18/04/24
保険払いすぎを見直し!保険を見直すための7つの手順
保険の見直しをしようと思っても、いったいどうやって見直しをすればいいのか?
保険の知識がないとわかりませんね。
「そもそも、いま払っている保険料というのは適正なのか?」
はたまた、「今加入している保険って、本当に必要な保険なの?」
と、いうモヤモヤっとした気持ちってありませんか?
そんなモヤモヤを解消できる、簡単な保険の見直しができる方法があります。
「保険の無料相談」では、ベストな保険選びはできない
駅前とかショッピングセンターの中に保険の無料相談所があります。これは保険の乗合代理店です。
このような無料相談というのは、一見便利に思うのですが、「無料相談」ということを考えてください。保険相談はボランティアではありません。保険を販売してその手数料を収入源としているのです。つまり保険の相談員というのは保険の販売員なのです。ですから、どうしても保険を売ると言うことが目的になってしまうので、必ずしもベストな保険選びができるとは限りません。
また、ファイナンシャルプランナーに相談をする場合でも、無料相談という場合は先ほどと同じです。そう考えると保険を販売しない、ファイナンシャルプランナーの有料相談が、もっとも信頼がおけると言えますね。
ただし、有料相談でも、保険を販売している場合もあります。それですと両方の立場になります。
その場合はどうすればいいのでしょうか? 結論からいうと自分で見つけるのが一番なのです。
そうはいっても、保険の知識ゼロでは、見直しは難しいですよね。
そこで、保険の知識がなくても、簡単に見直せる方法をお教えしましょう。
拙著『保険払いすぎ見直しBOOK』の活用です。本書は読み進めながら、いくつかの質問にチェックをしたり、書き込んだりするだけで、自分(我が家)にとってベストな保険を見つけ出すことができるようになっています。今回は本書の中から、手順をご紹介します。
ベストな保険を選ぶための7つの手順
(1) まず自分にとって(家族にとって)経済的なリスクは何か?
(2) 家族にとって経済的なリスクに対して、公的な保障はどの程度あるのか?
(3) 我が家の経済的なリスクの大きなものを割り出したところで、それに対応する保険は何かをチェックして、必要な保険のジャンルを見つけ出します。
(4) チェックしたジャンルの保険はどんなところに注意をすればいいのか、必要な保障(特約)は何かを確認します。
(5) それから、やっと今加入している保険をチェックです。
(6) 今入っている保険と③でチェックした保険とを見比べて、マッチしているかを確認します。
(7) 最後に必要保障額を計算します。
この手順にそってチェックをしていけば、自分に必要な保険がわかる仕組みになっています。ですから難しい知識は必要がありません。また保険というのは、何年かに一度は見直した方がよいのですが、そんなときにも再度この本で見直しができます。
「ベストな保険を選ぶ」とはどういうことか
「ベストな保険選び」とは、自分に必要な保障が適正な保険料で販売されている「いい保険」を選ぶことです。しかしそれだけでなく、もしもの場合の家計のリスクに対応できる「保険の組み合わせ」を見つけることも重要なのです。
ひとつの保険だけでは、家計のリスクをすべてカバーできるとは言えません。それぞれのリスクに対応した「いい保険」を組み合わせることでリスクに強く安心のできる家計を作ることができます。
そこで、そんな家計のリスクを探しながら、それをカバーできる「保険の組み合わせ」もわかるような流れになっています。
ジャンル別に保険のチェックポイントと選ぶときの指標
ベストな保険の組み合わせが決まったら、最終的には申し込みの手続きに入ります。しかしそのときも注意しないといけないポイントがあります。
たとえば、死亡保険金は、2000万円でいいのか? 3000万円の方がいいのか?
または、入院日額は5000円でいいのか? 1万円がいいのか? 入院限度日数は何日がいいのか?
など、さまざまな項目を決めていく必要があります。では何を基準に考えればいいのでしょうか?
このようなチェックすべきポイントも、本書ではジャンル別に解説を入れてあるので考え方の指標となります。さらに、さまざまな特約についても付加するか、どうかなどを選ぶ必要がありますが、これもよくわかりませんね。ですから、それぞれの特約についても「必要」「必要ない」という指針を示してありますので、申し込むときにとても参考になると思います。
保険というのは、高額な買い物です。人任せに加入するのではなく、自分が納得のできる保険を選びたいものです。この方法を使えばと意外と簡単に見直しができてしまいますよ。
『かんたん!書き込み式保険払いすぎ見直しBOOK』
長尾義弘 著
書き込むだけで「自分にピッタリな保険」がわかる、中立で唯一の正しい選びかた本。この一冊があれば保険の悩みはスッキリ解消!
【関連記事もチェック】
・昔の常識は通用しない!?生命保険選び3つの新常識
・保険は5つの条件にあてはまったものを選べ!(ゲスト:長尾義弘)|マネラジ。#30
・保険の辛口評論家が伝授! 「目からウロコ」の保険の最適な選び方とは
・難しい話一切なし!日本一、わかりやすい保険の選び方を教えます。
・万が一の時、遺された家族は大丈夫!? 生命保険選びの3つのポイント
長尾 義弘 NEO企画代表
ファイナンシャル・プランナー、AFP、日本年金学会会員。徳島県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務。1997年にNEO企画を設立。出版プロデューサーとして数々のベストセラーを生み出す。新聞・雑誌・Webなどで「お金」をテーマに幅広く執筆。著書に『コワ~い保険の話』(宝島社)、『こんな保険には入るな!』(廣済堂出版)『お金に困らなくなる黄金の法則』『最新版 保険はこの5つから選びなさい』『老後資金は貯めるな!』(河出書房新社)、『保険ぎらいは本当は正しい』(SBクリエイティブ)。監修には年度版シリーズ『よい保険・悪い保険』など多数。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう