20/09/04
25%還元のマイナポイントスタート! 今からでも間に合う各社独自上乗せキャンペーンまとめ
9月1日からマイナポイントの付与がスタートしました。5,000円分の還元、もう受け取った方もいるでしょう。でも、「まだ手続きしてない」「ちょっとめんどくさい」という方もきっといるはず。
今回はそんな、これから受け取る人のためにマイナポイントの選び方や注意点をご紹介します。5,000円分以上に得できるキャンペーンだって、まだ間に合います!
申し込まないともったいない! マイナポイント
マイナポイントは、マイナンバーカードと対象のキャッシュレス決済サービスを登録(紐付け)することで受け取れるポイント。登録したサービスでチャージまたは決済した金額の25%(上限5,000円分)のポイントが国からもらえます。
マイナポイントを受け取るための登録は7月から行われていました。そして9月から、いよいよポイントの付与がスタートしたというわけです。総務省の高市総務大臣の会見によると、8月30日時点でのマイナポイントの申込みは377万人だといいます。
…というと、すごく多そうですが、実は国は4,000万人の利用を見込んで予算を確保しています。ですから、まだ1割も利用されていないのが実情です。とはいえ、特別の負担なしで5,000円がもらえたらうれしいですよね。多少なりとも、家計の足しになるのは事実です。ですから、これからでも受け取るべきでしょう。
まだ間に合う! 各社独自上乗せ還元キャンペーンまとめ
マイナポイントの対象となるキャッシュレス決済サービスは100種類以上あります。これらのサービスのなかには、マイナポイントとは別に、独自の上乗せ還元キャンペーンを実施しているところがあります。これを利用すれば、マイナポイントの5,000円分にプラスして還元が受けられるため、よりお得になります。
9月時点でも上乗せが受けられる主な決済サービスには、以下のものがあります。
●上乗せのある決済サービス一覧
(2020年9月3日時点・筆者作成)
たとえばWAONなら、マイナポイントの受け取り先に指定してチャージすると、チャージした金額に応じてポイントが上乗せされます。最大で2万円チャージすると、5,000円分のマイナポイントに加えて、2,000円分のポイントが追加でもらえますので、合計2万円で2万7000円分使えることになります。
メルペイの場合、最大1,000ポイントの還元に加えて、抽選も行われます。1等1,000万円分が1人、以下約13万人の方に当たるようになっています。
また、LINE Payでは加盟店で利用できる10%割引のクーポンが2枚もらえます。最大限利用すれば5,000円分の割引となります。
利用にあたって、サービスごとに細かなルールが異なるケースがあるので注意しましょう。そもそもチャージでもらえるのか決済でもらえるのか、いつからの利用が対象になるのか、マイナポイントや上乗せの還元がいつ頃もらえるのか、あらかじめ確認しておきましょう。
また、中には登録の期限が定められているサービスもあります。できるだけ早めに登録するようにしましょう。
マイナポイントの受け取り方をおさらい
マイナポイントを手に入れるには、マイナンバーカードを手に入れ、所定の手続きをする必要があります。ここでは「そもそもマイナンバーカードを持っていない」という方向けに、マイナポイントをもらうまでの手順を3つに分けて紹介します。
●マイナポイントの受け取り方1:マイナンバーカードを申請する
マイナンバーカードは、郵送・パソコン・スマホ・まちなかの証明写真機で申請できます。申込書(申し込みフォーム)に必要事項を記載し、顔写真を添付して申し込みます。
申請内容に問題がなければ、自宅に交付通知書が届きます。
届いた交付通知書、マイナンバーの通知カード、本人確認書類を持って期限内に交付場所(住んでいる自治体の役所など)に行き、その場で暗証番号を設定し、直接受け取ります。暗証番号は、申請のときに使いますので、絶対に忘れないようにしてください。
●マイナポイントの受け取り方2:マイナポイントを予約する(マイキーIDを設定する)
マイナポイントの予約は、「マイキーID」を設定することで行われます。
マイキーIDは、マイナンバーカードの「口座番号」のようなものです。マイナンバーカードのICチップの中にある電子証明書を利用して、ウェブ上で作成します。マイナポイントを受け取るときはもちろん、マイナンバーカードを利用する各種サービス(マイキープラットフォーム)を利用するときにも必要になります。
マイキーIDの登録はお手持ちのスマホを使うのが便利です(未対応のスマホもあります)。「マイナポイント」アプリをインストールし、マイナンバーカードをスマートフォンで読み取り、マイナンバーカード発行時に決めた4桁の暗証番号を入力します。正しく入力すれば、マイナポイントの予約(=マイキーIDの発行)が完了します。
●マイナポイントの受け取り方3:キャッシュレス決済サービスを選んで受け取る
マイナポイントを利用したいキャッシュレス決済サービスを1つ指定し、マイナポイントの利用手続きを行います。キャッシュレス決済サービスによって詳細な手順は異なりますが、マイナンバーカードを読み込ませて、暗証番号を入力すれば完了。チャージ・決済をすることで、マイナポイントがもらえるようになります。
なお、もらえるポイントは「マイナポイント」ではなく、選んだキャッシュレス決済サービスのポイントになります。d払いなら「dポイント」、PayPayなら「PayPayポイント」といった具合です。
子どもの分のマイナポイントも忘れずに!
マイナポイントは、マイナンバーカードを作って所定の手続きをすれば誰でも受け取れます。子どもだってもちろん受け取れます。
15歳未満の未成年者のマイナポイントは、保護者などが代わりに受け取ることができます。ただし、同じキャッシュレス決済サービスに複数人のマイナポイントを合算して付与することはできません。たとえば、親が自分のマイナポイントをd払いで受け取った場合、子供のマイナポイントはd払い以外のサービスで受け取らなくてはならない、ということです。
たとえば、自分と2人の子どものマイナポイントをすべて受け取ろうとしたら、キャッシュレス決済サービスが3つ必要、というわけです。少し面倒ですが、きちんと用意して受け取りましょう。
まとめ
マイナポイント事業は2021年3月末までとなっています。マイナンバーカードの発行には1か月〜2か月程度かかりますが、今から申し込めばまだマイナポイントの受け取りには十分間に合うでしょう。5,000円分以上の還元を受けることもできてお得です。ぜひ申し込んでくださいね。
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畠山 憲一 Mocha編集長
1979年東京生まれ、埼玉育ち。大学卒業後、経済のことをまったく知らないままマネー本を扱う編集プロダクション・出版社に勤務。そこでゼロから学びつつ十余年にわたり書籍・ムック・雑誌記事などの作成に携わる。その経験を生かし、マネー初心者がわからないところ・つまずきやすいところをやさしく解説することを得意にしている。2018年より現職。ファイナンシャル・プランニング技能士2級。教員免許も保有。趣味はランニング。
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