19/10/25
遭遇率9割! お金がない夫婦の特徴
こんにちは、婚活FP山本です。夫婦でお金の話をしないという家庭は、意外と多いようです。そして、夫婦でお金の話をしないとお金は貯まらないと言われることもよくあるように思います。それはなぜでしょうか?
今回は、夫婦とお金の話の関係についてお伝えします。
お金の話をしていない夫婦の傾向
筆者の相談者で、お金の話をしていない夫婦には、以下のような傾向があります。
・夫婦別会計(共働き) 貯蓄平均300万円程度【遭遇率80%】
夫婦共働きの場合は、自然な感じで「(一定のルールを元にした)夫婦別会計」であることが多いです。そして夫婦別会計の場合、「互いにお金のことは関与しない」からこその会計方法であることが多いといえます。自然と、お金の話をしなくなるでしょうね。
・力関係に格差がある(不仲に近い) 貯蓄平均500万円程度【遭遇率20%】
力のある一方がワガママ、または自己中で、お金の話ができないことも多いです。お金の話をすると、不機嫌になるようなことも多いといえます。場合によっては、そういった関係性が不仲に発展していることも少なくありません。
・(夫婦一方、または両方の)年収が低め 貯蓄平均100万円程度【遭遇率90%】
もっと稼げと言っているように感じたり、暗くなったりしてしまうので、お金の話に触れないようになりがちです。また「夫+専業主婦(パート程度)」の場合は、妻に任せっきりとなり、やはりお金の話をしないことも多いといえます。
なぜお金の話をしない夫婦はお金が貯まらないのか
お金の話をしなければ、自然と「お金に関する足並み」が揃いません。一方がどんなに貯金に励んでいても、もう一方が使っていては意味がないでしょう。お互いに相手が貯めていると思っていた……などという笑えないケースも意外とよくあるのが現実です。
また話をしなければ、お互いのダメなところや無知なところに気づけず、延々と失敗を繰り返します。そればかりか、その失敗が増大していくこともありがちです。相手にナイショでカードローンなどの借金を重ねてしまった……というのも、案外よく聞く失敗といえます。
端的にいえば、お金を貯めるには夫婦双方がお金を貯める意思を持って励んでいくことが必要です。どちらか一方でも「足を引っ張る存在のまま」なら、お金は貯まりません。お金の話をしないなら夫婦どちらか、または両方がずっと「足を引っ張る存在」なので、お金が貯まらないわけです。
これからお金の話をしてお金を貯めていくために、どうすればいいのか
これまでお金の話をしてこなかった夫婦には、以下の対策がおすすめです。
1:年収や貯金額など互いの経済状態を公開し合う
2:夫婦で毎月、家計簿をつける
3:もっとお金を貯めるための改善策を毎月話し合う
まずは年収や貯金額などを公開し合いましょう。できれば、夫婦の未来や目標となる毎月の貯金額も話し合うと効果的です。どうしても公開しにくいなら、「FPに相談する」ことをキッカケにするのもアリでしょうね。
そのうえで、「夫婦で毎月家計簿を付ける」こともおすすめです。家計簿を付ければ、おのずとお金の話ができることになりますし、お互いに家計状態も分かりますから一石二鳥です。
さらに家計簿に絡めて、「もっとお金を貯めるための改善策を毎月話し合う」と良いでしょう。まずはムダを省くあたりから始め、最終的に「夫婦で投資をする」ようになれば、毎日のようにお金の話をするようになるはずです。
お金の話をすると、夫婦仲の改善にも繋がる?
いがみ合いが続いていたある夫婦は、お金の話を通して互いを理解でき、相談から半年後にはすっかり仲良しになっていました。夫婦で家計を共有する行為は、心を一つにする効果もあるといえます。
お金も貯めることができて一石二鳥ですね。ぜひあなたも、後に続いて頂けますと幸いです。
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山本昌義 山本FPオフィス代表
商品先物会社、税理士事務所、生命保険会社を経て2008年に独立。現在は日本初の「婚活FP」として、婚活パーティを開催しながら婚活中の方や結婚直後など、比較的若い方の経済面・心理面のご相談をメインに受けています。まずは一度、彼氏や旦那のグチでも言いに来て下さいね。山本FPオフィス
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