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22/09/15

資産運用・経済

投資初心者が絶対買ってはいけない投資信託9選

資産形成の初心者が絶対買ってはいけない投資信託9選

銀行預金ではお金が増やせない、老後資金が心配、コロナ禍や物価高で将来が不安…。理由はさまざまですが、近年投資をスタートした人も多いのではないでしょうか。投資信託は、その最初の投資先としておすすめですが、「すべての投資信託がおすすめ」ではありません。むしろ、おすすめできない投資信託がたくさんあります。

今回は、これから資産形成をはじめる初心者が「絶対買ってはいけない」投資信託を9つ紹介します。

投資初心者におすすめしない投資信託1:損失限定型(リスク限定型)

損失限定型は、基準価額があらかじめ設定した下限まで下落したら繰上償還する(本来の運用期間より早く運用を終了する)投資信託です。たとえば、基準価額の下限が9,000円の場合、基準価額が9,000円を下回ったときに自動的に繰上償還されます。たとえ実際の基準価額が9,000円を下回ったとしても、9,000円で換金できるため「損失限定型」と呼ばれています。お金は増やしたいけど損失は抑えたいというニーズを受けて人気があるようです。

しかし、繰上償還されると、その時点で損失が自動的に確定してしまいます。市場はときに暴落を見せるものですが、いつまでも値下がり続けることはなく、やがて暴落前の水準を回復するものです。しかし、損失限定型の投資信託の場合、暴落した時点で基準価額が下限まで下落したら繰上償還されてしまうので、暴落後の値上がりの恩恵を受けられなくなってしまいます。

それに、損失限定型の投資信託は、信託報酬(投資信託の保有中にかかる手数料)が年1%前後と高めに設定されているケースが多くあります。損失を抑えてお金を増やしたいのであれば、自分の資産に占める投資資産の割合を減らし(預貯金など無リスク資産の比率を増やし)、信託報酬の安い投資信託を利用したほうがよほど合理的です。

投資初心者におすすめしない投資信託2:テーマ型

テーマ型は、世の中の流行や興味関心に合わせて、特定の企業や業界に投資する投資信託です。テーマ型の投資信託の「テーマ」は時代に合わせて変わります。IT、インターネット、バイオ、シェールガス、SNS、AI、ESG(環境・社会・ガバナンスを重視した企業)、さらには暗号資産やメタバースに至るまで、多種多様です。

しかし、テーマ型の投資信託は、テーマの旬を過ぎてしまうと、注目されなくなってしまいます。徐々に資金が流出し、純資産総額も小さくなり、やがて繰上償還されることがあるのです。こうなると当然、値上がりは期待できません。

テーマ型の投資信託はほとんどがアクティブ型で、手数料が高いのもネックです。どうしてもテーマ型の投資信託を買いたいのであれば、短期投資と割り切って行うのがいいでしょう。テーマ型の投資信託は、長期で保有し続けるものではありません。

投資初心者におすすめしない投資信託3:ブル・ベアファンド

ブル・ベアファンドとは、先物やオプションといった取引を利用して、基準となる指標の値動きよりも大きな収益を目指す投資信託です。指標が上昇しているときに利益が出るのがブル型、下落しているときに利益がでるのがベア型です。

ブル・ベアファンドの主流は、指標の2倍・3倍の値動きを目指して運用される、レバレッジ効果のある投資信託です。ブル・ベアファンドを買ったあと、思惑通りに指標が動けば、本来の2倍・3倍の大きな利益が得られます。しかし、指標が思惑に反した動きをすると、本来の2倍・3倍の損失を被ることになるのです。

近年好調な米国市場で大きな利益が得られると人気になった「レバナス」もハイリスク・ハイリターンな商品です。レバナスは、株価指数先物取引を行い、基準価額の値動きが米国のハイテク株中心の株式指数「NASDAQ100」のおよそ2倍になるように運用される商品。「iFreeレバレッジ NASDAQ100」や「楽天レバレッジNASDAQ-100」などが該当します。

レバナスは、2021年ごろまでは米国市場に合わせて右肩上がりで値上がりしていましたが、2022年になって米国市場が大きく値下がりすると、レバナスも一気に下落。大きな損失を抱えて退場した投資家も相次いだようです。相場の急変時には、レバナスのレバレッジが2倍以上に拡大することもあります。ブル・ベアファンドは、ハイリスク・ハイリターンということを忘れてはいけません。

また、ブル・ベアファンドの信託報酬もおおむね年0.8%〜1.5%の商品が多く、割高な点にも注意が必要です。

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投資初心者におすすめしない投資信託4:複雑な仕組みの投資信託(カバードコール・通貨選択型など)

投資信託の中には、複雑な仕組みを持つものもあります。たとえば「カバードコール型投資信託」。カバードコールとは、株などの資産を保有しながら、その資産のコールオプション(その資産を将来決められた価格で買う権利)を売却する投資の方法。コールオプションを売ることでもらえるお金(オプションプレミアム)があるため、株価が上昇すれば利益が上乗せになり、下落すれば損失が軽減されます。ここまでは一見よさそうなのですが、カバードコールでは権利行使価格を超える株価の値上がり益は受け取れません。つまりリスクのうち、値上がり部分の恩恵だけが限定されてしまっているのです。

また、「通貨選択型ファンド」は、値上がり益や配当・利子に加えて、選択した通貨の為替差益や為替取引によるプレミアム(通貨の金利差)も得ることを目指す投資信託です。多くの場合、トルコリラ、ブラジルレアル、南アフリカランドなど、リスクの高い通貨を用いて利益の上乗せを目指します。
「利益の上乗せを目指す」などというとさも儲かりそうですが、仕組みが複雑で、投資初心者には理解しづらいものがあります。収益の源泉が複数あるということは、リスクもその分高くなることを意味します。どうなれば儲かるのか、よくわからない商品に投資するのは避けるべきでしょう。

カバードコール型投資信託・通貨選択型ファンドとも信託報酬は年1.5%前後と高い点もネックです。

投資初心者におすすめしない投資信託5:新設のアクティブファンド

アクティブファンドは、指標を上回ることや、「年10%のリターン」など絶対収益を得ることを目指す投資信託です。プロのファンドマネージャーが投資先を分析し、機動的に売買をして目標達成を目指します。

というと、アクティブファンドは儲かりそうですが、実はプロのファンドマネージャーの力をもってしても、指標を上回ることは困難です。実際、指標に連動する成果を目指すインデックスファンドより利益が出せていない(勝てていない)アクティブファンドが多数を占めます。

もっとも、アクティブファンドのなかには、大きな利益を得られている商品もあります。すべてのアクティブファンドがダメというわけではありません。最低でも3年以上、できればそれよりも長い期間での運用実績を確認し、中長期で大きなリターンを得られているアクティブファンドならば、投資の候補になるでしょう。

しかし、新設のアクティブファンドの場合、これまでの運用期間が短いため、本当に利益を出せるのかが未知数です。もちろん、過去の実績がいいアクティブファンドが今後も利益を出し続けられるとは限りませんが、新設されたばかりのアクティブファンドでは実力が推し量れません。それに、投資家からお金が集まらなければ、運用実績も振るわないものになるでしょう。新設のアクティブファンドは、避けた方が無難です。
リスクを承知で投資をするならば、運用会社の他の商品の運用実績や投資哲学・投資方針を必ず確認してから投資実行するようにしましょう。

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投資初心者におすすめしない投資信託6:毎月分配型

分配金を毎月支払ってくれるタイプの投資信託を毎月分配型といいます。文字通り、毎月お小遣いのようにお金が受け取れますし、分配金がたくさんもらえてお得だと思われるかもしれません。

しかし、毎月分配型の投資信託は、運用で利益が出なかったときも元本を取り崩して分配金を支払います。分配金を支払った分だけ投資信託の元本が減ってしまうのです。投資信託の元本が減ると、値上がりしたときの恩恵も少なくなります。それに、信託報酬も年1%以上のものが多く、中には年2%以上のものも。

資産取り崩し世代が利用するならともかく、資産形成世代が利用するメリットは少ないです。複利効果を生かしてお金を長期的に増やすことを考えるならば、分配金を再投資するほうが合理的です。

投資初心者におすすめしない投資信託7:ターゲットイヤー型

ターゲットイヤー型は、時間の経過に合わせてリスク資産の比率を自動的に少なくしていく投資信託です。一般的に、投資のリスク許容度(どこまで損失に耐えられるか)は、年齢が若いほど高いといわれます。そこで、ターゲットイヤー型では、若いうちは株式中心の投資でハイリターンを狙い、歳を重ねるごとに徐々に債券中心の投資にシフトしていくという具合に、資産配分を変更していきます。

ターゲットイヤー型は一見便利そうですが、そもそも投資のリスク許容度は、年齢だけで決まるものではありません。年齢の他にも、収入・資産・投資経験・家族の有無などによっても変わりますし、投資に対する考え方(リスク選好度)によっても変わってきます。
それに、「人生100年時代」で長生きする人が増えています。50代・60代はまだまだ資産を増やす時期です。その時期に、年齢だけを理由にしてリスクを減らしてしまうと、増やせる資産も増やせなくなってしまいます。

さらに、ターゲットイヤー型では、若いときなど、株式などリスクの高い資産に投資して被った大きな損失を、年齢が上がってから挽回するのはとても困難です。投資先の商品が自動的に債券などのリスクの低い資産に切り替わっているからです。信託報酬も年0.5%〜1.5%と、インデックス型の投資信託より高いケースが多いので、おすすめしません。

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投資初心者におすすめしない投資信託8:ファンドラップ

ファンドラップとは、投資家と金融機関との間で「投資一任契約」を結び、金融機関のプロに売買も運用もお任せするサービスです。ファンドラップというと、かつては数千万円、あるいは数億円単位で運用する富裕層向けのサービスでしたが、最近は、一般の人でも最低投資金額300万円程度から利用できるファンドラップもあります。

しかし、ファンドラップでは手数料が二重にかかります。ファンドラップで購入する投資信託は、販売手数料(買うときにかかる手数料)こそ無料ですが、信託報酬(年1%前後)はかかります。それに加えて、ファンドラップを利用する際の「口座管理手数料」や「投資一任手数料」といった手数料(おおむね年1〜2%)もかかるのです。

そのうえ、ファンドラップではプロが運用してくれるからといって、必ず儲かるというものでもありません。プロも一般の投資家と同じ投資信託を利用して投資を行います。つまり、手数料の安い投資信託を自分で選んで運用したほうがいいというわけです。

投資初心者におすすめしない投資信託9:金融機関のおすすめ、店内ランキング上位商品

初心者だからこそ、金融機関におすすめの投資信託を相談した上で買いたい、と考える方もいるでしょう。金融機関の担当者は、親身に相談に乗ってくれるでしょう。しかし、担当者も「営業マン」であることは忘れてはいけません。知識が少ないことをいいことに、ここまで紹介したような手数料が高い投資信託を優先的に「おすすめ」してくることが多いのです。

また、金融機関の店内などによくある「人気投資信託ランキング」にも要注意。ランキング上位の商品はさぞかしいい商品なのだろうと感じてしまいそうですが、実は手数料が高く、金融機関の利益が大きい「金融機関の売りたい商品ランキング」になっていることもあるのです。

こうした商品を買っているようでは、お金はなかなか増やせません。「金融機関のおすすめだから」「店内ランキング上位だから」買うのではなく、自分で投資信託を選べるようになりましょう。

買ってもいい投資信託はどんなもの?

絶対買ってはいけない投資信託の種類を紹介してきました。「あの投資信託もだめ、この投資信託もだめなら、どの投資信託を買えばいいのか」と思われるかもしれません。

買ってはいけない投資信託に共通するのは、手数料が高いことと、複雑な仕組みを持っていることです。言い換えれば、買ってもいい投資信託とは、手数料が安く、シンプルな仕組みの投資信託です。

おすすめは、安い手数料で、簡単に世界中の株式に分散投資ができる全世界株型の投資信託。世界経済は、毎年おおむね3〜4%ずつ成長を続けています。世界中のさまざまな国に投資する投資信託を長期・積立・分散投資で購入していれば、その成長の力を借りて堅実に資産を増やせるでしょう。

たとえば、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、多くの金融機関で取り扱いがあるので買いやすいでしょう。「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」で3連覇を達成している、個人投資家に人気のある投資信託です。

●eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

純資産総額:6528.86億円
基準価額:17,046円
信託報酬(税込):年0.1144%
3年トータルリターン(年率):15.92%
(以上データは2022年8月30日時点)
世界の先進国・新興国の株式で構成された指標(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス)と連動する値動きを目指す投資信託。世界中の株式に年0.1144%というとても安い信託報酬で分散投資できます。

私たちが購入できる投資信託は約6000本あるといわれています。しかし、結局のところ、手数料が安くてシンプルな投資信託を選ぶのが最善です。すごそうだ、儲かりそうだという理由で「絶対に買ってはいけない投資信託」を買うのはNG。堅実にお金を増やしていきましょう。

頼藤 太希 (株)Money&You代表取締役/経済ジャーナリスト

中央大学客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、アメリカンファミリー生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に6年間従事。2015年に(株)Money&Youを創業し、現職へ。女性向けWebメディア『FP Cafe』や『Mocha(モカ)』を運営。資産運用・税金・Fintech・キャッシュレスなどに関する執筆・監修、書籍、講演などを通して日本人のマネーリテラシー向上に注力している。『はじめてのお金の基本』(成美堂)、『はじめての資産運用』(宝島社)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂)など著書多数。日本証券アナリスト協会検定会員、ファイナンシャルプランナー(AFP)、日本アクチュアリー会研究会員。twitter→@yorifujitaiki

畠山 憲一 Mocha編集長

1979年東京生まれ、埼玉育ち。大学卒業後、経済のことをまったく知らないままマネー本を扱う編集プロダクション・出版社に勤務。そこでゼロから学びつつ十余年にわたり書籍・ムック・雑誌記事などの作成に携わる。その経験を生かし、マネー初心者がわからないところ・つまずきやすいところをやさしく解説することを得意にしている。2018年より現職。ファイナンシャル・プランニング技能士2級。教員免許も保有。趣味はランニング。

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