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17/01/04

家計・ライフ

1年間の家計の棚卸し後は、家計のムダをいかに省くかがポイント!

前回に引き続き、今回も家計における棚卸しのポイントをお伝えしていきます。家計を棚卸しすることで、家計の状況が把握でき、ムダを省くことができます。
前編では、バランスシートに着目することで、家計の資産状況が把握できるとお伝えしましたね。しかし、ただ把握しただけで満足してはいけません。
後編では、家計のムダを省く際のポイントをお伝えします。


「1年間の家計の棚卸し」の前編はこちら

固定費の見直しをしてみよう

家計のムダを省くときに着目したいのが「固定費」です。そもそも固定費というのは、携帯の料金や光熱費、保険料など、毎月一定の金額がかかる費用のこと。反対に、食費や交際費やレジャー費など、月によって金額が変わる費用のことを「変動費」と呼びます。
固定費を見直し、節約や削減することが、家計にとって大きなメリットをもたらします。

一見、食費や遊び、交際に使う変動費の方が節約しやすいし、効果的では?と思われるかもしれません。しかし、毎月1万円支払っていた保険料を5000円に削減できれば、次回以降は継続して5000円支払うという具合に、固定費の場合は一旦見直しをしてしまえば、その後決まった金額を支払うことになるので、毎月コツコツ変動費を節約するよりも楽に、そして確実に節約することができます。これが固定費を見直すことの大きなメリットです。

固定費の代表「住居費・通信費・保険料」を見直そう

固定費の中でも特に金額が大きいのが、住居費です。住居費の節約は、住宅ローンの借り換えが効果的。特に現在は低金利になっているので、借り換えのチャンスです。ただし、住宅ローンの借り換えには様々な費用がかかるので注意が必要です。費用分も加味すると、誰しも得するというわけではないので、慎重に検討しましょう。
詳しくは、「家計費削減に効果抜群!超低金利の今、住宅ローンの借り換えを検討しよう!」をご覧ください。


また、通信費の見直しとしては、格安スマホの利用を検討してみることが節約につながります。子どもにスマートフォンを持たせている方も多いと思いますが、子どもに持たせるものは最低限の機能がある格安スマホにするなど、工夫をすることで効果的な節約につながります。
保険料についても、本当に必要な商品なのか、特約などの保障が二重になっていないかなど、現状の保険について見直しをすることをオススメします。
固定費は毎月支払うべき費用なので、小さな節約でも、長い目で見れば非常に大きな節約となります。今回を機に、ぜひ固定費の見直しをしてみましょう。

来年は税制優遇を有効に活用して、もっとハッピーに!

来年1月から法改正により、iDeCoiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)の制度を誰でも利用することができるようになりました。
また、最近話題となっているふるさと納税では、今年度の寄付金の上限額としてカウントされていた金額が、来年1月を機に再びリセットとなります。
以上のような税制優遇制度は、利用しないともったいない、大変優れた制度です。なんとなく難しくて、今年はうまく税制優遇を活用できなかった…という人も、来年からは心機一転、上手に活用しちゃいましょう。
当メディアでも多くの税制優遇制度をご紹介しています。
「必ずトクする! 三大優遇税制のおいしいいただき方」をご覧んください。


以上、2回に分けて家計の棚卸しとムダを省くポイントについてお伝えしてきました。
新年は心新たに、実践してハッピーな年にしましょう!

コウジ Mocha編集部員

立教大学経済学部卒業後、大手生命保険会社に入社。読書、資格勉強、セミナーなどを通じて、金融リテラシー向上に取り組み中。
趣味は、バスケットボール、ピアノ、旅行。ファイナンシャルプランナー2級。簿記3級。

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