持ちウーマンと貧乏ウーマン、その差はどこ? お金の使い方と貯め方3つの違い
自分は貧乏だと思っている女性が多いのではないでしょうか?他人から見ると金持ちなのに自分ではそうは思えないかもしれません。逆に自分は金持ちだと思っていても実は貧乏ということもあるかもしれません。
金持ちウーマンと貧乏ウーマンの違いはどこにあるのでしょうか? 金持ちウーマンになる方法を3つ紹介します。
金持ちウーマンと貧乏ウーマンはお金の使い方・貯め方が違う!
国税庁の「平成29年分民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の1人当たりの女性の平均給与 は287 万円でした。内訳をみると、平均給料・手当は 約247 万円で、平均賞与は 約40 万円となっています。
平均給料・手当を12か月で割ると20.58万円ですから、決して多いとはいえません。また、ここから社会保険料や税金を引いた自分で使える所得(可処分所得)はおよそ7割ですから14.4万円となります。いよいよ少ないのが現状なのです。
そんな中で、金持ちウーマンと貧乏ウーマンを分けるポイントはずばり「お金の使い方・貯め方」にあります。金持ちウーマンは、お金が無理なく貯まる工夫をしているのです。
金持ちウーマンのお金の使い方・貯め方その①:必ず使う支出を抑える
金持ちウーマンは支出を抑える工夫をします。一方貧乏ウーマンはなんとなく支出してしまいます。
生活するうえで必ず使うお金、固定費。これを抑えられると毎月の支出がずっと少なくなり、生活以外で自由に使えるお金や貯められるお金が増えることになります。自分が「ここはお金をかけなくてもいいな」と思える固定費を抑えるのがポイントです。たとえば、家にいることが少ない女性ならば、よりコンパクトな住まいに引っ越したり実家を利用したりできれば、住居費を大きく減らすことができます。
同様に通信費、保険料、電気代・ガス代なども、身の丈にあったものになっているかをチェックしましょう。
金持ちウーマンのお金の使い方・貯め方その②:貯めるお金は無理のない設定で「必ず」!
金持ちウーマンは無理のない先取り貯金をします。一方貧乏ウーマンは頑張ってやりくりして残ったら貯金をします。
金持ちウーマンはその名のとおりしっかりお金を貯めています。でも、給料日から生活費のやりくりを頑張って「あまったお金」を貯めているという人はズバリ貧乏ウーマンです。
金持ちウーマンは、毎月〇万円貯めると決めたら先に貯めてしまい、残ったお金で生活します。お金を使う前に貯金してしまうので必ず貯まっていくのです。いきなり貯金なんて無理! と、いつまでも貯金を始めなければいつまでたっても貧乏ウーマンです。
手取り収入の1~2割が目標としたい目安です。頑張りすぎると挫折してしまうので、できそうな金額設定で始め、まだ頑張れそうと思ったら少しずつ貯める金額を増やすとよいでしょう。
金持ちウーマンのお金の使い方・貯め方その③幸福感のあるお金の使い方ができる
金持ちウーマンはメリハリをつけてお金を使います。一方貧乏ウーマンは特に意識せずお金を使います。
ただひたすらお金を貯めて貯金残高が多いだけでは金持ちウーマンといえません。心が貧乏ウーマンですよね。本当の金持ちウーマンはお金もしっかり使います。普段の生活で抑えられる支出は抑えるけれど、使う時は思いっきり使う、これが真の金持ちウーマンです。
例えば、普段はマイボトルでコーヒーを持参して、コンビニやスタバなどのコーヒーショップで購入するのを我慢(1日300円節約)し、自転車通勤(交通費1日600円節約)すれば1日900円。出勤する5日間で4500円節約できます。その頑張ったご褒美として週末リッチな3000円ランチを食べに行く。そんな幸福感のあるお金の使い方ができるのが金持ちウーマンといえます。
意識せずコーヒーを飲みたい時にコンビニなどで買い、交通費もSuicaでピッとしていると(特にオートチャージはお金を使っている意識が薄くなりがち)、小さな金額でもどんどんお金がなくなる貧乏ウーマンになってしまいます。
まとめ
なんとなくお金を使っていると、楽しいことにお金を使っても「お金を使ってしまったな…」とどこか罪悪感をもってしまいがちです。金持ちウーマンと貧乏ウーマンの違いは、貯金が多いかどうかだけが基準ではありません。お金の使い方を意識して、使う時と貯める時のメリハリがあるか、お金を使うことに幸福感を感じられているかにあります。
働いて得た大事なお金で、真の金持ちウーマンになりたいものです。
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稲村 優貴子 ファイナンシャルプランナー(CFP︎︎®︎)、心理カウンセラー、ジュニア野菜ソムリエ
大手損害保険会社に事務職で入社後、お客様に直接会って人生にかかわるお金のサポートをする仕事がしたいとの想いから2002年にFP資格を取得し、独立。現在FP For You代表として相談・講演・執筆活動を行っている。日経ウーマン、北海道新聞などへの記事提供、テレビへの取材協力など各メディアでも活躍中。著書『年収の2割が勝手に貯まる家計整え術』河出書房新社。趣味は、旅行・ホットヨガ・食べ歩き・お得情報収集。FP Cafe登録パートナー
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