22/09/02
いつまでも出世できない人に共通する5つの特徴
収入は業界や業種によって、いわゆる相場がありますが、勤続年数や年齢のわりに収入が少ない、と感じたら、それは、出世できない兆候かもしれません。
出世するには、もちろん仕事ができなくてはならないでしょう。しかし、仕事以外でのイメージダウンによってチャンスを逃しているとしたら、とてももったいないことです。せっかく仕事をするなら、出世して収入アップできたらいいですよね。
今回は、いつまでも出世できない人に共通する特徴について考えてみましょう。
出世できない人の特徴1:アピールが苦手
同じような仕事ぶりでも、上司やクライアント、同僚、部下などに上手にアピールできる人は評判がよくなります。周囲からも「成果があがった」、「頑張っている」、「今後が楽しみ」、などプラスの評価を受けやすいのではないでしょうか。
ポジティブな言葉は、言われた人も、言った本人もその気にさせます。そうすると、今後のチャンスにつながることも多くなりそうです。
せっかくいい仕事をしていたとしても、それを評価する上司がその仕事の成果に気づかず、過小評価してしまうようでは、出世にはつながらないでしょう。
アピールが苦手な人は少なくありませんが、誰かを褒めたり感謝したりすると言いやすくなると思います。成果が出たからといって、自分がスゴイ、とはなかなか口にできませんが、「○○さんが頑張ってくれたから」とか、「応援してくれたから」といったことなら、言えるのではないでしょうか。また、仕事の進捗をこまめに連絡したり、仕事で工夫したことを報告したり、早いうちから相談したりといった、上司とのコミュニケーションをきちんととることでも、アピールにつながります。
出世できない人の特徴2:話が長すぎる
時は金なり、話はスピーディにこなしたいものです。話が長すぎて、何が言いたいのかよくわからないと、仕事の打ち合わせにも支障が出てしまいます。結果、きちんと伝わっていなくてミスが起きることも。これでは、出世はおぼつきません。
仕事で話をするときは、結論→理由、といった順番を意識して簡潔に話せるといいですね。
ミーティングや会議での発言は、話の内容だけではなく、わかりやすくハキハキと話すことも大切です。オンライン会議が増えた昨今、微妙なニュアンスが伝わりにくいことも増えています。
勘違いや誤解がないよう、はっきり話すことが相手や自分のためでもあります。
出世できない人の特徴3:情報にうとい
「そうは言っても口ベタで…」という人もいるでしょう。そんな人にこそオススメなのは、情報通になることです。仕事関連の情報をマメに収集しておくと、ふとしたタイミングで話題をリードすることができたり、上司の話についていける人が自分だけだったり、ということにもなります。逆に、仕事関連の情報にうといと上司に思われてしまえば、出世は難しいことになってしまいます。
情報収集の際には、一般紙だけではなく、業界新聞やオピニオンリーダーのブログをチェックするのもいいですね。
スマートニュースやグノシーのようなアプリでは、チェックしたいカテゴリを選ぶだけで、それに関する情報が表示されるので、情報を集めたいときに役立ちます。
GoogleのサービスのひとつGoogleアラートもオススメです。特定のキーワードを登録しておくと、インターネット上の関連した情報をメールで知らせてくれます。詳しく知りたい情報はリンクからアクセスできるので便利です。
気になるビジネス書はじっくり読みたいところですが、読みあげアプリを使えば通勤中でも情報収集ができます。また、サマリーの配信サービスを利用するのもいいでしょう。有料サービスの場合もありますが、それだけの価値があるのではないでしょうか。
出世できない人の特徴4:優先順位を決められない
仕事をするうえで、優先順位を決めなくてはならないことは避けられません。それは、出世して責任が増えれば増えるほど、多くなっていきます。そして、その決断の影響も大きくなります。
ですから、まだ出世階段を登り始めたくらいの時期なのに、迷ってばかりでは先が思いやられてしまいます。決断は失敗することもありますが、小さな失敗を重ねていくことで、決断スキルも上がります。失敗を恐れすぎずに決断を重ねてみましょう。
優先順位を決めることは、日常生活でも数多くあります。特に、お金と時間に関しては考えなくてすむ日はないかもしれません。どちらも限りのある資源ですから、有効に使えるよう、普段からトレーニングのつもりで考えてみるのもよさそうです。
お金の優先順位は、大まかには最小限の生活費→貯蓄→好きなことですが、それぞれの中身は常に見直すことが大切です。
最小限の生活費は貯蓄に優先しますが、その中に「好きなこと支出」が紛れ込んでいないかチェックしましょう。たとえば朝のコーヒーは生活必需品、と考えるのは自由ですが、貯蓄に優先するほどの支出なのかどうか、しっかりと判断する必要があります。
出世できない人の特徴5:いつも不機嫌そう
出世する人は、ほとんどの場合コミュニケーションが上手です。コミュニケーションの第一歩は挨拶や日常会話から。それには、話しかけやすい雰囲気のあることがポイントです。
眉をひそめて書類をにらんでいる人には、気軽に話しかけられないものです。真剣に仕事をしていればこその表情かもしれませんが、職場では見られていることを意識したいものです。
オンラインミーティングでは、大きくうなずいたり、口角をあげた笑顔など、オーバーアクション気味にしたりしてちょうどいいことも多々あります。
雰囲気がよくなってディスカッションが活発になれば、いいアイデアも生まれやすくなり、仕事にもプラスになるでしょう。
頬や口角を上げるアプリを使うと会話が弾むと言われていますが、そんなサービスにコストを払わなくても、普段から表情に気をつければいいことです。
発言時以外はミュートであれば、なおのこと、表情に思いをこめたいですね。
まとめ
毎日の働き方は習慣になりやすく、見直すのは面倒かもしれません。
しかし、ときには振り返ることで新しい習慣が身につき、チャンスに恵まれ、多くの人から必要とされる存在になり、出世して、収入がアップして…と、いい流れに乗れるのではないでしょうか。
より自分らしい働き方を、見つけてほしいと思います。
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タケイ 啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)
36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー
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