17/09/11
お金が貯まらない人の三大習慣
私たちのところには、多くのお客様がマネー相談にいらっしゃいます。
今回は、お金が貯まらない人の三大習慣をご紹介します。当てはまってしまった方はお金が貯まる人の習慣もご紹介していますので、参考にしてくださいね。
お金が貯まらない人は「支出を把握していない」
マネー相談の中で「無駄遣いしていないのにお金が貯まらない…」という相談は少なくありませんが、お金が貯まらない人に共通しているのが、「支出が把握できていない」という点です。多くの人は、「収入」に意識を向けがちですが、実はお金を貯められるか貯められないかの分かれ目は「支出」に意識が向いているかどうかです。
世の中には、収入が決して高くないのにお金を貯めている人もいますが、その人たちは、自分が何にいくらお金を使い、毎月どれくらいの予算で生活をすればよいのかを把握しています。反対に収入が多いのに貯められない人は、欲望のまま適当にお金を使っていて、支出の管理ができていません。お金を貯める上では、限られた収入の中で「どうお金を使うか」が大切なのです。
お金が貯まらない人は「余ったら貯蓄する」
お金が貯まらない人の多くは、お給料が入ってきたら、まず使ってしまい、余ったら貯蓄する、いわゆる「余ったら貯蓄」をしています。人間は心が弱いので、余ったら貯蓄しようと思っていると、「今月飲み会が多かったから今月は貯蓄しなくてもいいかな」となってしまいます。収入が多くても少なくても、余ったら貯蓄では、貯まらないものです。
反対にお金を貯めている多くの人が実践しているのが「先取り貯蓄」。先取り貯蓄とは、毎月お給料が入ってきたら、まず貯蓄して残ったお金で生活すること。加えて、財形貯蓄や銀行の積立定期預金を利用して、毎月自動的に貯蓄できる仕組みを作っています。
お金が貯まらない人は「一つの口座しか使っていない」
目的がないまま漠然と貯めているという人もお金が貯まりません。というのも、せっかくお金を貯めていても冠婚葬祭など、予定外の出費がでてきた時に貯蓄と生活費をうまく線引きできずに貯蓄を取り崩してしまい、貯蓄残高が一向に増えないという事態に陥ってしまいがちに。
一方、お金が貯まっている人は、何のためにお金を貯めるのかを明確にし、結婚資金、教育資金、老後資金という具合にそれぞれ目的別に口座を分け、目的を実現するのに向いている商品で貯蓄しています。
お金が貯まらない人が「貯まる人」に変わるための3か条
(1) 自分のお金を、何にどれくらい使っているか「支出」を把握する
(2) お給料が入ったらまず貯蓄し、残りのお金で生活する(先取り貯蓄)
(3) お金を貯める目的を明確にし、目的別に口座を分け、目的に合った商品で貯蓄する
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高山 一恵 ファイナンシャルプランナー
(株)Money&You取締役。一般社団法人不動産投資コンサルティング協会理事。慶應義塾大学卒業。2005年に女性向けFPオフィス、(株)エフピーウーマンを設立。10年間取締役を務めたのち、現職へ。女性向けWebメディア『FP Cafe』『Mocha(モカ)』や登録者1万9000人超のYouTubeチャンネル『Money&YouTV』を運営すると同時に、全国で講演活動、執筆活動、相談業務を行ない、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。明るく親しみやすい性格を活かした解説や講演には定評がある。『はじめての新NISA&iDeCo』(成美堂出版)、『マンガと図解 定年前後のお金の教科書』(宝島社)、『11歳から親子で考えるお金の教科書』(日経BP)など書籍100冊、累計170万部超。ファイナンシャルプランナー(CFP®)。1級FP技能士。X(旧Twitter)→@takayamakazue
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