19/04/20
貧乏夫婦がお金持ち夫婦になるための5つのステップ
同じような収入があるはずなのに、「どうして我が家はお金がたまらないのか」そう考えたことはありませんか。お金が貯まる夫婦とたまらない夫婦には決定的な違いがあるのです。今回は、お金がたまらないと嘆く貧乏夫婦が金持ち夫婦になるための5つのステップをご紹介します。
金持ち夫婦へのステップ1:まずはお金を好きになる
お金の話をすると決まって夫婦喧嘩になるなど、お金の話をするときにネガティブなイメージしか持っていないと、お金にも自分たちを好きになってもらうことは難しいでしょう。お金がたまらない原因の一つは、夫婦でポジティブなお金の話ができていないことです。
お互いに節約するようにと話したり、無駄遣いについて責めたりしても、楽しい話になるはずがありません。そういったネガティブな印象しか持たないと、次第にお金の話をすること自体を敬遠するようになってしまいます。
しかし、お金のことについて夫婦間で話をしないわけにはいかないのも現実です。夫婦でお金の話をするのであれば、将来の夢や希望、やりたいこと、生活、人生への、楽しくワクワクするイジージを話し合いましょう。その上でどのくらいのお金が必要なのかお互いに知ることです。
その楽しいことを実現するための方法をお互いに実行するのですから、ネガティブな印象を持つことはありません。お金の話をすることも苦にならなくなり、お金の話も好きになっていくことでしょう。
金持ち夫婦へのステップ2:整理整頓してお金を増やす
お金がたまらないという人の多くは、整理整頓がうまくできていません。整理整頓が苦手かどうか判断するには、家の中にある物の量を調べてみましょう。
物置や押入れなどが使わないものでいっぱいになっているようであれば危険信号です。そのしまっている物はいつ使いますか?おそらく使うかわからないというものが多いのではないでしょうか?そういった物を多くためこんでしまうと、本当に必要な物が見つけられなくなってしまいがちです。
そこで、1年以内に使ったことのないもの、今後1年以内には使う予定のないものを思い切って捨てて、断捨離をしましょう。まだ使えるものがあれば、フリマアプリなどを使って売却するといいでしょう。自分には必要のないものであっても、誰かが喜んで使ってくれたら嬉しいものです。さらに、わずかでもお金になれば、一石二鳥です。
そうやって家の中を整理整頓、断捨離したら、その状態を維持するようにしましょう。そうすると、無駄な買い物をしてしまう抑止力になります。
金持ち夫婦へのステップ3:魔法の設計図・ライフプランを作る
お金がたまらないのは、将来どのくらいお金が必要なのかイメージできていないことが原因かもしれません。将来のイメージを見える化するために有効なのがライフプランです。つまり、自分の将来について、どんな風に人生を送りたいのか、そのとき家族はどうなっていて欲しいのか、どういったお金がかかるのかを明確にするのです。
第1ステップでお金について話し合うことができたら、それを具体的行動に落とし込むためにライフプラン表を描いてみましょう。
ライフプラン表は、自分の夢や家族の夢を叶える魔法の設計図のようなものです。頭の中で考えているだけではなかなか行動に移すことは誰にとっても難しいこと。しかし、ライフプラン表があれば行動にも移しやすくなります。
金持ち夫婦へのステップ4:改善点発見のため3ヶ月限定で家計簿アプリを使う
お金を貯めることが苦手な人は、自分がどのようなお金の使い方をしているのか知りません。自分自身のことなのに、本当の自分を知りたくなくて知らないふりをしているだけの人もいるかもしれません。
自分自身のお金の使い方を知るために有効なのが、家計簿アプリを使うことです。
きちんと家計簿をつけないといけない、継続しなくてはいけないと思うと、はじめからやる気が起きないかもしれないので、最初の目標は短期間で十分です。3ヶ月程度続けてみるとお金の使い方の傾向が見えてきます。無駄に使っているお金や、どんなことに多くお金を使っているのかがわかるでしょう。
多く使っていることがいけないのではなく、それが自分の価値観とあっているかどうかの確認をすることが重要なのです。その上で、無駄に使っている物を見つけ出し、どのくらい貯蓄できるのか確認しましょう。
金持ち夫婦へのステップ5:先取り貯蓄の仕組みを作る
ここまでくれば後一息です。ライフプランで夢や希望、やりたいことへのお金がいくら必要か確認して、家計簿アプリで無駄を見つけ出し、貯蓄できる金額が把握できたら、あとは貯蓄のための仕組みを作るだけです。
貯蓄のための基本中の基本は「先取り貯蓄」です。先取り貯蓄は、使ってしまう前に貯蓄分を先取りして貯めるしまう仕組みを使うことです。別に難しいことではありませんね。
例えば、給与天引きの財形貯蓄や、銀行の積立定期預金、iDeCoやつみたてNISAなどのように、銀行の口座から自動的にお金を引いて貯める仕組みがあります。目的の年数に合わせて先取り貯蓄の仕組みを選ぶといいでしょう。
貧乏夫婦と金持ち夫婦の違いはきちんとした仕組みを作っているかどうかの違いです。いくら収入が多くてもしっかりとした仕組みを作っていないと使途不明金が増え、実際はお金がたまりません。収入はそれほど多くなくてもしっかりとした仕組みを作っておくことで確実にお金をためていくこともできます。
ですから、貯蓄が苦手だと思う人は、ステップ1から少しづつ貯蓄体質に変えるチャレンジをしてみてください。
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黒須 かおり ファイナンシャルプランナー(CFP)
女性を中心に、一生涯を見守るFPとしてmoney&キャリアのコンサルティングを行う。幸せになるためのお金の知識など幅広い資金計画とライフプランのアドバイスを手がけている。金融機関にて資産形成のアドバイザーとしても活動中。FP Cafe登録パートナー
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