鬼速で100万円貯めたいなら「自動・強制・先取り」の仕組みが最強

お金を貯めたいのに貯められない・・・
そんな人は、「お金を貯める」という強い意志を持てばできるのにと勘違いしていませんか？
これは、「お金を貯める」だけに限らず、人間は意志が弱い生き物ですので、意志だけでできることは限られています。

「お金を貯める」という行為は、将来ライフイベントがあったとき、何かやりたいことがあったときなど、将来使うためのお金を用意するための行動です。使えるお金がないと、選択肢が狭まってしまいますので、必要な行動といえます。

そこで、意志に関係なく、お金を確実に貯めていく方法の実践が大切です。
今回は、お金の知識がなくても、誰でもできる方法を紹介します。

もっとも確実に貯まる「先取り貯蓄」

貯蓄ができない人は、お金が余ったら貯める「後から貯蓄」をしています。しかしこの方法では、出費がかさんだ月にはお金が貯められません。
一方、お金持ちは、収入があったら先に貯蓄して残りで生活する「先取り貯蓄」をしています。先取り貯蓄の目標額は手取りの20％。それが難しくても、少しでも先取り貯蓄をすることで、お金は確実に貯まっていきます。

著書「そのままやるだけ！お金超入門」より

先取り貯蓄を実践するために、自動的にお金が貯まる仕組みを作りましょう。生活費用口座と貯蓄用口座を用意し、自動入金サービスを利用してお金を移すように設定すれば、自然とお金が貯まります。

著書「そのままやるだけ！お金超入門」より

「自動」「強制」「先取り」の仕組みがある制度・商品はコレ！

貯蓄は、自動・強制・先取りの仕組みを活用するのがおすすめです。手間はもちろん「積み立てできなかった」という事態も防ぐことができます。

こうした仕組みの中には、より有利にお金が貯められるものがあります。会社の財形貯蓄制度や社内預金がある場合は、よりお得に増やしながら貯蓄できるでしょう。

著書「そのままやるだけ！お金超入門」より

また、定期預金や投資信託にお金を積み立てることで、少しずつでも堅実にお金を増やしていくことができます。税制優遇の恩恵を受けながら堅実に資産を増すことのできるiDeCoやつみたてNISAと組み合わせると、より効率良くお金を増やすことができます。

著書「そのままやるだけ！お金超入門」より

安全性を高めつつ、投資をしたいなら「純金積立」という選択肢もあります。貴金属商やネット証券で売買可能で、ネット証券の方が少額で手数料が安くておすすめです。

著書「そのままやるだけ！お金超入門」より

「72の法則」で資産が倍になる年数がわかります。普通預金では無理でも、より高利回りで運用できれば、資産を倍にすることも十分狙えます。

『そのままやるだけ! お金超入門貯金ゼロから100万円を最速でつくる超実践ガイド』頼藤太希　著

『そのままやるだけ! お金超入門貯金ゼロから100万円を最速でつくる超実践ガイド』（ダイヤモンド社）

本書はマネー知識がゼロに近い人にぴったりのお金の超入門書。
従来のマネー本に「それでも難しい」と感じてなかなかはじめられずにいた読者に、現実的なノウハウを今までにないレベルでやさしく紹介します。
最初の目標はズバリ「最速で100万円を貯める」。そのために必要な基本知識、給与明細書の見方などからスタートし、その人にあった貯め方を徹底指南。

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頼藤太希マネーコンサルタント

(株)Money＆You代表取締役。中央大学商学部客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に現会社を創業し現職へ。ニュースメディア「Mocha（モカ）」、YouTube「Money&YouTV」、Podcast「マネラジ。」、Voicy「1日5分でお金持ちラジオ」、書籍、講演などを通じて鮮度の高いお金の情報を日々発信している。『はじめての新NISA＆iDeCo』(成美堂出版)、『定年後ずっと困らないお金の話』(大和書房)、『マンガと図解はじめての資産運用』(宝島社)、など書籍100冊、累計170万部超。日本証券アナリスト協会検定会員。宅地建物取引士。ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本アクチュアリー会研究会員。X（旧Twitter）→@yorifujitaiki